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恵叶(KATE)
2019年10月23日 21:28
吐いた煙のように消えていった秋の深まる空気に溶けて都会の空に光る星の弱い輝きはネオンの集まりが邪魔してさらに輝きがぼんやりしている思い出そうとしても表情が思い出せない違和感を感じながら呼んでいた名はもう口にすることもない手を伸ばす対象もなく言葉ももう届かないあの夏の日に食べたカキ氷より早く2人の気持ちは溶けて消えたこの関係は最初から実在していなかったみたいで儚さ
2019年10月20日 20:05
幸福を探す女ロードスターに乗る男は最後の話合いに応じることもなく、私からの電話には結局最初から最後まで出ることもなかった。私の20代最後の夏の恋愛は気温が下がるごとに冷めていき、夏の記憶として速やかにフェードアウトしていった。幸せを探す旅は続く。30歳最初の夏に期待を込めて。