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フランスの地方都市で暮らしつつ、アメリカのNPOで働いています。日々の生活で考えたこと…

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フランスの地方都市で暮らしつつ、アメリカのNPOで働いています。日々の生活で考えたこと・感じたことを少しずつ書き留めていきたいです。

最近の記事

【フランス生活】Happyとcontentの違いについて多文化カフェで話したこと

たまに週一で集まる英語を話そうの会に参加しています。 以下の記事でも書きましたが、フランス人と非フランス人半々な会です。 朝10時スタートなのですが、みんな好き勝手な時間に来て、人が多くなり始めるのは11時過ぎとかでしょうか。例に漏れず私も11時過ぎに行くことが多いのですが、先日、行ったときに「自分が何が好きかを知るためには、世の中にはこういう生き方の選択肢があるんだってたくさん知らないといけないし、色んな事を経験しないといけない」みたいな会話が繰り広げられていました。何か

    • 【アメリカ大学院…のその後】税金の支払い状況はちゃんと確認しようねという話

      大学院を卒業して、アメリカを脱出(?)してからもう少しで1年になりますが、2023年の頭はアメリカにいたので2024年頭に2023年分の税金の申請・支払いをしないといけません。と思ったら、実は2022年の税金でちょっとやらかしていたことが発覚したので、書き残しておきます…。 私が行っていた大学院では税金申請のサービスと連携していて、連邦の税金はタダでそのサービスを使って申請書を作ることができます。 ※今年初めて州の税金を払うことになり、そちらはサービスを使いたかったら自分で

      • 【アメリカ大学院】学部卒業後、すぐ行くべき?

        先日、私が通っていたアメリカ大学院のプログラムへの進学を検討しているという方とお話した時に、学部からストレート進学組と、社会人経験組のどっちが多い?どっちが良い選択肢だと思う?という話になりました。 私がいたプログラムは、ちゃんと数えたことはないですが、社会人を経験してから来た組の方が多かったと思います。数年経験してから来た20代後半がボリュームゾーンかなと。とはいえ、だいぶ多様なバックグラウンドの人たちが集まるプログラムだったので、やや多いかなというゾーンがそこなだけで、学

        • 【語学学習】Language exchange partnerからの学びと刺激

          以下の前の記事でもちらっと書きましたが、たまに日本語を学びたいフランス人とLanguage exchangeをしています。 先日、友人に紹介されてカフェで会ったフランス人はなんと8ヶ国語喋れて、インドネシア語や日本語をプラスαで勉強しているという猛者。 まぁヨーロッパにいるとヨーロッパ系の言語を幾つも喋れるのはあるあるです。が、彼の場合はロシア語もぺらぺら、アジア系も囓っているということで、ヨーロッパ系言語が母語の人は、そりゃヨーロッパの言語なら幾つも喋れるよ、下駄履いてて

        【フランス生活】Happyとcontentの違いについて多文化カフェで話したこと

        • 【アメリカ大学院…のその後】税金の支払い状況はちゃんと確認しようねという話

        • 【アメリカ大学院】学部卒業後、すぐ行くべき?

        • 【語学学習】Language exchange partnerからの学びと刺激

          【フランス生活】行政手続きとの闘い

          どこの国でも行政手続きはやいのやいの言われるものですが、フランスはフランス人自身が自信を持って(?)うちの国はやばいと言ってきます。 最近、引っ越したのに伴い、また面白い問題が幾つか発生したので、それも含めて書き留めておこうと思います。 いつまで経っても手に入らない滞在許可証フランスでは長期滞在になるとtitre de séjourと呼ばれる滞在許可証が必要となります。日本で言う在留カードみたいなものですかね。 私の場合、まず1年有効期限の家族ビザで入国して、その有効期限

          【フランス生活】行政手続きとの闘い

          【フランス妊婦生活】妊娠発覚から中期まで

          フランスでの妊婦生活も折り返し地点が過ぎました。せっかくなので忘れないうちに妊娠発覚からこれまでのことを書き留めておこうと思います。 妊娠検査薬を手に入れようスーパーや薬局で数ユーロで手に入ります。薬局に行くと、早い時期(受精したと思われる日の8日後!)からチェックできるものや、受精から何週間かが出るものもあるようですが、私はスーパーで2ユーロぐらいのシンプルなものを買いました。 婦人科に行こうお、妊娠っぽいぞとなった時点で、婦人科医を予約しました。一般医でもいいらしい。

          【フランス妊婦生活】妊娠発覚から中期まで

          【アメリカ大学院】授業以外の過ごし方

          以前、アメリカ大学院進学の振り返りを記事にしました。 (以前の記事はこちら) わざわざ社会人から大学院へ進学し、しかもアメリカ。最大限時間を有効活用したいと思い、授業以外でどんなことに取り組んでいたかを振り返ってみたいと思います。 学会参加業界ではおそらくそこそこ大きい規模に入るアメリカで毎年開かれる学会への参加をプログラムが強く推奨していて、プログラムメイトの1/3ぐらいが参加していました。修士1年目入ってすぐにプロポーザルの締切があったので、<学会>というものの右も

          【アメリカ大学院】授業以外の過ごし方

          【フランス生活】ともだち100人できるかな

          海外での友達作りって難しくないですか?...と、書き出してから思いましたが、日本でもそんなに友達がいるわけでもなかったので土地は関係ないのかもしれません。 よく考えたら、日本でも学生時代からの友人にしか会ってなかったですね…あとは友達と呼べるか分かりませんが一部の同僚か。 そんな人間が、全く知り合いのいない土地で100%リモートの仕事を始めたら、友達なんてできるわけがありません。 このままだと顔を合わせるのがパートナーだけになって、お互いの精神状態的によくない気がすると思い

          【フランス生活】ともだち100人できるかな

          【海外やらかし話】インドネシアで電車の席を恵んでくれた見知らぬご夫婦

          もう10年以上前のことです。巷にあふれている話だと思うのですが、高校生の頃に沢木耕太郎の深夜特急を読んだ私は、バックパッカーというものへの憧れを募らせつつ大学へ入学しました。 デリーからロンドンまでの陸路旅行はできないにしろ、大学最初の夏休みは「バックパッカーっぽい」ことをしたいと思い、インドネシアへの一人旅を決めました。 ※これを書きながらそもそも「バックパッカー」の定義ってなんだと思いネットで調べましたが、低予算で(主にバックパックを背負って)中長期で旅行する人のことらし

          【海外やらかし話】インドネシアで電車の席を恵んでくれた見知らぬご夫婦

          【国際結婚】フランスの家族観

          最初に書いておくと、家族観を語れるほどフランスの家庭事情に詳しいわけではないです。パートナーと自分はもともと日本で出会って、一緒に暮らし始めたのも日本で、彼が合わせてくれていた面が大きいのでしょうが「フランス式」を意識して夫婦生活を築いたことはありません。 付き合い立て当初の時、会う頻度や連絡頻度でだいぶ揉めたので(主に私の出不精・連絡無精が原因)、ある程度諦めてくれた点はあるのかも…すまん。 義実家も私が直接的に関わるのはクリスマスのながーーーいランチのみ(2023年末は

          【国際結婚】フランスの家族観

          【国際開発×アメリカNPO】効率命な私の悪戦苦闘記

          現在、フランスに住みつつ、フルリモートでアメリカのNPOで働いています。仕事は国際教育開発という分野で、低中所得国(いわゆる発展途上国)の教育を良くしていこうというものです。なので、仕事自体はアメリカ在住の同僚(と思っていたら実はカナダに住んでたとかペルーに住んでたとかあるんですが、私もフランスに住んでるので人のこと言えない)と、アフリカやアジアにいる現地のプロジェクトチームと進めています。 私は学部卒後、日本の外資コンサルで1年、スタートアップで数年働いていました。その後

          【国際開発×アメリカNPO】効率命な私の悪戦苦闘記

          【フランス生活】2人暮らしの1ヶ月家計簿

          フランス地方都市でのパートナーとの2人暮らしもしばらく経ってきたので、1ヶ月の家計がだいたいどんな感じか整理してみたいと思います。日本円に直したとき、もっと安いと思ってたんですが、そんなことありませんでした。円安…! ※以下、1ユーロ = 158円でざっくり換算しています。 家賃:915ユーロ(うち、保険15ユーロ)(14万5千円ぐらい) フランスの地方都市に住んでいます。街の中心部まで徒歩30分程度の1LDKです。東京では少し安いぐらいの家賃で2LDKでしたが、1LDKに

          【フランス生活】2人暮らしの1ヶ月家計簿

          【アメリカ大学院】留学して結局どうだった?って話

          私は2021年9月から2023年5月までの1年8ヶ月、アメリカの教育大学院に通っていました。 ※とはいえそのうち数ヶ月はインターンなので、大学院で授業を取っていたのは実質1年程度です。 準備がぎりぎりすぎて、反面教師にしていただきたい大学院出願(1月出願に向けて、応募しようと決めたのが9月)についてはまた機会があるとしたら書くとして、今回はアメリカの大学院に進学して結局どうだった?という振り返りを書きたいと思います。 結論から言えば、とても良かったですし、ぎりぎり準備でどう

          【アメリカ大学院】留学して結局どうだった?って話

          【フランス妊婦生活】教育学の視点から子どもの語学学習をどうすればいいか考えるあれこれ

          現在、フランスで妊婦生活を送っています。フランスでは妊娠初期・中期・後期の1回ずつしかエコーをしてくれず(月1でドクターには会いますが、血圧と体重測って、血液検査して終わり)え、大丈夫?ほんとに育ってる?とそわそわする日々です。次のエコーが待ち遠しい…。 まだまだ産まれてくるのは先ですし、今は無事産まれてきてくれたら何でもいいですという気分ではあります。とはいえ、このままフランスで子育てとなると考えないといけないのが子どもの語学学習、特にどうやって「母語」を確立するかという

          【フランス妊婦生活】教育学の視点から子どもの語学学習をどうすればいいか考えるあれこれ

          【国際結婚】外国人と付き合うと、語学が伸びるは本当か?

          こんにちは。現在、フランス人のパートナーとフランスの地方都市に住んでいます。 国際結婚をしたというと、よく聞かれるのが言語のこと。私はフランス移住するまでフランス語の勉強はゼロ(今も超初級レベル...) だったのですが、一緒に住んでたら教えてもらえるじゃん!すぐ上達するよ!とよく言われます。 が、正直、上達するかどうかはお互いの語学レベル×忍耐力のバランスが取れているかによるのではとつくづく思っております。 パートナーと私の語学レベルについてパートナー フランス語ネイティ

          【国際結婚】外国人と付き合うと、語学が伸びるは本当か?