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【意匠から見る】日本企業はデザインに対する意識が低いのか?
日本でもデザイン思考・デザインシンキングというキーワードがだいぶ普及してきました。
私は知的財産業界にいますが、知財行政を取り仕切る特許庁においても「デザイン統括責任者(CDO)」を設置して、デザイン経営に舵をきりました。
デザイン思考に関する書籍や論考・ウェブサイト記事などは可能な限り目を通すようにしているのですが、本日 さよなら、「デザイン思考」
というなかなか衝撃的なタイトルの記事を
情報分析・インテリジェンスを事業活動へ役立てる-ベンチャー・スタートアップにおいて特許情報を活用する-
スタートアップの知財コミュニティポータルサイトIP BASEのメンバー限定コラムとして2020年5月~8月に4回にわたって「情報分析・インテリジェンスを事業活動へ役立てる」を配信しました。
特許庁の担当者の方より、一定期間経過後に他の媒体へ転載しても良いという許可をいただきましたので、4回分をまとめてnoteへ掲載させていただきます。
特許情報を活用して自社の事業・研究開発に役立てていきたいん
新規参入企業の保有特許について調べる-「ソニー、自動運転LiDAR素子に参入」を例に-
昨年末にソニーが自動運転車両の中核技術であるLiDAR(Light Detection and Ranging)に新規参入するというニュースが流れました。
LiDAR(ライダーまたはライダ)とはLight Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Rangingの略で、日本語では「光検出と測距」または「レーザー画像検出と測距」(出所:Wi
特許分析って公報を読まなければいけないの?統計解析すれば良いの?-ユーグレナ・ファンドのキューサイ買収を例に-
特許分析を行う際に、クライアントからよくいただくのが
特許分析する際は数千件~数万件の母集団を対象にすると思うのですが、公報ってすべて読まなければいけないんですか?
という質問です。
結論をいうと、
分析対象技術の出願特性と分析の目的に応じて、公報を読む読まないを選択すればよい
となります。
むしろ、なんでもかんでも公報を読まなければいけない、統計解析すれば良い、というものではありませ