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内定の戦略ポイント5.自分より優れた相手に勝つために自分のどの強みを強調するのか。

「将来スピードが速く変化の激しい時代に、やりたいことを実現できるチャンスをつかみとるために、就活で自分より優れた相手と戦って自分のポジショを勝ち取っていくための戦略を身につける。」

どんなに自分が優秀だと思っても、上には上がいます。ビジネスの世界でも皆さんのレベルが上がり、チャレンジするマーケットの規模や担当するブランドが大きくなればなるほど、それに比例して、戦わなければならないライバルのレベルも上がり、自分より優れた相手と戦ってチャンスを勝ち取らなければ、マーケットで自分のポジションを確保することはできません。

皆さんはこれまで、小学校、中学校、高校、大学と進む中で、比較的同質の人達と、同じような価値観の中で過ごしてきました。そして就活では、また次の新しい環境に進むためにチャレンジしなければなりません。

ただ、これまでの就活とこれからの時代の就活では意味合いが、大きく違ってくるでしょう。

これまでは、有名で人気のある企業に入社し、その会社で行なわれている仕事の仕組みの中で、与えられた役割をうまくこなしていくことが重要でした。会社の教育制度で研修を受け、社内評価で等級を上げ、ポジションを上げていくことで報酬を上げていくスタイルは、国や会社や事業が成長を続け、これまでと同じように続くことが前提であれば、有名校に入って人気企業に入社し、そういった仕組みの中で生きていくことはアドバンテージでした。

ただ、国や多くの企業が時代の変化についていけず、これまでのモデルが通用しなくなったしまった現状では、そういった仕組みに依存することはリスクになります。デジタルとグローバルの時代では、人気企業があっという間に淘汰されて無くなるなんてことも、当たり前のように起きています。

自分が競争したくなくたって、相手は攻めてきます。どうしますか。

過去三十年の間に、優秀と言われていた人達は時代の変化に対応できず、なす術なく市場で敗退を繰り返し、トップレベルの競争からは脱落し、多くを失い、このままだとこの先、大変な今の状況さえも維持することは難しいでしょう。

世界のトップレベルがしのぎをけずっている中で、スピードが速く変化の激しいこれからの時代で勝ち残るためには、自分より優れた相手と戦って自分のポジショを勝ち取っていくしかありません。

就活でも、常に自分が優位性のある戦いができるとは限りません。

例えば、あなたはクラスやゼミの中では、「専門知識」に関して友人達よりよく勉強していて、教授の評価も高いかもしれません。でも、就活ではあなたより高いレベルの環境で、より専門的な知識だけでなく、すでに資格や実際のビジネス経験を積んでいるライバルがいるかもしれません。その場合、どのように自分の強みをアピールしますか。

逆に、あなたがアルバイト先やサークルで経験したことが、あなたのライバルと比較した時に、あなたの強みに感じられたり、面接官に「企画力」が高いと評価されるような経験をしているにもかかわらず、あなた自身は当たり前のこととして見過ごしているかもしれません。

例えば、ライバルと自分の強みを比較した際に、あなたの志望企業が人材に求めるニーズである「専門知識」で劣っていたとしても、あなたが優れている「企画力」という付加価値をメインに、そこに「専門知識」をうまく結びつけて、自己PRや志望動機を伝えることができれば、面接でライバルよりも魅力的な人材に見せることができるかもしれません。

志望企業や面接の段階によって、自分が優位に戦える状況もあれば、自分より優れた相手と戦わなければならない状況など様々なケースがあります。そんな時、ライバルを想定しながらどう戦ったらいいかを知っていなければ、勝ち残っていくことは難しいでしょう。

どんな強みを組み合わせて、どんなイメージを面接官に与えることで、自分より優れたライバルと差別化することができるのかというブランドマーケティング戦略の考え方を身につけていれば、そういった状況の中で自分のポジションを勝ち取り、チャンスをつかみとることができるのです。

ライバルを想定し、比較し、今の自分でどう戦ったら相手を上回ることができるのかの戦略を練りましょう。

がんばって。

ブランドマーケティングストラテジスト
KATSU

「30Days ワークショップスタイルで就活の戦略を立案する」
皆さんが毎日1章ずつ読み進めることで、30日で一通り就活の戦略を完結できるようなワークショップスタイルになっています。

「就活生のKATSU君のケーススタディで志望業界決定から内定までの就活をシミュレーション」
就活生のKATSU君という主人公で就活をシミュレーション。「情報を収集」し、「志望業界・企業を絞り込み」「自己分析」「ライバル分析」を行い、面接でアピールする「自分の強み」と「エピソード」を決定し、「自己PRや志望動機」をつくり、「面接」の練習をしながら、主人公が就活を勝ち抜いていく具体例をワンステップずつ理解しながら、一緒に自分の就活を考えていけるようになっています。

「企業が求める人材価値を理解しライバルと差別化するための自分の強み・イメージ・エピソードを分析する」
企業が採用する人材に求める「基本的価値」「付加価値」とは具体的に何かを理解し、「内定を獲得する可能性の高い6つのタイプ」からライバルの強みとイメージを想定し、ライバルと面接で差別化するための「自分の強み」「エピソード」「イメージ」を洗い出す方法を、主人公のケースで例を挙げながらステップごとに具体的に紹介しています。

「自己PR・志望動機のたたき台に修正を加えながら、差別化するための強みとイメージを落とし込み面接官に共感してもらえる内容に磨き上げていく」
戦略的に決定した「自分の強み」「エピソード」「イメージ」を「自己PR・志望動」に落とし込むために、「コピーライティング」と「プレゼンテーション」の考え方に基づいて、どのように修正を加えたらライバルと差別化し面接官に共感してもらえる効果的な内容に磨いていくことができるかを、主人公のたたき台の自己PR・志望動機に修正を加えながら、具体的にブラッシュアップの方法を紹介していきます。

「うまくいっていない時は早めにチェックポイントで見直し」
戦略立案のプロセスに沿って、ワンステップずつ就活の戦略を考えていくことで、うまく行かない時にステップをさかのぼり、重要なポイントを振り返ることで、問題点を見つけ出し、戦略を立て直すためのチェックポイントも紹介。

内定の戦略 Part1 志望企業の選定・自己分析と強みの決定編(Day1〜Day13)「Day1 デジタルとグローバルの時代に必要なブランドマーケティングな生き方とは」
「Day2 就活マーケットのチャンスとリスクを仮説で理解する」
「Day3 戦略的に志望業界・企業を絞り込み勝つ確率を高める方法」「Day4 正しい情報を自分で見極める力が全ての結果を左右する」
「Day5 志望企業が採用する人材に求める価値を理解できているか」「Day6 企業に選ばれるだけでなくキミも企業を選ぶ」
「Day7 夢=ブランドビジョンは失敗しても立ち上り進み直す力になる」
「Day8 ドラマの脚本のように自分の理想のストーリーを描く」
「Day9 採用する人材に求める基本的価値」
「Day10 採用する人材に求める付加価値」
「Day11 ライバルの強み・弱みを分析する」
「Day12 自分の強み・弱みを分析する」
「Day13 自分とライバルの強み・弱みを比較分析する」
「エピローグ 自分で未来をキリヒラク 戦略を手に入れる。」

内定の戦略 Part2 面接で与える印象の決定・自己PR・志望動機編(Day14〜Day30)
「Day14 ライバルと能力で差がつかない時に何で差別化するのか」「Day15 ブランドイメージを構成する要素はなにか」
「Day16 内定を獲得する可能性の高い人達のブランドイメージ」
「Day17 面接でライバルと差別化するためのブランドイメージを立案する」
「Day18 自己PRを書くための7つのステップ」
「Day19 自己PRをブラッシュアップする5つのチェックポイント」「Day20 志望動機を書くための9つのステップ」
「Day21 志望動機をブラッシュアップする5つのチェックポイント」「Day22 複数の長所を組み合わせてパワーアップさせる」
「Day23 短所の質問で長所をアピールする方法」
「Day24 柔軟に面接で対応するための面接練習の4つのステップ」「Day25 模擬面接で面接官をやると自分の改善点が見えてくる」
「Day26 ビジネスではグループディスカッション力で勝敗が決まる」「Day27 最終面接はブランドイメージで勝負」
「Day28 うまくいってない時に戦略を修正するチェックポイント」「Day29 戦うマーケットを変更することで競争を優位に変える」
「Day30 第一志望に落ちてもどうしてもやりたい仕事があるなら」
「エピローグ グローバル成長企業の働き方と求められる能力とは」

※内定の戦略Part1+Part2=「内定の戦略 完全版~就活でブランドマーケティング戦略でチャンスをつかむ方法〜」

●「自分より優れたライバルと差別化しポジションを獲得するためにブランドマーケティング戦略の考え方で内定の戦略を立案」
グローバルブランドのプロが使う「競争の激しいマーケットで、自分より強力なブランドの中で自分のポジションを獲得していくブランドマーケティング戦略の考え方」と「長年の面接官としての経験」に基づいて、「就活や転職でキャリアアップしチャンスをつかむための戦略」と、そのために「面接でライバルと差別化しながら内定を勝ち取る戦術」を理解してもらうために、皆さんが知っているブランドの仮説も例に挙げながら、就活の戦略を授業を受けているように読みながら、自分でも立てられるように興味深く解説しています。

「デジタルとグローバルの時代に必要な”自分で未来をキリヒラ戦略”を就活で身につける」
就活を勝ち抜きながら将来ビジネスでも活用できる「世界トップレベルのブランドマーケティング戦略の基本的な考え方」を学生の段階で習得し、デジタルとグローバル時代に必要な「何度でも訪れるチャンスをつかむための考え方」と「失敗しても立ち上り戦略を修正し進み直すための考え方」も身につけてもらえる内容にもなっています。

自分で未来をキリヒラク戦略を手に入れ、就活でチャンスをつかみ、努力と実力で自分でキャリアアップしながら、夢を実現していきましょう。

この本を通して学生が自分のブランドで就活マーケットで勝つためにはどうしたらいいかを真剣に考え、早い段階でトップブランドのブランドマーケティング戦略の基本的な考え方を学ぶことで、ブランドマーケティングに興味を持ち、もう一度世界で戦えるような人材が出てくることで、厳しい競争の中で戦うことができなくなってしまった国や企業や人や日本のマーケティングやジャパンブランドの復活の小さな「きっかけ」になれば嬉しいです。

ブランドマーケティングストラテジスト
KATSU


日本人や日本のブランドがもう一度復活し、 世界のマーケットで戦えるようになるために。 そうやって経験を重ねた人達が、 能力や経験を次代に循環させることで 自己実現を追求していけるような 世の中になるために。 そのためにブランドマーケティング戦略で 貢献していきます。