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【フランス妊婦生活】妊娠発覚から中期まで

フランスでの妊婦生活も折り返し地点が過ぎました。せっかくなので忘れないうちに妊娠発覚からこれまでのことを書き留めておこうと思います。


妊娠検査薬を手に入れよう

スーパーや薬局で数ユーロで手に入ります。薬局に行くと、早い時期(受精したと思われる日の8日後!)からチェックできるものや、受精から何週間かが出るものもあるようですが、私はスーパーで2ユーロぐらいのシンプルなものを買いました。

婦人科に行こう

お、妊娠っぽいぞとなった時点で、婦人科医を予約しました。一般医でもいいらしい。
私はかかりつけ医を登録していなかったので、Doctolibというお医者さんを探すサイトで英語が喋れる人という条件で探しました。

実際、行ってみたらとても話しやすい人で、すぐ近くで英語もできる婦人科医さんが見つかってラッキーでした。小児科もやってるらしいので、このまま通い続ける所存。フランスの開業医さんって、普通のアパルトマンの一室なんですよね。開業医が集まってる(?)Cabinet Médicalの婦人科医に通っています。

最初のアポでは葉酸ピルと、つわりで吐いたり酷くなったら飲んでねという薬(結局飲まなくて済みました)と、着圧ソックスを処方されました。着圧ソックスは本来は妊娠中期以降に処方らしいですが、実はこの直後に日本一時帰国を予定していたため、長時間フライトに向けて念のためと。

一番つわりやばそうな時期に一時帰国じゃん、大丈夫かなと不安だったのですが、有り難いことにちょっと気持ち悪いかもぐらいで、そんな酷くなく妊娠初期は終わりました。
※のくせにパートナーに気遣いが足りないといっちょまえに怒ってはいましたが。

12週までひたすら待つ日々

最初のアポイントメントは妊娠発覚してすぐに行きましたが、その後は妊娠確定のための血液検査があるのみで、12週目の初エコーまでひたすら待ち、です。フランスは問題がない限り初期・中期・後期の3回しかエコーをしないのが普通なんだとか。

婦人科医での最初のアポでも、このぐらいの確率で初期流産は起こるし、まぁ起こっても気を落としすぎないでねという感じで、12週までは実質妊娠確定ではないというか、そんな感じ。

待ちに待った初エコー

大きい病院に通うと別かもしれませんが、私の場合は婦人科医でエコーや血液・尿検査の処方箋をもらって、それぞれ別の検査施設に通っています。
ちなみにトキソプラズマが陰性だったので毎月の血液検査が必須になりました...。全部徒歩で行ける圏内なのでまぁいいんですが。

ということで待ちに待った初エコー!ゆーっくり話してくれるフランス語とたまに交えてくれる英語と、あとは最終手段としてパートナーの通訳(フランス語通訳問題は山程喧嘩をしてきて色々思うところがあるのでまた別で書きます...)でどうにか乗り越えました。日本で妊娠すれば普通にあるであろう胎嚢確認も心拍確認も何もなくここまで来たので感動もひとしおです。

また、同じタイミングでダウン症の検査もありました。婦人科医での最初のアポで結果を知りたくなかったら、教えてねと言われました。他の血液検査の結果はWebで送られてくるのですが、これだけはお医者さん経由で伝えるそうです。結果が出た時点でお医者さんが電話してくれたのですが、電話に出れず、Tout est bien !(順調!)とだけ留守番に入っていたのを聞き、え、ダウン症の検査結果も含めてそう言ってるよね…?とそわそわした日々を過ごしました。留守番の次の日からお医者さんがクリスマス休暇に入ったらしく、結局年明けのアポまではっきりした結果を聞けないという…。本当はアシスタントが詳しい結果が書かれたドキュメントを送ることになってたらしいのですが、どうやらそれが忘れられていたっぽいです。

家族へ妊娠の報告

私の両親には日本一時帰国の際に伝え、パートナーの家族へは初エコー直後のクリスマスで伝えました。時期的にたまたま両方対面で伝えられるタイミングで良かったです。

フランス語頑張ってますアピールと、何よりこの妊娠報告で、ちょっと距離が遠かった義理母と多少話せるように...は特になっていませんが、孫を口実にもう少し距離を縮めたいですねぇ。

少しお腹が出てきたと思ったら謎の腹痛

14週ごろから少しお腹が出てきた気がするけど、これは自分が太ったのか、どっちなんだろう...と思っていた最中に朝、腹痛が酷い日が続きました。お腹が大きくなる過程でよくある程度なのかな、それにしては痛いぞと不安になり、次の定期検診を待たずに婦人科へ。
とにかく安心したかったので、エコーの処方箋出してくれるかな、不安なんですってゴネたら出してくれるかなとどきどきしながら行ったのですが、さらっと念のためねと出してくれました。あと尿検査で何か感染してないか調べましょうとなりました。

無事、エコーも検査も問題なく(エコーではよく動いてるねと言われ、本来なら中期の2回目エコーを待たなければならないはずだった性別も判明しました)、腹痛も数日で収まり、よかったよかった。

フランス妊娠育児書との格闘

パートナーへのクリスマスプレゼントを思いつかなかったのを誤魔化すのも兼ねて、妊娠育児書を買いました。クリスマスプレゼント代わりと言いつつ、私が読んでますが。

まず、左の妊娠から出産・育児について一通り網羅してます!みたいな本を読んでいます。基本的に日本の妊娠育児書と同じだとは思うのですが、出産準備クラスの存在や、無痛分娩についての詳細など、フランスならではの内容を勉強できてよいです。あと、水泳やヨガについて書かれてるのは予想できたのですが、Haptonomie, Hypnose, Sophrologieなど、出産に向けた心身の準備メソッドとして聞いたことのないワードがいっぱいでやや圧倒されつつ…とはいえ、カタカナにしてググったら日本語でもたくさん記事出てきますね。

妊娠と出産の章がようやくあと数ページで、これで全体の半分ほど終わり、0歳から2歳児育児の章に続きます。出産までに読み切れるのか...多分無理。Césarienne(帝王切開)とかなんて発音するんだろうと思いつつ読んでいます。医学用語は英語と共通のものも多そうだし、どうにか読めるでしょと思ったのですが、そもそも英語でも医学用語なんて知らなかったです。

右側は直訳すると「完璧な親なんていない」というタイトルです。タイトルだけで買ったのでどんな中身なのかはまだ謎。

あとはパートナーが頑張ってくれてる保育園探し(基本的に9月から12月の間に入れないといけないらしくタイミングが難しい)やら、山ほど書類が届いたフリーランスとしての社会保障の手続きなどありますが、すごい長さになりそうなのでまた別の機会に。
パリなど大都会の方だと出産する病院の予約や保育園探しもだいぶ早くから始めないといけないらしいですが、私が住んでるところはややゆっくりめでいいらしく、出産する病院は中期の2回目エコー(20週から25週ごろ)のあとに予約予定です。そのあたりから7回ぐらい出産準備クラスなるものを受けることになるらしいのですが、フランス語で大丈夫かな…。

在宅フルリモートで自由度が高い(時差のせいでもある)仕事なのでマイペースに妊娠生活を送れるのは有り難いですね。この調子で後半戦も落ち着いて過ごせますように…!

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