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【旅行記】早春のマルセイユ
3月末に友人と2人で1週間ほどマルセイユに行って来ました。初の南フランス!少しはもう暖かいかなと期待して行ったのですが、海風でとても寒く、現地でストールを調達しました。住んでいるところもフランスでは南の方ですが、3 ~ 4月は夏のように暖かい日と冬のように寒い日が交互に続いたので(というか寒い日の方が多いのでは…?)春先にフランス来る方はお気をつけください。
というわけで、1週間のマルセイユ滞在記です。
※ヘッダー画像は街中で見かけたタコだかイカだかの落書きです。さすが港町(?)落書きも海モチーフが多かったです。
1週間のスケジュール
こんな感じで1週間かけてゆっくり見て回りました。
1日目:昼過ぎに到着して、夕方に友人と合流し、airbnbにチェックイン
2日目:朝は丘の上にあるBasilica of Notre-Dame of la Garde(ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院)へ。そこから旧港に降りて来つつ、途中のAbbaye Saint-Victor(サン・ヴィクトール修道院)に寄り、ランチを食べたあと、石鹸博物館へ
3日目:Cathédrale La Major(サント・マリー・マジョール大聖堂)とMuseum of Civilizations of Europe and the Mediterranean(MuCEM / ヨーロッパ地中海文明博物館)
4日目:雨だったのでモールをぶらぶら
5日目:日帰りでAix-en-Provenceへ。セザンヌのアトリエに行った後、街をぶらぶら。
6日目:カランク国立公園へ
7日目:買い物して夕方の電車でマルセイユにさようなら
滞在していたairbnbがマルセイユの中心地である旧港の北側から徒歩10 - 15分という立地の良さで、疲れたらairbnbに戻ってゆっくりできたので良かったです。滞在中の半分ぐらいは、スーパーで適当に買い物してairbnbでNetflixを観ながら夕飯を食べていました。
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しかし、1週間のスケジュールをこうやって書き出してみると、マルセイユの街自体をがっつり観光したのは2日と3日目だけですね。街中での観光地はアクセスしやすくまとまっているので、マルセイユの街だけなら、2日で十分だと思います。旧港の北側(上記で言う3日目)と南側(2日目)に分けると効率よく周れました。Basilica of Notre-Dame of la Garde(ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院)の景色が最高(海風はすごい)だったので、南側はぜひ晴れてるときに。
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本当は小説『モンテ・クリスト伯』の舞台になったChâteau d’If(イフ城)にも行きたかったのですが、まさかの海風が強すぎるという理由で1週間一度もフェリーが出ず…!遠くから眺めるので我慢しました。上の写真の奥の島…の、手前にある小さい島がそれのはず。
いちおし、カランク国立公園
同じく、カランク(※)を見て回るフェリーも一度も出なかったのですが、こちらはカランク国立公園のハイキングが楽しかったので、それで十分かなーと。なんならこのハイキングがこの旅行で一番楽しかったかも。昔は旅行に行っても自然系のアクティビティとか全く興味がなかったのですが、人間変わるものですね。
※カランクとは、南フランスの地中海沿岸に見られる切り立った岩に囲まれた入り江のこと。
私たちはMes Calanquesというカランク国立公園のアプリ(英語対応可!すばらしい!)でハイキングルートを調べてから行きました。結構たくさんハイキングルートがあって、距離も大変さもまちまちなようなので、ご自分にあったものを探してから行くといいかなと思います。私たちはLuminyというバス停からCalanque de Sugitonに向かうルートにしました。アプリだとIntermediateの大変さ(easy / intermediate / difficult / very difficultの4段階で分けている模様)と出ていて大丈夫かな?と思ったのですが、途中少し岩々しているところを行かないといけないのと、帰りが上り坂が続くので多少疲れるのを除けば、全然大丈夫でした。
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天気もよく、白い岩と蒼い海のコントラストがとても綺麗でした。
がっつりハイキングしますという恰好で来られてる方もいらっしゃったので、最初、こんな舐めた格好(ジーパンとスニーカーに何ならロングコートという普段着)で来て大丈夫かなと思ったのですが、途中でお子さん連れも見かけたり(すごい)同じように普段着で来ているアジア人観光客もいたりして安心しました(笑)
夏は山火事注意で空いてなかったり、Calanque de Sugitonは人数制限をしたりするらしいので、事前にリサーチは必須です。あと公園内は売店・お手洗いはありませんし、ネットは大して繋がりませんし、GPSも怪しい…ですが、ハイキングルートの道標は出ていますし、下の写真のように公園の管理人なのか、親切な先駆者なのかが道を教えてくれるので、大抵大丈夫です。多分。
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お土産探し
お土産は例に漏れずマルセイユ石鹸!石鹼博物館自体はとても小さかったのですが(でもちゃんと展示の説明を読むと結構面白かったです)隣接するショップが石鹸はもちろん、ハンドクリームなどのコスメやらキッチン用品やらあって楽しかったです。完全にこっちのショップがメインなんだろうなと(笑)石鹼博物館のチケットで石鹸が一つもらえます。チケット自体が2.5EURでもらえる石鹸が2EURのものだった気がします。とにかく色々な種類の匂いの石鹸があって、途中から鼻が働いてるのかよく分からなくなりました。
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他にも観光客向けの石鹸屋さんは街中にありますし、私はちゃんとマルセイユ石鹸かな…?と多少疑いつつ、ローカル感の漂うストリートで安かった石鹸を大量買いしました。
あと、MonoprixやCarrefourといったスーパーでセミ型の石鹸が売られてました。知らなかったんですが、セミって南フランスで幸福のシンボルらしいですね。
お気に入りレストラン&カフェ
マルセイユと言えばブイヤベースということで、もちろんブイヤベースも食べたのですが、それ以外にも色んな海鮮料理を楽しめて最高でした。
ちなみにマルセイユ、なぜかGoogle mapの営業時間が間違ってることが多かったのでお気をつけください。曜日によりますが、混んでいることも多いので前もって予約しておくと吉です(私たちは予約したのに空いてなかったなんてこともありましたが…)。
以下、滞在中に気に入ったカフェ&レストランをメモしておきます。また行けたらいいなー!
Aux Demoiselles du Mont
料理がおいしいのはもちろんなのですが、オーナーご夫婦がとても親切な方々でした(私の拙いフランス語をとても褒めてくれたのでとてもバイアスかかってる自覚はあります)。日本に行ったこともあるらしく話が盛り上がりました。メニューも英語で説明してくださいます。お値段もお手頃。
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とても素敵なレストランだったのでマルセイユでの最後の晩餐もこちらでいただきました。
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Restaurant Quartier Libre
以前マルセイユに旅行したという友人におすすめしてもらって行ったレストラン。タパス形式というか、いくつかのお皿をシェアするスタイル。
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Au Doyen
旧港沿いにあるレストラン。シーフード料理がたくさんあって嬉しかったです。
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あと左側のムールの香草焼きがバケットと最高に合いました。
ムールってあのバケツで出てくるムール・フリットだけじゃないんだと謎の感動。
Bonne Miette
こちらはカフェというかブーランジェリー(要はパン屋)。バケットやViennoiseries(菓子パンって訳していいんですかね…?クロワッサンやパンオショコラなどの甘いパン)はもちろん、ケーキ類も種類が豊富でした。
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アイシングかかったレモンケーキってなんでこんなに美味しいんだろう。
Madeleines De Christophe
最後にレストランでもカフェでもないのですが、Aix-en-Provenceで長蛇の列ができていて気になったマドレーヌ屋さん。何回か前を通りかかったのですが、毎回、長蛇の列でやっぱり気になってしまって、最後に通りかかったときにちょうど人が少なくなっていたのでつい買ってしまいましたが、大正解。マドレーヌってこんな美味しいんだ…!と感動しました。美味しさを伝える語彙を全く保持していないのが残念ですが、外はさくっと、中はふわっとって言えばいいのかな…?6個入りが最小サイズだったのですが、1人3つ、ぺろっと食べてしまいました。ちょうど焼きたてっぽくて最高でした。
※が、その後、フランスのまた違う地方から来た友人からいただいたマドレーヌでも同じような感動をしたので、フランスのマドレーヌが全部美味しいのかもしれないです。
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というわけで、初の南仏、最高でした。夏になるともっと人が多くて大変そうなので、冬が終わりつつあるけど夏はまだ先という春に行くのは正解だったかなと思います。マルセイユに行くんだしと、『モンテ・クリスト伯』を読んだので(というのは誇張で、実は未だに読み終わっていませんが)、今度はChâteau d’Ifをリベンジしたいです。
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