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コーチングを四ヶ月受けてみた。その4

3月から4回に分けて受けているコーチング。
今回は第三回目のセッションについての記事である。

私の略歴
香緒(かお)
美大でファインアート(主に油彩)を学び、その後画業を離れていたが、数年前に復活。細々と描いており、SNS上で作品を公開している。
地方在住。30代。

前の記事はこちら

死ぬ気でやった、その後は?

先月の課題テーマで出たDEATHが脅し・・・、もとい示した死ぬ気でやれ、というメッセージ通りかどうかはわからないが、とにかく課題をこなした私は、五月のセッションで今月の課題となるカードを引いた。

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お、ま、え、も、か、と突っ込みたくなる獅子(一回目登場)が登場したが、このSTRENGTHは『とにかくもっともっと自分や作品を出していけ!』というイメージを私に訴えかけていた。

このカードには自分らしさの表現、主権を取り戻す、自分の行動・考えの信頼などの意味があるらしい。

自分の行動・考えの信頼。

どうしてこう何度も苦手なことをこのカードたちは訴えかけるのか、謎だ。

私は、自分の行動や決断をあまり信じられない人間だった。

正解をとても気にするのだ。
気にしすぎて、酷いときは周りに確認と確認と確認をとって、半ばキレられながら再確認してやっと行動する。さすが石橋を叩いて渡る女。自分への不信感が強い。

結果、行動範囲も狭まり、出来ることも少なくなる悪循環が出来上がるのだが、自分ではわかっていてもどうしようもなかった。

後のフィードバックで、コーチは

『セッションでの気づきが正しいか否か、それは誰にもわかりません。皆、自分の世界での判断です。
香緒さんが自分を信じていないのは、多分その方が楽だからです。苦しそうに見えて、楽な癖がついています。
本当に信じてやりたい事をやる方が苦しいし、大変な事は誰でも深い所ではわかっています』

とラインで答えた。

信じない方が楽。苦しんでいる方が楽。

気付いていたけど、改めて言われると何だろう、泣きそう・・・。

とにかく、これで自分がどう変化するか、その方向性は見えてきた。
課題は、次回のセッションで終了となるが、そもそも目的としていた個展の枚数にはほど遠い制作数(というか未だ0枚)の現状を鑑み、今後の方向性を決める絵を一枚仕上げる、ということで纏まった。

個展は幻に終わるのだろうか。
それはまだ、わからない。

自画自賛は悪いことか?

さてそこから思考・心・体・魂と4つのテーマに沿った課題をカードをひいてそれぞれ決めていくのだが、その課題はどれも前回から地続きを思わせるものが多かった。例えば先月は自分なら出来るという口癖が、OK!という口癖になっていたり(おそらく自己受容とセルフヒーリング)した。

その中で、描くときに自分の絵を褒める、という課題が出た。

自分の絵を、褒める?誰が・・・、私が?

ま、じ、で?

残念ながら、私は先月の課題、自分を褒めるが苦手なら、自分の創作についても褒めるのが苦手なタイプの人間である。

というか、自画自賛は恥ずかしいこと、やってはいけないことだと思っていた。

絵は好きだ。絵は楽しい。小説や、物語を考えるのも大好きだ。

でも、いつからだろう。それだけじゃダメだという現実にぶち当たった。

あの子の方が上手。から始まって、美術学校では批評、批評、批評の嵐。
これじゃダメだ、もっとうまく、もっと学ばないと。
気がつけば線を引く度に「下手くそ」と自分で自分を叱咤する癖がついた。

楽しかった時間は、重苦しい義務的な時間に変わるのに、そしてそこから逃げるのに、そう時間はかからなかった。

で、そういう人間は五万といるのを私はあとでネットで知ったりするのだが、それは別の話で。

胸の中に住む海原雄山なら、けちょんけちょんに言う事態だが、けれどここは課題通り描いている時自分の絵を褒めるしかない。やるしかないのだ。

課題をこなして

そうして課題をこなしていて、一月経った今、絵を褒めながら描いて描画が前より好きになったかどうかは、私にはまだわからない。

それでも、この部分のタッチが好き、この部分の色が好き、と自分の好きな部分が増えてきたような気はする

また、課題にあったSNSの勉強をすることで、自分の一般受けしない絵や文章がいきなり沢山の人にフォローされるのに向くわけではなく、もっとじっくり育てながらフォロワーを増やすことが向いていることがわかるなど、学ぶことで目指すべき方向が見え、直感で動くより学びながら考えて動き、失敗しながらもそこから良かった物を選んでより良いものを目指していく姿勢を身につけたいと思った。

それほど、今までのインスタグラム始めSNSの発信は見当違いのことを多くやっていたのだ。

本やネットから学べるもの、出来ることはどんどんやっていきたい。

この課題月、というか今月は、最初は順々と課題をこなせて良かったのだが、後半、梅雨の湿度で露骨に体調を崩して上手く先月ほど課題をこなせなかった。それでもなんとかここまでやってこれたのだから、それは良かった。

さて、明日は最後のセッションとなる。

ラストはどうなるか、それは次回のお楽しみ。

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