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2023年12月の記事一覧
9章 フレームワーク4P 110. 価格戦略
価格戦略:定価の設定、ディスカウント、支払期間、信用条件など製品の価格を決定すること。
価格は顧客への提供価値に応じて決定されるのが大原則であり、顧客への提供価値が高い製品については高い単価が許容される。
価格決定時の検討事項:①顧客が納得するか、②競合他社との比較はどうか、③必要な利益が出るか。
こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。
前回は、顧客は過去と現在しか語らない
9章 フレームワーク4P 111. 価格変更
理論上、需要が供給よりも高ければ価格は高くなり、需要が供給よりも低ければ価格は低くなる。
値上げによる顧客離れ、値下げによるブランドイメージの低下というように値上げ、値下げともにリスクがある。
コアターゲットが値上げを許容するのか、値下げを必要としているのか、値上げや値下げによりいまあるポジショニングを維持できるのか、という観点から価格変更が検討される必要。
こんにちは、マーケティングデザイ
9章 フレームワーク4P 112. 流通戦略
流通戦略:製品をつくってから顧客へ届けるまでの経路を決定すること。
流通戦略では、ターゲット顧客があなたの製品を欲しいと思ったときにできるだけ短時間で、適正な価格で、かつ適切な状態で手に入れられることを目指す。
自社が顧客へと直接販売する直接流通、代理店、卸売、小売など自社以外の組織による間接販売ともにメリットとデメリットがある。
こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。
前
9章 フレームワーク4P 113. 販促戦略
販促戦略:顧客とのコミュニケーションによって顧客を購買行動に導く一連の活動を決定すること。
販促戦略では、いつどこで誰がなにをどのように伝えればよいのかを決定する。
一方的な販売促進よりも企業と消費者の双方向性を重視しているのがマーケティングコミュニケーション。
こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。
前回は、4Pフレームワークの3つ目のP、流通戦略(Place)について述
9章 フレームワーク4P 114. カスタマージャーニー
カスタマージャーニー:製品やサービスに対する顧客の認識の変化を時系列であらわしたもの。
カスタマージャーニーは、顧客の心理、行動を深く理解し、それぞれの顧客の認識段階に応じた戦略を策定するために活用される。
顧客があなたの製品についてカスタマージャーニーのどの地点にいるのかを分析したうえで、もっとも適したアプローチの仕方を考えるべき。
こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。
9章 フレームワーク4P 115. プル戦略とプッシュ戦略
プル戦略は顧客から企業に対して積極的に買いたいといってもらえるよう引き込む戦略で、一方のプッシュ戦略は企業が顧客に積極的に働きかける押しの戦略。
顧客からのブランドへの認知度が高い、製品が理解しやすい、競合との差別化が明確、などの際にはプル戦略が有効。
顧客からのブランドの認知度が低い、説明を加えないと製品理解が難しい、競合との差別化が不明確、などの場合にはプッシュ戦略が必要。
こんにちは、
9章 フレームワーク4P 116. 顧客になにを伝えるべきか
キーメッセージは、「キーメッセージに始まり、キーメッセージに終わる」、といってもよいぐらい大々的に主張すべき事柄。
良いキーメッセージはシンプルで要点をついていてかつ口ずさみやすくキャッチー。
ターゲット顧客に伝えるべき事柄は、必ずしも製品の表の話にとどまらず、製品の裏側にある物語を伝えることをお勧めしたい。
こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。
前回は、販促戦略における
9章 フレームワーク4P 117. クレームマトリックス
クレームマトリックス:顧客とコミュニケーションを行ううえでのガイドライン。
製品をグローバルで展開していく際には、顧客に伝えるべきメッセージングにある程度の幅をもたせる必要が出てくる。
クレームマトリックスの記載事項:クレームすべき相手、クレーム内容、クレームの時期、クレームの根拠など。
こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。
前回は、販促戦略における検討事項のひとつ「なに
10章 マーケティング戦略 118. 戦略とは
戦略:目的を達成するために限られたリソースを用いて数ある選択肢のなかでやること、やらないことを決めること。
戦略が必要なのは、ヒト・モノ・カネ・時間というリソースは有限だから。
戦略的マインドセット:目的がはっきりしていて、リソースを把握し、そのリソースを用いて最大限の結果を出すにはどうすればよいかが明確になっていること。
こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。
前章では、
10章 マーケティング戦略 119. 最適化戦略と差別化戦略
最適化とは、自社や自社製品が競合他社よりもうわ回るという意味で、一方の差別化とは、自社や自社製品が競合他社と異なるという意味。
マーケティングで策定すべき戦略は差別化戦略であり、競合と異なるものを目指すべき。
最適化は「良し悪し」で主観的な感情の話であり、一方の差別化は「勝ち負け」でより客観的。
こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。
前回は、戦略の概要について述べた。
10章 マーケティング戦略 120. 戦略の一貫性
戦略の一貫性とひとことで言っても、論理的な戦略の一貫性、時間的な戦略の一貫性という2種類がある。
マーケティングは社内外の多くの人を巻き込むことを前提としており、ストーリーを用いて人を動かすのがマーケター。
論理的な戦略の一貫性:MPOから始まり、戦略、戦術、アクションプランまでのマーケティングプラン全体の一貫性。
こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。
前回は、最適化戦略
10章 マーケティング戦略 121. 戦術の5W1H
戦略は抽象度が高くただ掲げるだけでは、社内関係者や社外リソースの具体的な行動に繋げることができないため、その手段として戦術の立案が必要。
戦略 → 戦術 → アクションプランの順で具体化を進める。
戦術:戦略を遂行するための具体的な手段。
こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。
前回は、戦略の一貫性というテーマについて述べた。
今回は、戦術の5W1H、というテーマについて
10章 マーケティング戦略 122. 戦術およびアクションプランの必要性
6つのマーケティング戦略すべてに戦術とアクションプランを準備する必要はなく、必要がある場合に限り作成すればよい。
ターゲティング戦略とポジショニング戦略という2つの大戦略については、具現化する4つの小戦略が存在するため、戦術やアクションプランは不要であることがほとんど。
戦術が必要な場合、その具体化策としてKPIとともにアクションプランも合わせて考えなければならない。
こんにちは、マーケティ
10章 マーケティング戦略 123. リソース配分
戦略策定、戦術立案の段階になると、定性的な情報だけでなく、数字を用いた定量的な情報も必須。
どのように配分することが最適かつ最大の効果を生むかという観点から、ヒト・モノ・カネ・時間にかかわる数字の配分を検討する。
実際にヒト・モノ・カネ・時間の配分が算出されて初めて、地に足のついた現実的なマーケティングプランと呼べる。
こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。
前回は、戦術お