栞樹/Kanji

のらりくらり。 どこかの看護師。 Non binary である僕のひとりごと。 いつ…

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のらりくらり。 どこかの看護師。 Non binary である僕のひとりごと。 いつのまにか超急性期の5年目。

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感情の行き先

大抵口にできなかったことは、文字になる。 人と話しているとき、選ばなかった言葉の行き先 が、僕は日記。 今は、A4のルーズリーフを7等分して書く。 大学4年 卒論と実…

栞樹/Kanji
4年前
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看護師3年目

前回のnoteから、あっという間に半年経っていた。 日々のあれやこれは、Twitterでボソボソと吐き出していた。 今はパートナーはいない。 あと数日したら、看護師3年目に…

栞樹/Kanji
2年前

はんとし働けたいま。

あんなことがあった今年の2月。 先月半年働くことができた。 あげればキリがないほど そんな表現ができるくらい 揉まれに揉まれた。 そんな僕を誇りに思う。 ありがたい…

栞樹/Kanji
2年前

決断の連続

2020年は多くの出来事に揉まれてきた。 多くの決断をしてきた。 ただ、後悔はしてない。 1月、年が明け試験を受けられるのか不安だった。 2月、どの試験よりも緊張した。 …

栞樹/Kanji
3年前

この道の先にあるもの

9月になりました。 家族に打ち明けてから、焦燥感が減って 本格的にこの先のことを考えることが増えた。 8月は 自分のすきをぶらさない で、過ごした。 家族や友人と過…

栞樹/Kanji
3年前
1

はじめの一歩

昨日、両親に伝えた。 とても楽観的に捉えているように演じた。 心配させまいとかなり脚色した。 はじめて自分の状態を伝えた。 かなりの勇気だった。 でも、少し気が楽に…

栞樹/Kanji
3年前
2

一歩進んで二歩下がる

はてさて 木曜日。 今頃ラウンドしてたのかなぁ、なんて。 今日はおやすみさせてもらっています。 いままで環境に恵まれていた+逃げることができた だけど、なんというか…

栞樹/Kanji
4年前
1

続けることのむずかしさ

「不安抑うつ状態 適応障害」 僕に、こんな名前が新しくついてから 1か月半ちょっと もともと緊張・不安が強く 完璧主義で生真面目だと言われてた 職業柄、病気にも病…

栞樹/Kanji
4年前
2

卒業式がなくなるということ

成績表を受けとる道すがら、 書き始めた、月曜日。 数日まえ、一斉送信のメールが届いた。 内容は、卒業式が中止になったという悲しい知らせだった。 他大学の友達が…

栞樹/Kanji
4年前
感情の行き先

感情の行き先

大抵口にできなかったことは、文字になる。

人と話しているとき、選ばなかった言葉の行き先
が、僕は日記。
今は、A4のルーズリーフを7等分して書く。

大学4年
卒論と実習と受験勉強と。
1日、1週間、1か月、6か月、自分が何をしなければいけないのか
わからなくてパニックになった。
結果、近くにあったルーズリーフを使ってかきだした。
いまもつづく習慣。

もともと、文字にすることは中学生の頃からし

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看護師3年目

看護師3年目

前回のnoteから、あっという間に半年経っていた。

日々のあれやこれは、Twitterでボソボソと吐き出していた。
今はパートナーはいない。

あと数日したら、看護師3年目になるのだ。
あっという間。
それが、体感だ。

今年に入って3ヶ月。
僕は両手で収まるくらいの患者さんを見送った。
家族と会えないまま亡くなる。
この世が憎くてしょうがない。

ありがとうございました、と声をかけてくれる家族

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はんとし働けたいま。

はんとし働けたいま。

あんなことがあった今年の2月。
先月半年働くことができた。

あげればキリがないほど
そんな表現ができるくらい
揉まれに揉まれた。
そんな僕を誇りに思う。

ありがたいことに、辞めたいと思ったことがない。
辛いことも相手を傷つけてしまうこともあって
情けないと思わせてしまったことを
僕は今になって、いやその時も泣いてしまったけど
ひどいことをしたんだと辛くなり
身体を傷つけて昇華したくなる。

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決断の連続

決断の連続

2020年は多くの出来事に揉まれてきた。
多くの決断をしてきた。
ただ、後悔はしてない。

1月、年が明け試験を受けられるのか不安だった。
2月、どの試験よりも緊張した。
3月、桜が咲いた。
4月、一人暮らしと同時に資格を持って働き始めた。
5月、自分を傷つけ始めた。
6月、職場にいけなくなった。
7月、家から出ることが出来なくなった。
8月、家族に打ち明けた。
9月、向き合ってくれる人に感謝でい

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この道の先にあるもの

この道の先にあるもの

9月になりました。
家族に打ち明けてから、焦燥感が減って
本格的にこの先のことを考えることが増えた。

8月は

自分のすきをぶらさない

で、過ごした。
家族や友人と過ごす時間、
新しくウクレレの趣味ができた。
ジャンルを問わずアニメや映画・ドラマをみて
過去に見たことがある作品もみた。
音楽を聴くこともすきだ。
自分のすきを再認識できた、大切に過ごせた。

9月は

自分を活かす場とは?

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はじめの一歩

はじめの一歩

昨日、両親に伝えた。
とても楽観的に捉えているように演じた。
心配させまいとかなり脚色した。

はじめて自分の状態を伝えた。
かなりの勇気だった。
でも、少し気が楽になった。

親は心配するものだから。
いつでも帰っておいで。

父がたくさん声をかけてくれた。
嬉しかった。
母を泣かせてしまった。
悲しかった。

でも、はじめて精神的な部分で頼ったのだ。
はじめの一歩。

かなりの勇気だった。

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一歩進んで二歩下がる

一歩進んで二歩下がる

はてさて
木曜日。
今頃ラウンドしてたのかなぁ、なんて。
今日はおやすみさせてもらっています。

いままで環境に恵まれていた+逃げることができた

だけど、なんというか苦手なひとって認識が
考えただけで涙が出ちゃう・怖いって認識に刷り変わってて
もうびっくり

会話しただけてパニックって
失礼な話よな。
でも、もう、コントロールできなくって。
しまいには過呼吸になり、出勤30分で機能不全。
再度休

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続けることのむずかしさ

続けることのむずかしさ

「不安抑うつ状態 適応障害」

僕に、こんな名前が新しくついてから
1か月半ちょっと

もともと緊張・不安が強く
完璧主義で生真面目だと言われてた

職業柄、病気にも病態にも知識がある分
まぁそうだろなぁと
5月の終わりには自分で診断してた、
ものすごく苦しいのに、

働くこと=生きる
方程式しか僕にはなかった。
「生きよう?そのためにやすもう?」
そう言って上司が救ってくれた。

休職中、生きる

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卒業式がなくなるということ

卒業式がなくなるということ

成績表を受けとる道すがら、
書き始めた、月曜日。


数日まえ、一斉送信のメールが届いた。
内容は、卒業式が中止になったという悲しい知らせだった。
他大学の友達がすでにSNSで嘆いていたが
それでも、僕の学校はやるんじゃないかと期待していた。
根拠のない自信はこういうときに発揮される。



正直、式典は行くか悩んでいて、
僕はそのあとのパーティーを楽しみにしてた。
定年退職する先生に

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