かわそう@読書

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三体II(上)を読んだ

前回noteを書いてから早1ヶ月が経ってしまいました。仕事忙しすぎです。 さて、今回は三体Ⅱの上巻を読みました。前半は三体世界を迎え撃つために何をするのか、主人公の…

「ひと」「まち」読了

今回は、小野寺史宜さんの「ひと」「まち」を読んだ読書録です。 この小説は、家族をなくしてしまった青年が人のやさしさ、あたたかさに触れることで一歩ずつ歩き始めると…

「三体」(文庫版)読了

お久しぶりです。実は1~2週間前には読了していたのですが、仕事が忙しく書き留める気力がなかったので今に至ります。いつも通り、感想とは言えない自分用の内容まとめです…

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「変な家2」読了

画像 今回は、あの映画化もした大ヒット作品「変な家」シリーズである「変な家2」を読んでみた感想です。前作である変な家と同じく、「間取り」というミステリー・ホラー…

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「成瀬は信じた道をいく」読了

画像参考 今回読んだ小説は、本屋大賞2024でおなじみ「成瀬は天下を取りに行く」の続編である、「成瀬は信じた道をいく」です。 前作同様、誰かから見た「成瀬」が色濃く…

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「最後の秘境 東京藝大」前半読了

ブルーピリオドのアニメを見ました。そして、単行本も最新の15巻まで読みました。もともと美術館に行って絵画を見ることは好きでしたが、それはあくまでも「見る」側の視点…

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「成瀬は天下を取りに行く」読了

画像 : https://www.shinchosha.co.jp/special/naruten/ 今回は、本屋大賞2024にも選ばれた「成瀬は天下を取りに行く」を読んだ感想です。 最初、この小説のタイトルを見…

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三体II(上)を読んだ

前回noteを書いてから早1ヶ月が経ってしまいました。仕事忙しすぎです。

さて、今回は三体Ⅱの上巻を読みました。前半は三体世界を迎え撃つために何をするのか、主人公の羅輯(Luo Ji)はどんな人物なのかを説明する部分が多かったです。葉文潔から宇宙社会学の公理を受け取り、1度志したもののすぐに諦めてしまいました。

まず、この小説を最初に読んで思ったことは、「いや、汪淼出てこないんかい」という感想

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「ひと」「まち」読了

今回は、小野寺史宜さんの「ひと」「まち」を読んだ読書録です。

この小説は、家族をなくしてしまった青年が人のやさしさ、あたたかさに触れることで一歩ずつ歩き始めるという物語です。
どちらの小説も東京が舞台となっており、アルバイトをしながら自分のルーツや行く先を探し、恋愛ができるまでの道のりが描かれています。

「いえ」では、両親をなくし大学も中退してしまった主人公聖輔が、商店街のお惣菜屋さん「おかず

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「三体」(文庫版)読了

お久しぶりです。実は1~2週間前には読了していたのですが、仕事が忙しく書き留める気力がなかったので今に至ります。いつも通り、感想とは言えない自分用の内容まとめです。

さて、今回読んだのは世界的名作SFの「三体」の1作目です。私は基本文庫派なので、日本に上陸した2019年から文庫化されることを心待ちにしておりました。読みたいなら大きいハードカバーでも買えよと言われてしまいそうですが、そこは許してほ

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「変な家2」読了

「変な家2」読了

画像

今回は、あの映画化もした大ヒット作品「変な家」シリーズである「変な家2」を読んでみた感想です。前作である変な家と同じく、「間取り」というミステリー・ホラーにつながらなそうなことに隠された、家族の秘密や真実が暴かれていきます。

今回の"2"では、まず11の間取り(建物)それぞれがどのような成り立ちから存在しているのか、生まれてきたのかが関係者などによって探られていきます。ここでは、まだ推理

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「成瀬は信じた道をいく」読了

「成瀬は信じた道をいく」読了

画像参考

今回読んだ小説は、本屋大賞2024でおなじみ「成瀬は天下を取りに行く」の続編である、「成瀬は信じた道をいく」です。

前作同様、誰かから見た「成瀬」が色濃く記されています。ただし、今作は成瀬が誰かを救っているのです。そして、その誰かに成瀬は認められ、尊敬されます。

今までは、理解者がほぼ島崎ひとりだったのに対して、成瀬が信じた道を進んでいくこと、そして大人になり様々な人とかかわること

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「最後の秘境 東京藝大」前半読了

「最後の秘境 東京藝大」前半読了

ブルーピリオドのアニメを見ました。そして、単行本も最新の15巻まで読みました。もともと美術館に行って絵画を見ることは好きでしたが、それはあくまでも「見る」側の視点の話であって、「描く」側の視点を感じられたのはとてもよい体験でした。

同時に、東京藝大という環境自体にも興味をもちました。そこで出会ったのが、この「最後の秘境 東京藝大」という作品です。主にインタビュー形式で実際に作者の二宮敦人さんが見

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「成瀬は天下を取りに行く」読了

「成瀬は天下を取りに行く」読了

画像 : https://www.shinchosha.co.jp/special/naruten/

今回は、本屋大賞2024にも選ばれた「成瀬は天下を取りに行く」を読んだ感想です。

最初、この小説のタイトルを見たときには、どこかの企業で出世でもするのかと思い、表紙を見て女子野球もしくは野球のコーチで全国優勝でも目指すのかと思いましたが、まったく違いました。

滋賀県を舞台とする本小説は、主人

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