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コンプレックスクロニクル
2022年5月20日 14:14
恋文に何度も出てくる「あなたに会いたい心を抑えられなくて」溢れる想いに一途な心焦がれる相手に会えるかもしれない距離感微睡に思い出す顔踊る胸に眠れないまるでパンダがいる砂漠火星が月みたいに見える朝超現実的で不思議羨ましいとも自覚できない世界を信じられないだけ驚いているだけでも私も願ってみたい私が会いたいと思える人間に。私と会いたいと思ってくれる人間に。フィクション小説
2022年5月20日 17:22
あるネット番組を見ていた最初にコメンテーターの紹介コーナー●●大学卒業、著書「」、どこの会社にいた肩書きと立場がその人の言葉より先に知られてしまう構造テレビだから顔も服装も見えた老人だな、若いな、男だな、おしゃれだなって言葉より先に見えた印象とその後の言葉を比較して人間の性格を思想を判断しようとしている自分がいた今は名前も性別も年齢も何も知らない人間の本音を知ることができるSN
2022年5月31日 21:14
個性なんてくそくらえマジョリティに簡単に認めてもらえる特徴は持っていなかった集団の中で浮くためにだけにあるような私を表す記号そんなものなくてよかったのに自分らしさに囚われて必死に磨いてやっと不快じゃないレベル世間一般の美しさからかけ離れたものはしばしば後ろ指をさされて笑われてそれでも見栄と覚悟をもって歩いてく世間の価値観からずれていたとしても今までなかった価値に気付かせるた
2022年7月9日 20:36
誰かと違わぬように寄り添うように変わらぬように離れぬようにようにようにようにと考えるうちに気付かぬうちに知らぬうちに心がいなくなっていた中学校給食後の5限目水曜日僕らは道徳の教科書を開いた地球の外周に立ち手を結ぶ人々みんな幸せそうに笑っていた「人間みな平等。支え合って生きよう。」という建前だって僕は教室で笑えなかったのだから黒髪ストレート白肌細足あの子が私のア
2022年5月18日 12:43
きみが妬ましかったよずっと海と砂浜の満ち引きの狭間で僕なんか忘れて踊り舞う呑気な君がカメラ越しに映ってた眩しすぎて夕日を背にきみの外縁しか見えなくなった僕には君が映るけど君にとって僕は砂粒と一緒ただの背景なんだ昔から僕はいつも天秤にかけていた親や金、学歴、オリジナリティ、生きる価値はっきり言うよ誰かより優れてるのは快感だったそれがあったから自分を褒められた蛙は空の広
2022年7月10日 13:43
自分がいなくても世界は回る自分を生きなくてはいけない矛盾に気づいて生きてる人はどれくらいなんだろうか実は7割くらいはうっすらわかっていそうだなと予想それでも世界が回っているのは自分の世界は自分でしか回せないということにも気づいているからそう思うことで日常に溶け込んでいくこの世界は基本なんでもない人の集団でたかが知れたどんぐりの背比べそこで比べていたところで上には上が下には下がい