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自分が強迫性障害(OCD)に苦しんだ経験からの記事を書いてます。 どこかのサイトに誘導…

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自分が強迫性障害(OCD)に苦しんだ経験からの記事を書いてます。 どこかのサイトに誘導するとか、収益化するようなつもりは全くないのでリンク等も一切貼ってません。 ただただ、この病気で苦しんでる人にほんの少しでも参考になればと思って記事を書いてます。

最近の記事

封筒の中が気になって封をできない確認強迫(強迫性障害の話)

強迫性障害の確認強迫の症状で、封筒や袋の中の確認に関して困っていた頃があります。 袋というのもいろいろありますが、封をして誰かへ発送するものや捨てるもの(つまり自分の手元にはもう戻ってこないもの)は特にプレッシャーが強くて強迫観念も強かったです。 仕事で書類を郵送する時仕事で封筒に書類を入れて発送するときは、紙封筒の中を覗き込んで凝視し、何かが入っていないか入念に確認してから書類を挿入。 このとき、封筒に入れる書類のチェックにも時間がかかってました。 用紙の裏に何か書いてな

    • 相手の言葉の細部まで完璧に聞き取らないと不安(強迫性障害の話)

      ここに記事を書こうと強迫性障害がひどかった頃のことを思い出したりしているのですが、思い出せば思い出すほど、いろんな症状があったなーと懐かしく思えます。 あの頃は本当に苦労していたはずなのですが、今はほぼ忘れていて、思い出してももちろん強迫観念が蘇ってくるようなことはありません。 不完全恐怖や確認強迫の症状は生活の中でさまざまなことに対して発生してくるものだと思いますが、私の場合は確認強迫のひとつとして、誰かと話している時、聞き取れない言葉や、意味の分からない単語があると聞き

      • 愛犬を大切にするあまり確認強迫がエスカレート

        私にはとても大切にしている愛犬がいます。 今は強迫性障害の症状がかなり改善できたので、愛犬の世話ももっと上手くできていますが、数年前に強迫性障害がひどかったころは、その症状のせいで世話がとても大変な時期がありました。 今回はそんな思い出話をいくつか書きます。 愛犬のトイレシートを捨てるのが不安室内犬なので部屋の中に犬用のトイレシートを置いています。 そこにおしっこやウンチをした後はトイレシートをたたんでビニール袋に入れて捨てるのですが、そのときに何か「大切なもの」「愛犬の一

        • 強迫性障害がどんどん増えたら経済的損失がヤバそう

          強迫性障害が発病する率は100人に2〜3人くらいだそうです。(参考:やさしくわかる強迫性障害P.14) しかし、私個人的な印象としては、なんか最近はもっとたくさんいるような気がしてなりません。 強迫性障害という病気だと自覚し、苦しんでいる人を数えるとそのくらいの割合かもしれませんが、自覚してない人や予備軍みたいな人を含めるとかなりの数いそうじゃないですか? 奇妙なこだわりのことを話すタレントさん 以前、テレビを見ていると、トーク番組に出演していたタレントさんが自分の奇妙な

        封筒の中が気になって封をできない確認強迫(強迫性障害の話)

        • 相手の言葉の細部まで完璧に聞き取らないと不安(強迫性障害の話)

        • 愛犬を大切にするあまり確認強迫がエスカレート

        • 強迫性障害がどんどん増えたら経済的損失がヤバそう

          PC操作時に不完全恐怖で確認を繰り返す(強迫性障害の話)

          私は仕事でPCを使うのですが、強迫性障害がひどかった頃(数年前)、パソコンの操作に関する不完全恐怖・確認強迫の症状にはたぶん一番悩まされていました。 これが発症してからは仕事が進まなくて・・・ 不完全恐怖という言葉の通りPC操作に関して完全でないと得体のしれない不快感で不安になってしまうのです。 「なんかちゃんと出来ていない気がする」「別のことに意識が向いていた」「表示されたメッセージをきちんと確認しなかった」のような強迫観念が出てくるとその先の作業を進めることができません

          PC操作時に不完全恐怖で確認を繰り返す(強迫性障害の話)

          私の変なこだわりは強迫性障害?

          私の強迫性障害がひどかった頃(数年前)の話。 私の場合は確認強迫、不完全恐怖、不潔恐怖がおもな症状で、一番困っていたのは、仕事でのパソコンの操作の確認や不完全に関することだったり、その他自分の家が聖域とする不潔恐怖だったりしていたのですが、他にも生活の中でさまざまなことに強迫性障害の影響?と思われるおかしなこだわりが出ていました。 ものによっては強迫性障害とまでは言わないかもしれませんが、私がこだわっていたことの思い出話をまとめて書いていきます。 読書に関するこだわり

          私の変なこだわりは強迫性障害?

          道に落ちていた動物の糞を踏んだかどうか(強迫性障害の話)

          以前、私の強迫性障害がひどかった頃に、道路に落ちていた動物の糞をふんでしまったのではないかという強迫観念にとらわれた時の体験談を書きます。 道路に動物の糞が・・・ ある日、近所のよく通る道を歩いていたときのこと。 ふと振り返って地面を見てみると、今通ってきた道の真ん中に野良猫か何かの糞が落ちていた。 しかもそれには誰かが踏みつけた跡。 自分が今通った道なので当然自分が踏んだ可能性もある。 そう思うと自分の靴の裏を見て、糞が付いてないかどうか確認したいところだったが、一呼吸

          道に落ちていた動物の糞を踏んだかどうか(強迫性障害の話)

          書籍「強迫性障害からの脱出」を読んだ感想

          書籍名:強迫性障害からの脱出 著者名:リー・ベアー 翻訳者:越野好文、五十嵐透子、中谷英夫 出版社:晶文社 単行本:351ページ 発売日:2000年12月 OCDの治療者として国際的に有名な著者による書籍。初版は2000年となっているが全く古さを感じない。訳文も読みやすく内容を理解するのが難しくない。 本書は行動療法のエキスポージャーと反応妨害を実践して強迫性障害を治療していくための予備知識や具体的な方法を解説したものとなっている。 第1章では強迫性障害とはどんな病気なの

          書籍「強迫性障害からの脱出」を読んだ感想

          車の運転と強迫性障害

          運転中の強迫観念は今では全く起きなくなりましたが、以前、他の強迫性障害が酷かった時期には運転中もOCDで苦労していました。 この記事ではその頃に起きた私の強迫観念を笑い話として書いてみます。 夜の道路の水たまりで起きた強迫観念東北のほうへ旅行に行き、予約していた旅館へ向かって山道を走っていたときのこと。すっかり日が暮れてあたりは暗くなっていました。 山の中なので街灯はほとんどなく、車のヘッドライトが照らす範囲だけが浮かび上がっていました。 ある場所で道の真ん中に小さめの水

          車の運転と強迫性障害

          強迫性障害の確認強迫で読書中に次のページに進む事ができない

          今は強迫性障害の症状はかなり改善して良くなったのですが、症状がひどかった頃は読書に関しても強迫観念がひどくてひと苦労だった時期があります。 この記事ではその頃の私の体験談を書きます。 読書中に起こる様々な強迫観念昔から読書が好きで、自宅でも電車の中でも旅先でもよく本を読んでいました。 社会人になって10年ほど経った頃から確認強迫の症状が強くなってきて、ドアの鍵の確認などの典型的な強迫観念に悩んでいました。 確認強迫の症状の一部だと思うのですが、読書に関する強迫観念もひどか

          強迫性障害の確認強迫で読書中に次のページに進む事ができない

          強迫性障害は遺伝?生活環境?

          私は強迫性障害に関して専門家でも何でもないただの患者の一人だが、個人的には強迫性障害は遺伝と関係があるんだろうな〜と思っている。 もちろん必ず遺伝するわけではないと思う。ちなみに私の親族内での遺伝したと思われる確率は50パーセント以下。 私の祖父と母は明らかな強迫性障害である。 祖父は何年も前に亡くなったが、かなり神経質な人だった。私が大学を卒業して実家を出るまで一緒に暮らしていたが、家族で食事していると誰かの食べこぼしをいつも気にしていた。また、家の床に落ちている小さなゴ

          強迫性障害は遺伝?生活環境?

          水道を出しっ放しで旅行に来てしまったのではという強迫観念(強迫性障害の体験談)

          はじめに日頃から出かける時は、戸締り、ガス栓などのチェックを何度も何度も繰り返したり、自宅に戻ってもう一度確認したり、それでもう一度外出したら今度は玄関の電気が気になったりドアに鍵をかけたかが気になったり・・・・・・・ そんなことをやっていて出かける前に疲れ果てていませんか? もしかするとそんなあなたはOCD(強迫性障害)という病気かもしれません。 強迫性障害には確認強迫や不完全恐怖という症状があります。 強迫性障害の書籍を参考にしてきちんとした知識をつけることをおすすめし

          水道を出しっ放しで旅行に来てしまったのではという強迫観念(強迫性障害の体験談)

          書籍「図解 やさしくわかる強迫性障害」の感想

          書籍名:図解 やさしくわかる強迫性障害 著者名:原井 宏明、岡嶋 美代 出版社:ナツメ社 単行本:160ページ 発売日:2012年5月 これまで強迫性障害に関する様々な本を読んだが、その中でも特にお勧めしたいこの本。私がこれまで読んだ強迫性障害関連本の中ではナンバーワンの本で、本当に役に立ったので著者さんに感謝している。 基本情報から実践的な治療法、再発したときの対処方法まで書かれており、これ一冊を読めばOCDについてはかなりの知識を得ることができる。 病気に関する本は、

          書籍「図解 やさしくわかる強迫性障害」の感想

          書籍「僕は人生を巻き戻す」の感想(強迫性障害の本)

          書籍名:僕は人生を巻き戻す 著者名:テリー・マーフィー 翻訳者:仁木めぐみ 単行本:236ページ 発売日:2009年8月 アメリカ人の青年が強迫性障害を発症し、それが重症化して何年も苦しい生活を続けたものの、あるきっかけで快方に向かい始め、やがて治っていくまでの実話。 これは強迫性障害の治療法の解説書ではなく、主人公の人生の一部を記録した本である。 そのため登場人物の人となりや人間関係に重点をおいて書かれており、強迫性障害の治療法について詳しくは書かれていない。 時間が進

          書籍「僕は人生を巻き戻す」の感想(強迫性障害の本)

          雑念が浮かぶと確認が不完全となり強迫行為をやり直す(強迫性障害の体験談)

          何年も前の話ですが、私の強迫性障害がとてもひどかった頃、確認強迫、雑念恐怖、不完全恐怖のような症状がまざってしまってとても困っていたことがありました。 以下はその頃は私の強迫性障害の体験談になります。 仕事中の確認強迫私は自宅でパソコンを使った仕事をしています。 パソコンを使った仕事と言ってもいろいろな作業があり、その中には間違っていないか入念に確認しなければならないものもあります。 ミスをしていると周りの人に迷惑がかかってしまうため、間違いがないかどうか確認をするわけで

          雑念が浮かぶと確認が不完全となり強迫行為をやり直す(強迫性障害の体験談)

          映画「アビエイター」の感想(強迫性障害の映画)

          強迫性障害の主人公のことを描いた有名な映画を紹介します。 映画名:アビエイター 監督:マーティン・スコセッシ 主演:レオナルド・ディカプリオ 公開日:2005年3月(日本) 映画「アビエイター」は実在したアメリカの実業家ハワード・ヒューズの半生を描いた映画。ビジネス面で非常に優秀で、バリバリと仕事をこなして実績をあげていたが、だんだん強迫性障害の症状が悪化し、かなり極端な状態にまでなってしまう。 しかしその症状と戦いながら、ビジネス面の逆境をはねかえし奮闘する。 強迫性

          映画「アビエイター」の感想(強迫性障害の映画)