私の変なこだわりは強迫性障害?
私の強迫性障害がひどかった頃(数年前)の話。
私の場合は確認強迫、不完全恐怖、不潔恐怖がおもな症状で、一番困っていたのは、仕事でのパソコンの操作の確認や不完全に関することだったり、その他自分の家が聖域とする不潔恐怖だったりしていたのですが、他にも生活の中でさまざまなことに強迫性障害の影響?と思われるおかしなこだわりが出ていました。
ものによっては強迫性障害とまでは言わないかもしれませんが、私がこだわっていたことの思い出話をまとめて書いていきます。
読書に関するこだわり
読書に関しては以前ここに書いた記事もあるのですが、前回書かなかったことも思い出したので追加。
それは本や雑誌を読むときは必ず最初のページから順番に読んでいかないと気が済まなかったということ。表紙から始まって目次も全部目を通すのです。
小説などであれば1ページ目から順番に読んでいくのが普通なのでしょうが、私の場合は雑誌などもその対象でした。
普通の人なら雑誌を読むときは興味のないところは飛ばしてしまうことでしょう。でも私は最初から全部読まないと気持ち悪くて仕方がなかったのです。
そのため例えば旅行の相談をするときに誰かと一緒に旅行情報誌を読むのはとても苦手でした。私は最初のページから順番にめくっていきたいのですが、私の変なこだわりをよそに相手は突然中間あたりを開いてしまうからです。
食事に関するこだわり
食事する時にこだわっていたのは、いただきますという言葉です。
日本人は「いただきます」「ごちそうさまでした」と言うことが多いですが、私はまさにこの言葉を言わないままでは食事することができませんでした。
さらに、「いただきまーす!」とか「ごちそうさん!」とか、ちょっとした違いでいろいろな言い方や発音の仕方の違いは人それぞれあるものですが、私は私の「いつもの言い方」で言わないと気が済まなかったです。
この「いつもの言い方」というのはもともとは家族の間でふざけ半分で始まった言い方。何年もそのように食事しているうちにそれが正しい言い方となりました。
そのため外で友人などと食事するときは困りもの。ほとんど隣の人にも聞こえないような小さな声でさりげなく言ってなんとかやり過ごしていました。
このこだわりは今は完全に無くなりました。
というのも、強迫性障害がひどかったころに、家族と相談してこれを言うのをやめました。というか治療のために「いただきます」自体を言うのをやめて、そのまま食べ始めることにしました。
鍵のかけ方に関するこだわり
外出時の鍵のかけ方にもこだわっていました。
強迫性障害の確認強迫では鍵をかけたかどうか気になる人が多いと聞きますし、私もそのひとりだったのですが、私の場合、鍵をかけるときの動作にもおかしなこだわりがありました。
扉を閉めて鍵をかけたら必ずドアノブをガタガタっと二回まわします。一回では不完全。二回でないとダメなのです。
この二回という回数のこだわりは今はまったくなくなりましたが、今でも確認のために一回くらいはドアノブをまわして確認しちゃってますね。笑
郵便ポストに関するこだわり
郵便物をポストに出すときにも私なりのこだわりが。
大したことではないのですが、封筒をポストに入れたときに結構な深さまで手ごと入れます。
手首まで行ってしまうと抜けなくなりそうですが、とりあえず手の半分以上は入れてます。
自分の郵便物がポストの口のあたりにひっかかったままになって、ちゃんと郵便局の人が回収してくれなかったらどうしようなどという強迫観念があるために奥の方まで確実に封筒を入れたかったわけです。
ポストの内部がどういう構造になっているのか知りませんが、手の半分くらいまで入れると封筒が確実にポストの奥に落ちた感覚が分かります。
この症状は今も多少残ってますが、以前ほど深く手はいれてませんね。
前に深く手を入れた時に、内部の汚れの黒いのが手についたことがあって、それはそれで嫌なんですよね。笑
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