メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(26)-(30)
皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です。
毎朝Twitterでメタル君(メタルスライム)が呟いている「精神医学豆知識」のまとめです😆
今回は第26回から30回までのネタをまとめております!
note民の皆様も、ご興味があれば是非私のTwitterを覗いてみてください☺️
またTwitter民の皆様も、Twitterでは説明しきれなかった(メタルのおまけ)を加えておりますので、ご興味があれば是非お読みください!
【今日の精神医学豆知識集!(その6)】
(メタルのおまけ) ハイブリストフィリアは精神医学的には病気とは言えないよ。精神障害の前提である「本人または社会が困る」という状態に該当しないためさ…。でも、周囲からは白い目で見られるかも知れないから、犯罪者の追っかけは相応の覚悟が必要かも…? 詳しくは、鹿冶さんの記事「犯罪と精神医学(1):犯罪者の"追っかけ"をする人の心理 ハイブリストフィリア」を参考にしてね!
(メタルのおまけ) でも、実際の精神鑑定では、鑑定医が再犯の可能性について言及することはあるよ。これは裁判官からの要請というよりは、鑑定医の”スタンス"次第かな。「この人物は世の中に出したら明らかにヤバい」ってケースは確実にあるからね…。
↓これは、池田小学校事件の犯人「宅間守」の精神鑑定に関する本です。衝撃的な内容ではありますが、精神科医や心理職の方は一度読んでいた方が良いかも。
(メタルのおまけ) スチューデントアパシーは大学生によく見られる状態だよ。精神科医の笠原嘉先生が提唱した概念で、別名「成人アレルギー」とも言われているそうだよ。「一人前になることをやめる(降りる)」というモラトリアム的思考が根本にあると笠原先生は指摘しているよ。目標もなく「とりあえず大学に行った」という学生に多く、性格は真面目、完璧主義、強迫的という傾向があるみたい。
↓椎名林檎様、大好きです!
(メタルのおまけ) メンタルの持病がある方は、症状悪化時に備えて英文の診断書を携帯しておくと良いかも。また国によっては、予め精神障害の有無を申告しないといけないから、旅行先を決める際には必ず確認しよう!
↓旅行の本を検索していたら、こんな本を発見…。これがあれば安心して異世界に旅行できます!
(メタルのおまけ) 運命神経症をフロイトは運命強迫(Schicksalszwang)と呼んだよ。類語に運命精神病(Schicksalspyshose)という言葉があるけど、災害や事故などその人の生涯にダメージを生じる出来事の後に生じる、驚愕神経症や外傷神経症のことを指すよ(PTSDが近い概念かも)。
↓「運命」と聞くと、タロットカードの「運命の輪」を思い出しますね(私だけ?)
【メタル君の考察】
今回は犯罪に関係するネタを2つ紹介したよ!
ニュースやドラマで時々聞く「精神鑑定」では精神科医が活躍するよね。
精神鑑定を含む裁判と司法の問題は「司法精神医学」と呼ばれる分野に該当するよ。
ちなみに精神鑑定医になるには「精神科医(精神保健指定医)」であれば、特別な資格は不要だよ(学会認定医制度はあるけど、必須ではないよ)。
でも臨床経験が豊かであることは間違いないね。
それから、スチューデントアパシーについては、初めて聞く人も多いかな?
でも、青年期、特に大学生ではよくある問題なんだよ!
学業以外の活動はできるから「病気」ではないけど、留年や退学につながるんだ…。
スチューデントアパシーの学生の多くは、子どもの頃からじっくり自分について考える機会がなかったから、「大人になる」「自立する」という現実に足がすくんでいるんじゃないのかな?
だから周囲は「少し遠回りしても良いよ」という姿勢で接してあげて欲しいな!
【Twitter】
Twitterもやっています!宜しけば、絡んでくださいな☺️
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