栞樹/Kanji

のらりくらり。 どこかの看護師。 Non binary である僕のひとりごと。 いつ…

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のらりくらり。 どこかの看護師。 Non binary である僕のひとりごと。 いつのまにか超急性期の5年目。

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感情の行き先

大抵口にできなかったことは、文字になる。 人と話しているとき、選ばなかった言葉の行き先 が、僕は日記。 今は、A4のルーズリーフを7等分して書く。 大学4年 卒論と実習と受験勉強と。 1日、1週間、1か月、6か月、自分が何をしなければいけないのか わからなくてパニックになった。 結果、近くにあったルーズリーフを使ってかきだした。 いまもつづく習慣。 もともと、文字にすることは中学生の頃からしてて。 小さなノートやレポート用紙、プリントの裏。 良いことも悪いことも、 ただ

    • 看護師3年目

      前回のnoteから、あっという間に半年経っていた。 日々のあれやこれは、Twitterでボソボソと吐き出していた。 今はパートナーはいない。 あと数日したら、看護師3年目になるのだ。 あっという間。 それが、体感だ。 今年に入って3ヶ月。 僕は両手で収まるくらいの患者さんを見送った。 家族と会えないまま亡くなる。 この世が憎くてしょうがない。 ありがとうございました、と声をかけてくれる家族に 僕はどうしても涙を我慢出来なかった。 ある先輩に言われた 「自分をまってい

      • はんとし働けたいま。

        あんなことがあった今年の2月。 先月半年働くことができた。 あげればキリがないほど そんな表現ができるくらい 揉まれに揉まれた。 そんな僕を誇りに思う。 ありがたいことに、辞めたいと思ったことがない。 辛いことも相手を傷つけてしまうこともあって 情けないと思わせてしまったことを 僕は今になって、いやその時も泣いてしまったけど ひどいことをしたんだと辛くなり 身体を傷つけて昇華したくなる。 そして今、僕は幸せなことに愛するパートナーと結ばれた。 嬉しい、幸せ、一緒にいたい

        • 決断の連続

          2020年は多くの出来事に揉まれてきた。 多くの決断をしてきた。 ただ、後悔はしてない。 1月、年が明け試験を受けられるのか不安だった。 2月、どの試験よりも緊張した。 3月、桜が咲いた。 4月、一人暮らしと同時に資格を持って働き始めた。 5月、自分を傷つけ始めた。 6月、職場にいけなくなった。 7月、家から出ることが出来なくなった。 8月、家族に打ち明けた。 9月、向き合ってくれる人に感謝でいっぱいだった。 10月、再び歩き始めた。 11月、悲しい苦しいその気持ちで埋まっ

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        • お守り
          2本

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          この道の先にあるもの

          9月になりました。 家族に打ち明けてから、焦燥感が減って 本格的にこの先のことを考えることが増えた。 8月は 自分のすきをぶらさない で、過ごした。 家族や友人と過ごす時間、 新しくウクレレの趣味ができた。 ジャンルを問わずアニメや映画・ドラマをみて 過去に見たことがある作品もみた。 音楽を聴くこともすきだ。 自分のすきを再認識できた、大切に過ごせた。 9月は 自分を活かす場とは? と問い続ける月になりそう。 幸運にも興味・好奇心が旺盛なので 有意義に時間を活用

          この道の先にあるもの

          はじめの一歩

          昨日、両親に伝えた。 とても楽観的に捉えているように演じた。 心配させまいとかなり脚色した。 はじめて自分の状態を伝えた。 かなりの勇気だった。 でも、少し気が楽になった。 親は心配するものだから。 いつでも帰っておいで。 父がたくさん声をかけてくれた。 嬉しかった。 母を泣かせてしまった。 悲しかった。 でも、はじめて精神的な部分で頼ったのだ。 はじめの一歩。 かなりの勇気だった。 かなり頑張った。 あぁ、これが僕の人生なんだな と思えたできことにもなった。

          はじめの一歩

          一歩進んで二歩下がる

          はてさて 木曜日。 今頃ラウンドしてたのかなぁ、なんて。 今日はおやすみさせてもらっています。 いままで環境に恵まれていた+逃げることができた だけど、なんというか苦手なひとって認識が 考えただけで涙が出ちゃう・怖いって認識に刷り変わってて もうびっくり 会話しただけてパニックって 失礼な話よな。 でも、もう、コントロールできなくって。 しまいには過呼吸になり、出勤30分で機能不全。 再度休んだほうが良いって。 悲しくて、悔しくて。 いまめちゃくちゃ元気。 働く気満

          一歩進んで二歩下がる

          続けることのむずかしさ

          「不安抑うつ状態 適応障害」 僕に、こんな名前が新しくついてから 1か月半ちょっと もともと緊張・不安が強く 完璧主義で生真面目だと言われてた 職業柄、病気にも病態にも知識がある分 まぁそうだろなぁと 5月の終わりには自分で診断してた、 ものすごく苦しいのに、 働くこと=生きる 方程式しか僕にはなかった。 「生きよう?そのためにやすもう?」 そう言って上司が救ってくれた。 休職中、生きることが精一杯だった 日常生活を送ること事態が僕には難しくなっていた それがだん

          続けることのむずかしさ

          卒業式がなくなるということ

          成績表を受けとる道すがら、 書き始めた、月曜日。 数日まえ、一斉送信のメールが届いた。 内容は、卒業式が中止になったという悲しい知らせだった。 他大学の友達がすでにSNSで嘆いていたが それでも、僕の学校はやるんじゃないかと期待していた。 根拠のない自信はこういうときに発揮される。 正直、式典は行くか悩んでいて、 僕はそのあとのパーティーを楽しみにしてた。 定年退職する先生に、辞める先生もいて、 合法(成人してるから飲める)で、先生たちとお酒がのめる ま

          卒業式がなくなるということ