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【睡眠障害】不眠がおこす身体の悲鳴。
双極性障害と睡眠障害を抱えている院生のかぐらです。
自分が「ねむい」と思ったときに寝て、「この時間に起きなきゃ」と思う時間に起きる。それができなくなって、数か月。睡眠障害の予想以上のつらさを共有したいと思い、今回はこのテーマにします。
朝に目覚ましが鳴る。それを切って、頭がぽーっとしながらもむくっと起き上がる。顔と歯を洗って、目をさます。そうして一日をスタートさせる。一日のやることを終わらせ、家に帰る。疲れたな~と寝る準備をして、横になる。目をつぶりウトウトして、寝る。
寝る・起きるなんて私の意志次第でどうにでもなると思っていました。眠くなれば寝ることができて、十分に寝れるか目覚ましか鳴れば起きられることが当たり前だと思ってました。
この「自然な」寝起きができなくなったのは急性副鼻腔炎を患った去年の7月頃から。体調不良で身も心もヘトヘトになっているのに、鼻が炎症をおこしているため呼吸ができず落ち着いて睡眠をとることは不可能でした。夜に横になっても息が苦しくてゴロゴロと体勢を変えたり起き上がってみたり。。。こんなことしてたら余計寝付けないんですけどね。
そのときはまだ自分が睡眠障害になっているとは思いませんでした。副鼻腔炎が治れば、元の自由な気持ちの良い睡眠がとれると信じてました。しかし、耳鼻科で先生から診察してもらって「もう炎症もなくなってキレイな鼻になりましたよ。」と言ってもらえても、私は不眠の症状が残っていたのです。
たしかに、呼吸のしずらさは9月頃にはなくなっていました。ただ、眠ることができませんでした。深夜になって、「もう疲れて眠りたい」「明日のためにそろそろ寝よう」と思っても朝まで寝付くことができないのです。
11月頃に自分が双極性障害と診断されるまではなぜ自分が眠れないのかも不思議で仕方ありませんでした。アルバイトや遊びの予定が入っていても寝れない、起きても頭や体が言うことをきかない状況でした。
なんで自分が睡眠さえ自分の思い通りにできないのか情けないという気持ちでいっぱいでした。身体は疲れていて寝ること以外にすることないってくらいに寝たいのに、脳も目も覚醒してしまうのです。思考が止まらなくて、落ち着くまでに数時間かかりやっと寝れるのです。眠剤を飲んでいても、この状態が続いています。
もちろん、寝不足の状態が続けば体の調子も悪くなっていきます。常に頭が痛い・ボーっとして身体に力が入らない・気持ち悪くて吐き気がとまらない、これらの症状が慢性的になっていきます。
不眠の症状に躁鬱の症状が重なるとより体調は悪化します。とくに鬱の状態になっているとより身体の痛みや気持ち悪さは拍車をかけていきます。身体の調子は悪いのに、寝れない。寝れないために、より症状が重くなる。不眠はこの負のループに巻きこんでいくのです。
今は、眠剤がなければ眠ることができません。眠剤があっても、朝方まで寝れなくなる日もあります。それは躁状態で頭が興奮していて寝れないことや、鬱状態で胸がつっかえるような気持ち悪さで寝付けないことが理由だったりします。双極性障害のどちらの症状でも不眠を促してしまうのです。
双極性障害と睡眠障害は併発することが多いと聞きます。それはそれぞれの症状が合わさり、容易に負のループを形成してしまうからでしょう。実際にどちらの障害も抱えてみてさらに納得がいきました。
逆に、安定して睡眠をとることができれば双極性障害の症状もかるくなるのかもしれません。通院しているところの先生にも、「まずは安定して寝られるようにしましょう。」と言われています。
最近は、いかに安定して寝るか、を意識して生活しています。睡眠チェック表も毎日つけています。まだまだ不安定ですが、表をつけるだけでもリズムが見えてくるようになりました。いつかまた睡眠を自分のコントロールする範囲におきたいです。
睡眠障害は確実に体も心も蝕みます。自分が望む生活リズムを保てなくなります。不眠状態を放置すれば、精神疾患も併発する恐れもあります。これを読んだ人で、ちょっとでも睡眠について悩みがあるならばすぐに病院に行って相談してほしいです。
誰でもできる睡眠、だからこそ人が基本的な生活を健康におくるために必要なのです。甘くみてはいけない。睡眠は自身の健康を保持しています。
次回以降には、睡眠表からみた睡眠障害の私のリズムや症状を詳細に紹介していこうと思います。
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