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【アメリカ大学院】授業以外の過ごし方

以前、アメリカ大学院進学の振り返りを記事にしました。

(以前の記事はこちら)

わざわざ社会人から大学院へ進学し、しかもアメリカ。最大限時間を有効活用したいと思い、授業以外でどんなことに取り組んでいたかを振り返ってみたいと思います。


学会参加

業界ではおそらくそこそこ大きい規模に入るアメリカで毎年開かれる学会への参加をプログラムが強く推奨していて、プログラムメイトの1/3ぐらいが参加していました。修士1年目入ってすぐにプロポーザルの締切があったので、<学会>というものの右も左も分からないままノリでプロポーザルを出すことになりました。

結局、大学院の1年目、2年目両方行き、2年目からはなぜかちょっとだけ運営側も囓ってという感じですが、ネットワーキングなるものに積極的ならもっとうまく機会を生かせたんだろうなぁとは思います。発表しましたという実績をレジュメに書けるだけでも十分だとは思いますが(実際、その後のインターンの面接ではその発表内容をだいぶ掘られて、逆にそこまで聞く?!となってました) 大西洋を渡って気軽に参加できない身になってみると、もっと気になる発表をしている人に話しかけに行けばよかったなと。

とはいえ、何はともあれ、修士のわりに毎年ちゃんと発表した自分は偉いなと思いますし、自分の興味あることってこうやって言語化できるんだ、研究課題にこう落とし込まれるんだって学べたのはとても良かったです。さらに言えば、国際教育開発に関わることなら本当に幅広いトピックが出てくるところだったので、全然触れたことなかったけど、これ面白いかも、というトピックに1年目で触れられたのも良かったです。

ちなみに後日、大学院から宿泊と交通費分のお金はもらえましたが、2年目はお金を受け取れるかどうかが行く前には分からない状態だったので、たまたま近くに住んでた友達に泊めてもらいました。感謝!

ティーチングアシスタント・リサーチアシスタント

最終学期は有り難いことに教授からお声がけいただき、2クラスのティーチングアシスタントをさせていただきました。私にとっては最終学期でしたが、プログラムメイトの大半が既に卒業 or インターン中(私は最終学期の前にインターンをしました)だったので、我々の学年で残っているのが数人しかおらず、選択肢がなかったんだと思います。ラッキーでした。
多少のお金がもらえるのはもちろんプラスだったのと、教授との関係性作りという意味でも良かったです。そこから共同研究にも繋がりました。
ただ、教授が授業前日の昼過ぎに、明日の授業のこれレビューしてくれない?など連絡してくるのには辟易していましたが…もう少し早くどうにかならんかったんか?
あと、人に教えるのはまた一段階違う知識・理解が必要ですね。経済学や量的調査に関わる授業だったので、比較的、言語に左右されない理解がしやすい分野ではないかと思うのですが(だからこそ私の英語力でもどうにかなったと言えます)、正直、学生に聞かれて、自分で調べつつどうにか答える…の連続でした。ごめん。

また、同じ教授が他の教授とやっている研究のリサーチアシスタントもしていました。こちらは完全ボランティアでした。が、そもそもここでボランティアをして恩を売っていたので、ティーチングアシスタントの声がけが来たのかもしれません。

教授と共同研究

ある学期の最終レポートに良い評価をいただき、これ少し手直しして論文投稿してみたら?と仰っていただき、一緒に執筆したプログラムメイトと教授と投稿することになりました。とはいえ、それは最初の投稿がNGで、今まさに再手直し中なのですが…
そこからまた、同じ教授にお声がけいただき(※)別のテーマで学会発表・論文執筆をしました。ただ、残念ながら学会での発表自体は卒業してからで、学会が出している参加のためのサポート資金がオンライン参加分しか取れなかったので、オンライン参加となりました。今のところ博士課程への進学はリアルには考えていませんが、博士課程に行くのであれば、論文投稿などもっと積極的にしていくべきなんだろうなぁと思います。今、働いている機関ではPhDがないと一定以上上に行けないというまことしやかな噂があるのですが、どうなんだろう…

※ここまで出てくる「教授」はみんな同じ人です。もともとこの人がやってることが自分が興味ある分野にどんぴしゃだなと思い大学院に応募したところもあるので、ひたすらこの教授に恩を売り、アピールし、ということをしていました。プログラムが始まる前に、この教授のアシスタントの募集があって応募したのですが、それは落ちてだめでした。が、授業内外であなたの研究興味あります、こんなことできますとアピールすることで、その後、お声がけいただくのに繋がったので、諦めないで良かったなと。

学期内ではこんなところでしょうか。あ、あと、一学期間、今の勤め先でもあるNPOでインターンをし(無給!)、その後、最終学期は同じところでハーフタイムで仕事もしていました。学生ビザは基本的に学内で一定時間以内しか働けないので、このハーフタイムの仕事をする調整もなかなか面倒だったのですが、それはまた別の話ということで。

学期中、基本的には授業の予習・課題でいっぱいいっぱいでしたが、後半になるにつれ多少余裕もできて、教授との関係性もできたので色々機会もいただけて、なんだかんだ様々な経験ができて良かったなと思います。もし、大学院進学を考えていらっしゃる方が読んでらしたら、参考になれば幸いです!

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