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お金を大局的に使うということ

お金の生きた使い方。


本当に分かっているか?



「あんたに言われるまでもなく、うまくいってるよ。がっぽり稼がせてもらってますわ。左団扇っていうやつですかね。笑いが止まりませんわ」


「お金に生きた使い方なんてあるの?あるならば教えてほしい。働いても働いてもお金が一向に増えないんです。増えるどころか、何もしていないのに減る一方…。これでは生きていくことが出来ません…」


「カネカネって、カネの話は嫌いなんだよ!皆、そればかり。カネのために生きているのって、見苦しいし、全然カッコよくない。胡散臭い儲け話を持ってくるやつ、殴りたくなる。」


「お金の話、大事ですよね。お金がないと生きていけない世の中であるのは事実だし。バランスなのかな。私は丁度いい感じがいいです。全然多くなくていい。普通に生活できて、生きていけるくらいのお金があれば十分。あり過ぎるのも、無さすぎるのも、何か良くない感じがします。私にとって丁度いい感じが、続けられたらいいと思っています。」


「大人は、みんな、お金がないお金がないって言ってる。お金ってそんなに大事なものなの?大人になった時、お金のことで心配したくない!親は、そのためには、いい学校に行って、公務員とか、いい会社に就職しなさいって。本当にそれでお金の心配がなくなるんだったら、僕がんばるよ!」…。



お金の話に至ると人間は、なぜか熱くなったり妙に冷めたりする。


もう一度、尋ねる。


お金の生きた使い方、お主は出来ているか?



「あ、そういうことですか。う~ん、あまり生きた使い方が出来ていないかも。だって、物価は高くなる一方だし、この先、災害とか、紛争だとか、金融破綻だとかもある。子供の学費や冠婚葬祭、親の介護のことだってある。自分の仕事がいつなくなるか分からないし、自分の健康のことだってある。だから不安が無くならない限り、無駄遣いは出来ないし、生きた使い方なんて、考える余裕はないかも。」


「私はお金の生きた使い方、かなり意識してますよ。将来、不労所得が出来るように、今、いろいろと取り組んでます。投資もそれなりにやってます。使えるお金は少ないけど、将来のことを考えて、少しでも足しになればなって思って…。」


…なるほど。


お主ら、聞きたいのは、そのような話ではないのだよ。


人間社会におけるお金の役割は、水の如く、あらゆるものを循環させるためにある。


これが本来の役割。


従って、最低限、循環を止めないということ。


そして流れを更に良くする、詰まっている部分を清め流すために使う時は使うということ。


真理は、自分のためだけにお金というものを捉えていると、目減りしていくだけだということだ。


困っている他者のため、社会のために使う時は使うし、出す時は躊躇なく出す。


なぜならば、人間は他者や社会、環境との繋がりの中で生かされているからだ。


お金の生きた使い方は、大局的に思いを持って使うということ。


そのことが実践出来た時、巡り巡って、己の元に必ず生かしに帰ってくる。


これが真の実相。


試してみよ。




そのことを肝に銘じ、お金の生きた使い方に徹して生きていきます。





有難う御座います。

幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者