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強迫性障害がどんどん増えたら経済的損失がヤバそう

強迫性障害が発病する率は100人に2〜3人くらいだそうです。(参考:やさしくわかる強迫性障害P.14)
しかし、私個人的な印象としては、なんか最近はもっとたくさんいるような気がしてなりません。
強迫性障害という病気だと自覚し、苦しんでいる人を数えるとそのくらいの割合かもしれませんが、自覚してない人や予備軍みたいな人を含めるとかなりの数いそうじゃないですか?

奇妙なこだわりのことを話すタレントさん

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以前、テレビを見ていると、トーク番組に出演していたタレントさんが自分の奇妙なこだわりのことを話していました。
それは奇数にやたらこだわるというもので、例えば、歩いていて他人と腕がぶつかったとき、ぶつかった回数が奇数だと気持ちが悪いそうです。
つまり1回だけぶつかったままにしておくのが嫌で、1回ぶつかったら自分からもう1回わざとぶつけるそうです。
これってたぶん強迫性障害っぽいですよね。

自分であんな風にネタとして話すということは、強迫性障害にしろ何にしろ、なんらかの病気だというのは自分で考えていないのだろうか??
あのスタジオにも数人くらいは強迫性障害っていう病気のことを知ってる人がいても良さそうな気がしますが、その番組では誰もその病名のことは口に出したりはしてなかったようです。

また、最近潔癖をネタにした番組ってすごく増えたと思いませんか?
漫画でも「潔癖男子 青山くん」というのまであり、アニメ化までされているようです。
有名なタレントさんが自分の潔癖について声高らかに宣言しているので、それに続けとばかりに潔癖の人がカミングアウトしてるようにも思います。
そして、視聴者の中に大量にいる潔癖症の人から共感を集め、親近感さえ抱かせているのではないかと。

単なる潔癖症と強迫性症がは違う

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強迫性障害は、単なる潔癖症とは違って、特定の強迫観念にとらわれたり、そこから生まれる嫌悪感から逃げるための手洗いや確認(強迫儀式)がやめられなくなるのだそうです。(参考:やさしくわかる強迫性障害P.14)
つまり潔癖症だからと言って強迫性障害だとは限らないのですよね。
みんなと一緒に「自分は潔癖症だ」と言っているタレントさんの中にも、強迫性障害の人とそうでない人がいるんでしょうね。

また、極度の潔癖症の人の中にも、まったく苦しんでおらず、自分の性格を変えようなんて微塵も思っていない人もいれば、自分のそんな性格に疲れはてて、変えたいのに変えられずに苦しんでいる人がいるのではないでしょうか。

奇妙なこだわりについてはどうなんでしょうか。つまり強迫性障害の場合とそうでない場合があるのだろうか??
上述の「奇数にこだわる」というのは、その程度によってはかなり生活に支障をきたしそうな気がします。
あらゆることの数字にこだわっていてはいろんなことがスムーズに進まないのでは。

強迫性障害による国の経済的損失って何億円??

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これだけ強迫性障害およびその予備軍が多いと、これによる国の経済的損失ってどのくらいなんだろうとか思います。
強迫性障害の人は、何度も何度も同じ行動(強迫行為)を繰り返して仕事が進まなかったりしますよね。スムーズに流れないという点は交通渋滞で経済が回らないのと似てるかも。
つまり働く人の仕事を阻害していて、それが積もりに積もって経済の流れを邪魔してるという風にも言えそうです。

強迫性障害という病名が、うつ病みたいにもっと世間に知れ渡っていて、もっと研究が進んで特効薬のようなものができて、世界に強迫性障害の人がいなくなれば、経済の流れが今よりスムーズになってもっと景気が良くなってみんなが経済的にも楽しく暮らせるんじゃないかな・・・なんて思ったりしました。
これってそんなに大げさじゃないような気がします。

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