香緒(かお)

山に囲まれた田舎で暮らしています。絵と文をかいていますが、最近は体力作りを念頭に置いて…

香緒(かお)

山に囲まれた田舎で暮らしています。絵と文をかいていますが、最近は体力作りを念頭に置いてます。

マガジン

  • 山と鹿さん、そして私

    地元富山に鹿になった友達が遊びに来た! このマガジンは、鹿さん(仮名)が富山に滞在した3日間のお話をまとめました。

最近の記事

オタクの願望

あわよくば、引き摺り込みたい。 これは私が非オタクな友人知人に対して常々思っていることである。 推しは沼だ。 一度足を浸ければ自重で泥水の中に落ち、あがけばあがくほど奥底へ飲み込まれ、けっして浮上することは出来ない。 観劇や映画鑑賞もせず、漫画も買わず、ソシャゲも課金していなくとも、ふとしたことでその作品のワンシーンやキャラが言ったセリフを脳内で静かに反芻しているそこのあなた。Welcome あなたももうオタクの世界に迷い込み始めている。 引き摺り込みたい、と先ほど言っ

    • 人生空回りヨシコの嘆き、もしくはやる気を出す方法について

      何万回も繰り返す問い。そして今日も私は空回っている。 「うまくいかないんスよね・・」 先月行ったお馴染みのセッションにて。ソファに項垂れる私は、ここで幾度も繰り返しただろう呟きをまた吐いていた。 人生がうまくいかない。やりたいことがうまくできない。エネルギー残量を見誤り意気込みだけでガス欠して、行動が伴わず結果が出せない。時間だけを無碍にして、気が付けばあれからもう数年・・・?嘘でしょ、ワタシハマダナンニモデキテイナイ。 ハムスターが回す滑車がフルスピードで回転して

      • 麻疹からダッシュで逃げた話

        MRワクチンを接種した(息切れ気味) つい先日、麻疹風疹の混合ワクチン、いわゆるMRワクチンを接種してきました。最近ニュースやネットで麻疹の感染増加を見かけていたのが理由です。ニュースでは「ワクチンが足りない」と言われていますが、体感では「大人数が一気に受ける量は無いが、個人が受けるのは普段と変わらない」といった印象です。 ただ、摂取するまでに調べた料金や接種場所の確認、抗体検査が出来る病院の把握は、かなり・・・疲れました。 今回は記録として、とある地方でワクチン接種を希

        • 拙い、おぼつかない、小さな声が話すとき

          まあ、暗い世の中だ。 物価も、政治も、海外の情勢だって、安心して先行きを見ていられる状況ではない。 30後半過ぎの年齢から見れば、若さで輝いて見えるz世代も上の世代よりも効率よく上手くやっているのだろうと思っていたけれど、#Z世代的価値観を読むにあれはやけっぱちの輝きらしい。書かれていたのはアメリカのZ世代だけれど、子供時代から既に9.11があって、物価も不動産はどこまでも高く、就職も未来も先行き不透明。これでどうして未来のために『堅実に』貯金や投資にお金を回せる?それならハ

        オタクの願望

        マガジン

        • 山と鹿さん、そして私
          2本

        記事

          山と鹿さん、そして私 ー伝説の水を求めてー

          これはざっくり言うと、友人が地元に遊びに来た話である。 ただ、その友人は頭に鹿が付く。 前回の話はこちら↓ 鹿に会えなさすぎて鹿になった友人、鹿さん(仮名)はこちら↓ (↑美味しいかい・・・?) 水を汲みたい 1日目を立山の山間部にある神社一帯で過ごしたなら、2日目は市街地か海かと考える人もいるだろうが、残念ながら鹿さんと私が考えたスケジュールはさらに山というか、さらに立山というか、立山のてっぺん近くにある室堂を目指していた。 もっと言うと、目的地はその付近にある

          山と鹿さん、そして私 ー伝説の水を求めてー

          ちょっと小休憩、もしくは頭を使うことと体を使うことについて

          ガス欠、・・・というか気が止まってる 旅あり、就活あり、制作あり。おっと気が付いたら、怒涛ですねぇ、といった日々を過ごしていたら、なんかぜんぜん、ずぇんずぇん頭が回らなくなっていた。悩み事はまだ続くのに。頭だけでなく体もうまく動かないでいる。頭寒足熱どころか頭熱足寒で、なーんか妙に頭だけ熱っぽく、そのくせ体は冷えて動けないのだ。 あら、私ったら6月でもう夏バテ? すぐに、アイス&冷たいドリンク禁止令が発令され、腹巻も装着したけれど、頭の熱はなかなか下へ下がってくれないま

          ちょっと小休憩、もしくは頭を使うことと体を使うことについて

          山と鹿さん、そして私

          イントロダクション。鹿さんについて(個人的見解) 突然だが、私には鹿の友人がいる。 鹿の(ことが大好きで大好きで大好きすぎる)友人だ。 今は、カッコを無くして鹿の友人になっている。 省略ではない。 友人に何が起きたのか定かではない。 聞くところによれば、コロナの非常事態宣言中、遠出をして奈良や広島にいる鹿たちとの触れ合いが出来なくなった悲しみが原因だとか、そこへ作家さんの素晴らしい作品を見かけたとか、色々聞いたけどわかったことは、情報がでかすぎると脳が処理落ちするって本

          山と鹿さん、そして私

          セッション。『今』をどう感じるか。

          3月21日は久しぶりの快晴だった。 花冷えもゆるみ、麗らかにのどかな朝。家人がお彼岸用のもち米を半殺しにする横で私は思った。 そうだ、セッション行こう。 東海旅客鉄道が打ち出した名キャッチコピーが如く軽いノリで占いに行くのもどうかと思うが、ちょっと聞いてほしい。 3月の私は、あんまりうまくいってなかった。 これからの30代は体力だと気合を込めてトレーニングをぶちかませば筋を痛め、絵を描くなら美術史は必須だと参考書籍を搔き集めればそこで力尽き、止めとばかりに荒れ狂った天下

          セッション。『今』をどう感じるか。

          とっ散らかる世界の果てに

          マルチタスクは出来ない 昨日、A5サイズ60ページのスケッチブック1冊を描き終わった。 ・何を描いてもいい。 ・未完成OK ・とにかく手を動かせ。 の、精神で「取り敢えずドローイング」を1日平均2枚、絵の具の乾燥都合で日を跨いだのもあったので5、6枚は同時進行でやっていた。 顔彩、アクリルガッシュ、色鉛筆にクレヨン。幼児のお道具箱からこっそり拝借もして、使えるものは全て使ったれ精神でなんやかんや描いていた。 最初は黒一色から始まり、次に色を使い、塗るだけでなく折ったり擦

          とっ散らかる世界の果てに

          何があろうと、なかろうと

          積みあがる、「わからない」の山 大の前に美がつく学校に通っていたせいか、何かしら作っていないと「罪悪感」が湧く。おまけに「虚無」と「後悔」が同時についてくる。 とんだアンハッピーセットであるが、これは話してみると自分だけではないので専門系の学校を出た者あるあるなのかもしれない。 学んだのなら何かを為さねば、みたいな湿ったプレッシャーがある。 何かを作らなきゃとは思うが、今では目を見張る作品がインターネット上に剛速球で流れ、さらにはAIまで参入、いや、AIお前はなんでこ

          何があろうと、なかろうと

          思ったほど、出来ない

          失望よ、こんにちは 就職した職場を3ヶ月で退職した。 試用期間も半ばで休職、からの退職だった。 出来ると思って就いた仕事が実は無理だった、というのはちょっと辛い。 経験有りとして入ったら、全く仕事内容が前職と違ってほぼ未経験だった事実が露呈しちゃったのも、ちょっと辛かった。 事務職は、会社によってやる事が違いすぎる。 仕事に就いて早三日で白目になって音を上げかけていたが、説明上手な指導係の助力もあってなんとか仕事をこな、こなし・・、こなしきれず残業、は、1ヵ月半ばからよ

          思ったほど、出来ない

          コーチングを四ヶ月受けてみた。最終回

          この記事の始めについに3月から始まったコーチングも6月の今日で終わる。 ・・・怒濤だった。 途中でコロナ騒動、ステイホームが起こるとは誰が思っただろうか。 今回の記事は、4回に渡るコーチング、その最後のセッションと今後の展望についてをまとめたい。 私の簡単なプロフィール 香緒(かお) 美大でファインアート(主に油彩)を学び、その後画業を離れていたが、数年前に復活。細々と描いており、SNS上で作品を公開している。 地方在住。30代。 今までのコーチングについての記事は、こ

          コーチングを四ヶ月受けてみた。最終回

          コーチングを四ヶ月受けてみた。その4

          3月から4回に分けて受けているコーチング。 今回は第三回目のセッションについての記事である。 私の略歴 香緒(かお) 美大でファインアート(主に油彩)を学び、その後画業を離れていたが、数年前に復活。細々と描いており、SNS上で作品を公開している。 地方在住。30代。 前の記事はこちら 死ぬ気でやった、その後は?先月の課題テーマで出たDEATHが脅し・・・、もとい示した死ぬ気でやれ、というメッセージ通りかどうかはわからないが、とにかく課題をこなした私は、五月のセッションで

          コーチングを四ヶ月受けてみた。その4

          コーチングを四ヶ月受けてみた。その3

          これは3月からコーチングを受けた記録である。 四ヶ月にわたるコーチングの目標は『個展を開催すること』で、手法には対話方式の他にカードと石を使ったリーディング方式を使っている。 私の簡単なプロフィール 香緒(かお) 美大でファインアート(主に油彩)を学び、その後画業を離れていたが、数年前に復活。細々と描いており、SNS上で作品を公開している。 地方在住。30代。 コーチングこれまでの記録はこちらから私、なんで描いてるの?二回目のセッションを終えて、私は呆然としていた。 自分

          コーチングを四ヶ月受けてみた。その3

          コーチングを四ヶ月受けてみた。その2

          三月から始まったコーチング体験期。 記念すべき第一回は前回の記事に纏めたが、 今回はその続きである。 そしてコロナが来た初回のコーチングを終えて、私はまじめに課題に取り組もうとしていたと思う。コーチングの目標であった個展をひらくために場所を探し、画材費用を調べ、筆を握り、会話を自分の不安から止めないよう気をつけていた。 ところが、だ。 対岸の火事と思い込んでいたコロナは、日本に上陸したかと思っていたうちにあっという間に国内に拡がり、気がついたら皆マスクをしてステイホームが

          コーチングを四ヶ月受けてみた。その2

          コーチングを四ヶ月受けてみた。その1

          そういえば、私はコーチングを受けていたこのアカウントを立ち上げて早一月以上。最初にぶち上げた記事がこれだった ので、その後どーしたというのを数回に分けて記録することにした。 受けたコーチングは、割とS(スコシ)F(フシギ) コーチング、という言葉はネットの海を漂っていて、主にビジネスや自己啓発界隈を中心にブログやツイッター関連でちらほら見かける単語だった。 人生をよりよくするためにはコーチングがいい!というような紹介とともに熱く語る人が多く、常に人生がじわっと後退してい

          コーチングを四ヶ月受けてみた。その1