からふね

たこやきの国在住、酒と音楽とサッカーに人生を狂わせた独男。有安杏果への偏愛。

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  • 吉澤嘉代子関連

    吉澤嘉代子さん関連の記事をぼこぽことなっ

記事一覧

BENNIE K 全アルバムを勝手に解説

前回エントリーの最後に書いた通り、今回は2022年1月24日に活動終了したヒップホップ・ユニットBENNIE K(ベニー・ケー)の、今聴けるすべてのアルバムを勝手に解説していき…

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2年前
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BENNIE Kの終焉に寄せて

女性2人組のヒップホップグループ・BENNIE K(ベニー・ケー)が2022年1月24日に活動を終了した。 2001年に結成…とはいえ、2009年から13年間も休止していたので、実働は8年ほ…

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2年前
17

空きっ腹に酒、活動無期限休止に想う - 待つよ、お前らの音楽開始

物事はいつまでも同じように続くとは限らない。 まず人生がそうだ。短いようで長い時の流れのうち、何かしらの区切りの場面は必ず来る。 意図的であれ、無意識であれ、その…

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2年前
4

新型コロナウィルス回復者血漿研究に参加(依頼)しました

不肖からふね、新型コロナウィルス罹患でそこそこ苦しみました。 詳細はこちらでお読み頂くとして…… 幸いながら後遺症はなく、罹患前とほぼ同じ日常生活を送っております…

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3年前
6

新型コロナウィルスに罹患していました

2021年の4月前半の話です。 自宅待機期間もだいぶ過ぎて体調もすっかり安定して来ましたので、罹患した時の諸々を書き記したメモを公開します。 大阪府をはじめとして新規…

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3年前
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結び直す - 新曲「runaway」によせて #有安杏果

やっとnote書ける心の余裕が出来た… お久しぶりです。からふねでございます。 リハビリも兼ねてまたはじめて行こうと思います。 私が有安杏果のファンになって8年になり…

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3年前
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しゃがみ込む日々-ソウルフラワーユニオンを巡る雑感(5):クロスブリード・パーク

からふねです。 ニューエスト・モデルはインディーズ時代に2枚、メジャーデビュー後3枚のアルバムをリリースしていますが、「おすすめを1枚だけ選んでくれ」と訊かれたら…

からふね
4年前
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しゃがみ込む日々−ソウルフラワーユニオンを巡る雑感(4):乳母車と棺桶

からふねです。 ほんま1曲ずつ書いていったら100本ぐらい書かなあかん感じがして来ました…… まあ、書くけどね。書けるもんね。 さて今回は「乳母車と棺桶」という曲のご…

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4年前
17

しゃがみ込む日々−ソウルフラワーユニオンを巡る雑感(3):雑種天国

からふねです。 どんどん行きます「しゃがみ込む日々」。 ネタが尽きると思った? 残念! まだまだいけるんだなこれが! シングル「エンプティ・ノーション」を出して19…

からふね
4年前
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しゃがみ込む日々−ソウルフラワーユニオンを巡る雑感(2):こたつ内紛争

からふねです。 これから何回かはザ・ニューエスト・モデル(以下ニューエスト)にまつわる文章が続きます。 細かい時系列はぐちゃぐちゃですが、気にしない方向でひとつよろ…

からふね
4年前
5

しゃがみ込む日々−ソウルフラワーユニオンを巡る雑感(1):からっぽの概念

からふねです。 改めまして、日本が世界に誇るロックバンド:ソウル・フラワー・ユニオンにまつわる雑感をこちらで書いていきます。 興味のある方はお付き合い頂けると嬉し…

からふね
4年前
5

しゃがみ込む日々−ソウルフラワーユニオンを巡る雑感(0):気がつけば30年

2019年も終わりに近づいています。 東京オリンピック・パラリンピックを来年に控え、アメリカと中国の嫌がらせの応酬も喧しい昨今。 そういえば、と気づく。 「1989年から3…

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4年前
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2代目 桂枝雀師匠のこと

からふねです。 今回は落語について書いてみようと思います。 昨今、何度目かの「落語ブーム」が到来しております。 最近ならアニメ「昭和元禄落語心中」が人気を博しまし…

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4年前
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ジェネシス:その深遠なる世界、私の基本

からふねです。 noteで調子を掴むために駄文をどんどん書いちゃいます。お暇ならお付き合いの程を。 ロックやポップスがお好きな皆さんの中には、(今どきはだいぶ減ってい…

からふね
4年前
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サッカーのサポーターだった頃

からふねです。 元々持っているブログとどう差別するかまだ模索中です。 とはいえブログは本や映画の感想が大半なので、こっちはただの駄文をもう少し増やしていこうかなと…

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4年前
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吉澤嘉代子さんについての電子書籍のこと

からふねです。 今の職場に慣れるのに必死で、家に帰ると性も根も尽き果てて寝るだけの日々でございます。 そんな体たらくなので、今年初頭から執筆中の、吉澤嘉代子(よし…

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4年前
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BENNIE K 全アルバムを勝手に解説

BENNIE K 全アルバムを勝手に解説

前回エントリーの最後に書いた通り、今回は2022年1月24日に活動終了したヒップホップ・ユニットBENNIE K(ベニー・ケー)の、今聴けるすべてのアルバムを勝手に解説していきたいと思います。
いまだ活動終了のショックを引きずっているからふねでございますが、この素晴らしいグループが遺した楽曲の数々を語り継ぐことが、ファンとしての努めと思った次第。
拙い駄文ではございますが、しばしお付き合いの程を。

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BENNIE Kの終焉に寄せて

BENNIE Kの終焉に寄せて

女性2人組のヒップホップグループ・BENNIE K(ベニー・ケー)が2022年1月24日に活動を終了した。
2001年に結成…とはいえ、2009年から13年間も休止していたので、実働は8年ほどの活動期間だった。
今回はそんな彼女たちにまつわる個人的な思い出と思い入れを書き連ねることにする。

出会い不肖からふね、2004年から3年ほど東京で働いていたことがあった。Web関係の仕事をしっかりやりたい

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空きっ腹に酒、活動無期限休止に想う - 待つよ、お前らの音楽開始

空きっ腹に酒、活動無期限休止に想う - 待つよ、お前らの音楽開始

物事はいつまでも同じように続くとは限らない。
まず人生がそうだ。短いようで長い時の流れのうち、何かしらの区切りの場面は必ず来る。
意図的であれ、無意識であれ、その事実を、人はしばしば忘れてしまう。
今般のワシがそうだった。

大阪を中心に活動するバンド・空きっ腹に酒(すきっぱらにさけ)が今年7月22日のライブを最後に無期限の活動休止に入った。
今回はワシの大好きなこのバンドについての想いと、活動休

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新型コロナウィルス回復者血漿研究に参加(依頼)しました

新型コロナウィルス回復者血漿研究に参加(依頼)しました

不肖からふね、新型コロナウィルス罹患でそこそこ苦しみました。
詳細はこちらでお読み頂くとして……
幸いながら後遺症はなく、罹患前とほぼ同じ日常生活を送っております。

とはいえ、家族や友人、職場の方々に多大な迷惑をかけたのは事実。
個々人へは別途フォローするとして、何かこの経験を具体的に活かせる方法はないものか、と考えていたのです。

ある日、Twitterのタイムラインにこんなツイートが流れて来

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新型コロナウィルスに罹患していました

新型コロナウィルスに罹患していました

2021年の4月前半の話です。
自宅待機期間もだいぶ過ぎて体調もすっかり安定して来ましたので、罹患した時の諸々を書き記したメモを公開します。
大阪府をはじめとして新規感染者が全国で急増し、3度目の緊急事態宣言が発出されました。ワクチン接種が遅々として進まないこともあり、なかなか感染拡大を抑え込めていないのが実状でしょう。
幸運にもまだ罹患していない方、そして自分自身や家族、友人が罹患してしまった方

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結び直す - 新曲「runaway」によせて #有安杏果

結び直す - 新曲「runaway」によせて #有安杏果

やっとnote書ける心の余裕が出来た…
お久しぶりです。からふねでございます。
リハビリも兼ねてまたはじめて行こうと思います。

私が有安杏果のファンになって8年になります。
2012年のももクロ、布袋寅泰さん提供の名曲「サラバ、愛しき悲しみたちよ」がリリースされる直前にモノノフになったんです。早いもんだ。
突然のももクロ脱退、エンタメ業界一時引退、個人事務所設立してソロデビュー、そして結婚……

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しゃがみ込む日々-ソウルフラワーユニオンを巡る雑感(5):クロスブリード・パーク

しゃがみ込む日々-ソウルフラワーユニオンを巡る雑感(5):クロスブリード・パーク

からふねです。

ニューエスト・モデルはインディーズ時代に2枚、メジャーデビュー後3枚のアルバムをリリースしていますが、「おすすめを1枚だけ選んでくれ」と訊かれたら、迷うこと無くこの「クロスブリード・パーク(Crossbreed Park)」を選びます。
勿論大学時代に死ぬほど聴いたアルバムなので、思い入れも深いです。

全曲解説に移ります。既に紹介している曲についてはその記事のリンクを付けつつ。

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しゃがみ込む日々−ソウルフラワーユニオンを巡る雑感(4):乳母車と棺桶

しゃがみ込む日々−ソウルフラワーユニオンを巡る雑感(4):乳母車と棺桶

からふねです。
ほんま1曲ずつ書いていったら100本ぐらい書かなあかん感じがして来ました……
まあ、書くけどね。書けるもんね。

さて今回は「乳母車と棺桶」という曲のご紹介。これもシングルになっております。
ジャケットはこんなんでした。

これも例によって古いアルバムジャケットのオマージュです。
元ネタはジェファーソン・エアプレイン(Jefferson Airplain)というバンドの「創造の極地

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しゃがみ込む日々−ソウルフラワーユニオンを巡る雑感(3):雑種天国

しゃがみ込む日々−ソウルフラワーユニオンを巡る雑感(3):雑種天国

からふねです。
どんどん行きます「しゃがみ込む日々」。
ネタが尽きると思った? 残念! まだまだいけるんだなこれが!

シングル「エンプティ・ノーション」を出して1989年を締めくくったニューエスト。明けて1990年の1月21日、意外な形でのシングルをリリースしました。それが「雑種天国」です。
ジャケットがこれです。懐かしい8センチシングル。

ニューエストはシングルのジャケットで自分たちが聴

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しゃがみ込む日々−ソウルフラワーユニオンを巡る雑感(2):こたつ内紛争

しゃがみ込む日々−ソウルフラワーユニオンを巡る雑感(2):こたつ内紛争

からふねです。
これから何回かはザ・ニューエスト・モデル(以下ニューエスト)にまつわる文章が続きます。
細かい時系列はぐちゃぐちゃですが、気にしない方向でひとつよろしく。

ニューエストが結成されてから34年経ちましたが、現在のソウルフラワーユニオンに至るまで、ライブの度に演奏され続ける曲があります。
それが今回紹介する「こたつ内紛争」。
前回ご紹介した「エンプティ・ノーション」のc/w曲であり、

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しゃがみ込む日々−ソウルフラワーユニオンを巡る雑感(1):からっぽの概念

しゃがみ込む日々−ソウルフラワーユニオンを巡る雑感(1):からっぽの概念

からふねです。
改めまして、日本が世界に誇るロックバンド:ソウル・フラワー・ユニオンにまつわる雑感をこちらで書いていきます。
興味のある方はお付き合い頂けると嬉しいです。

前回書いた通り、彼らを最初に知ったのは前身の「ザ・ニューエスト・モデル」(以下ニューエスト)というバンドからでした。
アルバム「ソウル・サヴァイヴァー」はメジャーデビュー盤で、程なくしてインディーズ時代のアルバムもCD化され再

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しゃがみ込む日々−ソウルフラワーユニオンを巡る雑感(0):気がつけば30年

しゃがみ込む日々−ソウルフラワーユニオンを巡る雑感(0):気がつけば30年

2019年も終わりに近づいています。
東京オリンピック・パラリンピックを来年に控え、アメリカと中国の嫌がらせの応酬も喧しい昨今。
そういえば、と気づく。
「1989年から30年経過したな」と。

1989年。不詳からふねが大学生の頃でした。
それまで洋楽一辺倒だった私が、日本にも素晴らしいアーティストがたくさんいることを知った年でした。
プリンセス・プリンセスには「ガールズロックバンド」という常識

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2代目 桂枝雀師匠のこと

2代目 桂枝雀師匠のこと

からふねです。
今回は落語について書いてみようと思います。

昨今、何度目かの「落語ブーム」が到来しております。
最近ならアニメ「昭和元禄落語心中」が人気を博しましたし、それまでも映画やドラマで落語を題材にしたものが放映されました。何年か周期の「ブーム」なのでしょう。
不肖からふね、昔から落語はよく聞いていました。生まれも育ちも大阪なもので、もっぱら「上方落語」が大半です。
しかし私が「落語めっち

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ジェネシス:その深遠なる世界、私の基本

ジェネシス:その深遠なる世界、私の基本

からふねです。
noteで調子を掴むために駄文をどんどん書いちゃいます。お暇ならお付き合いの程を。

ロックやポップスがお好きな皆さんの中には、(今どきはだいぶ減っているでしょうけど)アメリカやイギリスのバンドやグループ、アーティストが好きな方もいらっしゃると思います。
好きになったきっかけって、誰の曲でしたか?

私がいわゆる「洋楽」に目覚めたのは中学校三年、15歳の頃でした。ただ高校受験があっ

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サッカーのサポーターだった頃

サッカーのサポーターだった頃

からふねです。
元々持っているブログとどう差別するかまだ模索中です。
とはいえブログは本や映画の感想が大半なので、こっちはただの駄文をもう少し増やしていこうかなと思っています。

ほんの3年ぐらい前まで、私はJリーグのセレッソ大阪のサポーターをやっていました。

元々サッカーを観るのは好きで、時たまスタジアムにも赴いていたのですが、2006年にセレッソ大阪がJ2に降格した時、「おらが街のチームをち

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吉澤嘉代子さんについての電子書籍のこと

吉澤嘉代子さんについての電子書籍のこと

からふねです。
今の職場に慣れるのに必死で、家に帰ると性も根も尽き果てて寝るだけの日々でございます。

そんな体たらくなので、今年初頭から執筆中の、吉澤嘉代子(よしざわ・かよこ)さんについての電子書籍……あんまり進んでません。ごめんなさい。
現在発売されている楽曲の全曲解説と、導入ともいうべき章は書き上げたんですが、肝になる中盤と終盤の章で難航しております。
黒子のバスケみたいに「ゾーン」に入った

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