9章 フレームワーク4P 110. 価格戦略
価格戦略:定価の設定、ディスカウント、支払期間、信用条件など製品の価格を決定すること。
価格は顧客への提供価値に応じて決定されるのが大原則であり、顧客への提供価値が高い製品については高い単価が許容される。
価格決定時の検討事項:①顧客が納得するか、②競合他社との比較はどうか、③必要な利益が出るか。
こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。
前回は、顧客は過去と現在しか語らない、というテーマについて述べた。
今回は、4Pフレームワークの2つ目のP、価格戦略(Price)の概要について述べたい。
価格戦略とは、「製品の価格を決定すること」。価格戦略には、定価の設定のほか、定価に対するディスカウント、支払期間、信用条件などが検討項目に含まれる。
また、国際情勢による原材料価格の高騰、円安と円高という為替相場の変動に伴って価格変更を行うべきか、などといったこともこの価格戦略で検討される。
価格設定には大きく分けて製品発売時の新規価格設定、発売後の価格変更(値上げもしくは値下げ)という2つの場面がある。このうち価格変更については次回詳しく説明する。
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