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0527 幸福

極楽浄土を望む信者のように、何かを必死に祈っている。
神社に参拝すれば「何事もなく平穏無事に過ごせますように」と願う。
私の祈りはこんなものでいいのか。

今の私の「幸せ」は、美しい夕焼け、波の音、生温い風、満天の星、草木の香り。そういったもの。
私が幸せで満たされるためには島にいる必要がある。
自然の中で五感を働かせ、生きていることを実感すること。何の望みもないけれど、どこか満たされた気持ちである状態のこと。
都会に戻ったときの私に幸せはあるだろうか。「幸せ」の定義がしたい。

相手が望んでいる言葉を掛けることは良いことだろうか。否定せず肯定するとは一体どういうことだろうか。
人と人は違う価値観をもっている。その上で話してもいいと思える状況ってどういうものだろう。違いを認識させながらも、その人を傷つける悪意等、一切無く、ただあなたを愛していますと伝える。ただ生きていてほしいのだと。ここにいてほしいと。
そういった愛の正体を私はもっと知りたいと思う。
何の理由も無く、大切に想っているということ。
あの美しい景色がもっと沢山のところで見られたらいいのに。

私は大切にしたい人が何人もいる。私は彼らに愛を伝えたい。彼らが幸せでいるために色んなことをしたい。尽くしたい。それが献身ということなのだと思う。
自分の幸せと相手の幸せ。この世の幸せは巡り巡る。