Karin

22歳、島にいます。

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記事一覧

0927 死ぬことばかり考えてしまうのは

誰にも見てもらえず、報われるとも限らない努力を続ける。見返りは求めていないと言いながら、何の結果も残らないことに悲しみの心を抱く。 気持ちの籠らない「ごめんね」に「…

Karin
2日前
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0925 頑張れない

突然起きられなくなった。 立ち上がると視界が歪んで体に力が入らなくなって倒れるようになった。 酷い吐き気とうるさい動悸。 お腹が空かなくなって、気付けば一食も口に…

Karin
10日前
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0901 幻聴

弱くて、脆くて、すぐに壊れる。 ずっと昔に淘汰されておくべきだった。 傷ばかりで、汚れた身体にシャワーヘッドを向ける。 いらないものを落としたくて風呂に入ったのに…

Karin
1か月前
8

0817 夢

ずっと夢を見ている。 クソみたいな現実に背中を向けて、突っ走っていける先がある。 この世のゴミの溜まり場みたいな隅っこで、為す術もなく息をしていた10年前とは違う…

Karin
1か月前
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0527 幸福

極楽浄土を望む信者のように、何かを必死に祈っている。 神社に参拝すれば「何事もなく平穏無事に過ごせますように」と願う。 私の祈りはこんなものでいいのか。 今の私の…

Karin
1か月前
6

0801-0805

対話をするって、その行為の中で一緒に何かを作り上げているような気がする。 大学でとある授業を受け始めてから、「対話」と名の付くものにはどうしても惹かれてしまうよう…

Karin
2か月前
8

0724

怒りを含んだ言葉が唇の端っこからぴょんっと飛び出してくる。 私のお口のチャックは完全には閉まらないみたいで。 攻撃的な言葉を投げられる度に、反論や言い訳をしたく…

Karin
2か月前
6

0714-0720 芸術、言語化

もっと人に寄り添いたい。悲しみや苦しみに共に向き合いたい。 私自身のありたいと思う姿に「人を傷つけない」は大前提にあるとして、「傷ついた人を助ける」もきっとどこ…

Karin
2か月前
5

0712 対話、人、地域

書き続けてみれば、なんて言われて今もこうして書いている。 他人の変化を見て羨ましくなる。私はどれだけ変われただろうか。 1か月ほど、停滞を感じている。今、自分が大…

Karin
2か月前
6

0707

ああ、さっさと捨ててしまいたいなと思う感情が頭の大部分を占める。 人の優しささえ上手く受け取れずに今日が終わる。 定員100人程の船に乗って向こう岸へ行く。 たった1…

Karin
3か月前
7

0626

私のああしたい、こうしたいの8割くらいは不満から来る。 気に入らないから、嫌だから変えたい。それは、その人を心から想っての言動ではない。 なんて傲慢で自己中心的な…

Karin
3か月前
6

0623

一年前、私何してたっけ…と写真フォルダを遡る。 人に話せるような物は何一つないのでそっと閉じる。 誕生日を祝うことの意義を見失い、真っ先にメッセージをくれるのは…

Karin
3か月前
10

0621-0622

チームで動いているからか、「プロジェクト」という名を持っているせいか、ミーティングなるものをすることが多い。 そこに出席している以上、そして立場的にも、意見や考…

Karin
3か月前
10

0612-0617

島と島の間には何がある? 溝があって、そこに水が流れる。その上を船が走る。 船は人や物を運ぶ。運べないものは一体何なんだろう。 文化や暮らし、それに纏わるあれや…

Karin
3か月前
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0611

今、ここにいるという感覚。 現実感の喪失に向き合う夜。 寝静まったリビングでペンを走らせる。 並んだ文字は小さくて弱い。精神状態が如実に表れる。 ノートの前にはい…

Karin
3か月前
10

0501

挑戦した後悔と挑戦しなかった後悔。 やらない後悔よりやる後悔、なんて言うけれど、やっぱりどちらを選んでも後悔する可能性があるということ。 勿論後悔しない選択肢を…

Karin
5か月前
8

0927 死ぬことばかり考えてしまうのは

誰にも見てもらえず、報われるとも限らない努力を続ける。見返りは求めていないと言いながら、何の結果も残らないことに悲しみの心を抱く。
気持ちの籠らない「ごめんね」に「気にしないで」と返す。相手のいいように使われていることを知りながら、優しさを演じ続ける。
そんな私こそが、結局のところ悪い女なのだと思う。

善人は正義を振り翳しやすいから。
己の信念に疑問を抱くことなく胸を張れるから。

善人は堂々と

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0925 頑張れない

突然起きられなくなった。
立ち上がると視界が歪んで体に力が入らなくなって倒れるようになった。
酷い吐き気とうるさい動悸。
お腹が空かなくなって、気付けば一食も口にしていない日があった。
手が震えて、スマホの文字を打つこともうまくいかない。
仕事はおろか、日常生活もままならない。

元の生活に戻りたいと思えば思うほどに、制御できない身体とのギャップに絶望する。
「声が出ない」と病院を受診するも、心因

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0901 幻聴

弱くて、脆くて、すぐに壊れる。
ずっと昔に淘汰されておくべきだった。
傷ばかりで、汚れた身体にシャワーヘッドを向ける。
いらないものを落としたくて風呂に入ったのに、見たくないものばかり見えて、落としたいものは落ちない。
透明な水が排水溝の奥へ吸い込まれていく。
こびりついた汚れを落としきれないまま外に出る。
泡立ちの良さと香料で誤魔化しを効かせようとしていることも、それによってでしかお湯を止められ

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0817 夢

ずっと夢を見ている。

クソみたいな現実に背中を向けて、突っ走っていける先がある。
この世のゴミの溜まり場みたいな隅っこで、為す術もなく息をしていた10年前とは違う。
変わったんだ、色々と。

10年前、ちょうど何かがおかしくなった。
一生分の不幸を、呪いを、この間に浴びたんじゃないかと思う。沢山の人に迷惑をかけて、それでも差し伸べてくれる手を、私は何度か払い除けてしまったこと、本当に申し訳なく思

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0527 幸福

0527 幸福

極楽浄土を望む信者のように、何かを必死に祈っている。
神社に参拝すれば「何事もなく平穏無事に過ごせますように」と願う。
私の祈りはこんなものでいいのか。

今の私の「幸せ」は、美しい夕焼け、波の音、生温い風、満天の星、草木の香り。そういったもの。
私が幸せで満たされるためには島にいる必要がある。
自然の中で五感を働かせ、生きていることを実感すること。何の望みもないけれど、どこか満たされた気持ちであ

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0801-0805

対話をするって、その行為の中で一緒に何かを作り上げているような気がする。

大学でとある授業を受け始めてから、「対話」と名の付くものにはどうしても惹かれてしまうようになった。他は、「コミュニケーション」「構成主義」「公共性」など。人と人が同じ場所にいて、その間に流れる空気が気になるようだ。

最近空気に温度や色や手触りが見えるようになった。
少し生ぬるくて軽くてふわふわした黄色、さらさらでひんやり

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0724

怒りを含んだ言葉が唇の端っこからぴょんっと飛び出してくる。
私のお口のチャックは完全には閉まらないみたいで。

攻撃的な言葉を投げられる度に、反論や言い訳をしたくなる。こちらにはこちらの言い分があるんですと。
だけど、向けられた矛に矛で向かいたくない。矛には盾で守るしかない。武器を持たずに防具で精いっぱい守りに入る。

最初っから交わらない方が良いのだ。
大切にしたいものはきっと互いに違うのだし、

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0714-0720 芸術、言語化

もっと人に寄り添いたい。悲しみや苦しみに共に向き合いたい。
私自身のありたいと思う姿に「人を傷つけない」は大前提にあるとして、「傷ついた人を助ける」もきっとどこかにあって。

先生に就活やら進路の相談をした時にも、同じようなことを伝えた。
そういうことができるのならば必ずしも芸術の分野じゃなくてもいいと思っていて、だから悩んでいるんですと。「人を助けたい」なんて大口は叩けないので「変化を起こしたい

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0712 対話、人、地域

書き続けてみれば、なんて言われて今もこうして書いている。
他人の変化を見て羨ましくなる。私はどれだけ変われただろうか。

1か月ほど、停滞を感じている。今、自分が大きな渦の中にいることは確かなのだけど、どうにも抜け出し方が分からなくて、ずーっと流されて抗って…を繰り返している。

“人と話すこと”が自分自身にとってどれほど大切なことなのか、そして、今までの私はそれをどれほど蔑ろにしてきたのかを自覚

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0707

ああ、さっさと捨ててしまいたいなと思う感情が頭の大部分を占める。
人の優しささえ上手く受け取れずに今日が終わる。

定員100人程の船に乗って向こう岸へ行く。
たった1kmなのに、どうしてこんなにも遠い。

未来を語りたい、の願いは日に日に増していく。
願えば願うほど現実味が薄れていく。薄れていくからまた願う。
理想と現実がまた少し離れていく。

どうしてそんなに汚い顔をしているの?
そんなに眉間

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0626

私のああしたい、こうしたいの8割くらいは不満から来る。
気に入らないから、嫌だから変えたい。それは、その人を心から想っての言動ではない。
なんて傲慢で自己中心的な人間なんだ。
いつかは「好きだから」と胸張って言えるようになってるといいなと思う。

やり残したことがある。そう思って延長した。
やり残したこととは、多分変えること。
変えたいと思うこの感情は何なんだろうな。

克服すべき点はいくつもある

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0623

一年前、私何してたっけ…と写真フォルダを遡る。
人に話せるような物は何一つないのでそっと閉じる。

誕生日を祝うことの意義を見失い、真っ先にメッセージをくれるのは公式アカウントだというのに、それでも0:00は起きて迎えようとするくらいには、今日という日に何かしらの意味を感じているのかもしれない。

「好きな数字は6」などと安直に答えていた子供の頃。この日が楽しみだったのは、きっとプレゼントが貰える

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0621-0622

チームで動いているからか、「プロジェクト」という名を持っているせいか、ミーティングなるものをすることが多い。

そこに出席している以上、そして立場的にも、意見や考えを一切話さないことはできない。だけど、自分は今こう思っています、ということを公の場で発するのは多分苦手で、それは「この発言をすることでどう思われるんだろう」とか「間違ったことを口走っているんじゃないか」とかを思ってしまうから。

大人数

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0612-0617

島と島の間には何がある?
溝があって、そこに水が流れる。その上を船が走る。

船は人や物を運ぶ。運べないものは一体何なんだろう。

文化や暮らし、それに纏わるあれやこれやが、大地の成り立ちから説明できてしまうなら。それは、ちょっとやそっとじゃこの問題は解決できないということを証明してしまう。
それじゃ仕方ないか、なんて気持ちでいることは決して良いことではないだろう。

何千年、何万年単位で語られる

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0611

今、ここにいるという感覚。

現実感の喪失に向き合う夜。
寝静まったリビングでペンを走らせる。
並んだ文字は小さくて弱い。精神状態が如実に表れる。

ノートの前にはいつも「書く私」と「読む私」がいる。
「読む私」の存在がより大きくなる時、現実感が喪失する。
手を動かしながらも、そこに書かれる言葉や物語が、私ではなく誰かのものであるように思う。

「人は何のために生きるのか」という問いに対して、今の

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0501

挑戦した後悔と挑戦しなかった後悔。

やらない後悔よりやる後悔、なんて言うけれど、やっぱりどちらを選んでも後悔する可能性があるということ。
勿論後悔しない選択肢を見つけ出すのが一番で、今の私は特段後悔してる訳じゃないけど。

延長した未来と延長しなかった未来を考える。
私は島にいながら島にいなかった物語も想像する。

それはあの時の選択が正しかったのか確かめたいから。

大阪に帰った私は元気にして

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