Sequel - 9

A sequel to the story。後日談。これまでに書いたNoteの後日談もろもろ。というわけでこちらは、先週の異文化チャンネル生配信について。

まずは、ご視聴とコメントありがとうございます。なんと、今回は7人の参加者、5か国からの生配信でした。こちら、アーカイブが残っておりますので、お時間ある方は是非。90分ほどの配信ですので、ラジオのようにBGMとして聞いてみるのも良きかと思います。

参加者は(あいうえお順)

あきこさん(高校・大学でアメリカ留学。10年間アメリカのテレビ会社に勤め、21年の在米暮らしの後、帰郷。現在は郷里、鹿児島にて会社経営。GO KAGOSHIMAという異文化コミュニケーションを主体とした会社の取締役)

あゆちゃん(ブラジル在住。日本語教師、翻訳。渡伯して20年。最近、ポルトガル語で本を出版。高校の時の同級生。外務省JICA国際協力事業団の日系社会青年ボランティア(前身は「開発移住青年)を利用)

かずみさん(在仏歴30年超。薬学部卒業後に、フランス語を学ぶために渡仏し、パリの某有名製薬会社に就職。なんと雇用募集もないのに、飛び込みで職を得たという驚きのバイタリティ。私たち世代より上の海外生活の大先輩)

ともちゃん(サンディエゴ在住。在住歴20年、外資系企業で働いた経験、大学で異文化をテーマにした講義も行っている。この配信の企画、進行を行う。英語、スペイン語、中国語を話す。只今、フランス語を勉強中)

まきちゃん(日本在住。ベトナム、スペイン、ドバイで就職経験有。英国留学経験有。世界各国を旅し、英語、ベトナム語、スペイン語を習得。高校の時の同級生)

ゆういちさん(オランダ、デンハーグ在住。バロック音楽、声楽家。30歳を過ぎてから海外に興味を持ち、留学。現在、オランダ語を学習中。素晴らしく魅力的な声の持ち主)

(NY在住22年。大学、大学院留学のために渡米し、現在は大学職員)

登場人物並べるだけで、濃い。国や使用言語、職業や海外に出た理由がバラバラで、私自身、参加させていただいて、なるほど~と様々なことを学びました。友人ともちゃんが日本の大学で講義をした際にもらった質問に皆が答えていくという方式だったのですが、質問内容は、

• どのように英語の勉強をしたら一番効率的?
• 英語(もしくはその土地の言語)ができなくても海外で働ける?またどの程度の語学力が必要?
• 海外でどうやって仕事を見つけたらいいの?
• 海外で就職するにはどのような人が採用される?
• 新しい土地で新しい出会いを増やすにはどうしたらいい?

と、割とふわっとしたご質問で、7人もいるのにまとまるか?と不安だったものの、参加者の皆さん、お話上手!そして毎度のことながらともちゃんがホストとして、きちんと会話を回してくれたおかげで大変、Informativeな内容になったと思います。

私の場合は、就職活動なぞをしたことがないので、就職についてのお話は特に興味深かったです。雇用募集がなくとも自らを売り込んでいくフランススタイル(かずみさん談)フリーランスとして、幅を広げるには共に食事をする(ゆういちさん談)海外雇用のサイトがあるが募集要項をよく読むこと(まきちゃん談)給料は安いがインターンシップというのは大きなチャンス(あきこさん談+私)

現在、私はお仕事でJob Interview(雇用審査)をしているため、雇用する側から見た(とはいえ、大学という限定された場所ですけれども)大事ポイントなどを話してみました。

言語学習については、結局、どれだけ長く住んでも、一生学び続けるものなのだな、と改めてそんなことを思いました。

私はこの国にきて20年超えるけれど、今でも知らない単語や言い回しに出会うことが多々あり、「アホだからか?」と真顔で考え込んでいましたが、いや、アホなんですけれども。フランス在住歴30年を超えるかずみさんも「いまだに知らない単語があるし、そのたびに辞書を引く」とおっしゃっていてほっとしました。あきこさんも映画やドラマなどから流行り言葉を学ぶとおっしゃっていたし。

ちなみに私のおすすめ方法は、映画などを英語で聞きつつ、英語字幕表示というものです。今はスペイン語を学習中なのですが、こちらはまだボキャブラリーが少なすぎなので、スペイン語音声+英語字幕で見ています。

考えてみれば、日本語でも私はいまだに知らない言葉だとか、漢字に今でも出会うわけだから、そりゃそうだって話なんですが。やっぱり、別の言語を勉強するとどこかにゴールを設定したくなるものだと思うので「終わりなんかねぇよ!」と言ってしまえば、なんだかガッカリな感じになるのは否めないわけですが、終わりはないのです(きっぱり)

配信では言い逃しましたが、今でも「は?もっかい言って」と言われることもあるし、仕事を始めたばかりの頃はとにもかくにも、電話が苦痛でできる限り避けていました。例えば、名前を聞き取れなかったり、用件がぼんやりとはわかっても曖昧だったりすることも多々ありました。でも逃げちゃだめだ、にげちゃだめだ、の精神で、「すいませんけど、お名前、スペルアウトしてください」とか「ではご用件はこういうことでよろしいですね?」とか。仕事だけに、確認するための言葉や言い回し(もちろん、失礼なことにならないように同僚たちにこういう風に聞いていいよね?と確認した上で)を使うようになり、今でもミスコミュニケーションを防ぐために、この方法を取っています。

やっぱりね、自分の言葉ではないのです。なのでどれだけ長く暮らしても、練習しても、発音や聞き取りは日々、勉強です。私がこの22年で学んだことは、「わからない時は聞く。躊躇わずに聞く」この一言に限ります。発音がオカシイと言われたら、「どんなふうに発音すべきか教えてくれ」と尋ねるし、聞き取れない時は「すまんがもっかい頼む」と言います。知らないこと、間違う事は恥ずかしいことではない、と、そんなことを学んだ22年です。知らんものは知らんのであるなら聞くしかないじゃん。そしてこのことは、この国(もしかしたら別の国になるかもだけど)に住み続ける限り、一生、続けていくのだと思っています。

配信中でゆういちさんがおっしゃっていましたが「英語で別言語を勉強すると楽」これは、私も現在進行形で実感しております。私は、ただいま、スペイン語を勉強中なのですが、やっぱり英語って色んな言語の下敷きなので、すんなり頭に入るのと、発音が日本語と似ている(ローマ字たどって発音すればよろし的な)ので継続できております。

海外に出てから現地の言葉を学んだ、というまきちゃん。やっぱり英語が下敷きになっていたから、と言っていて、ほほぅ、ベトナム語でも!となりました。というかまきちゃんはベトナム語はローマ字使うからと言っていたけど、見たら、え…こんなんローマ字で読めるんか?!と驚いた次第です。

まきちゃんとは実は高校時代に共に寮で暮らしていたのですが、このともちゃん配信シリーズを通じて最近、また交流が復活した、という感じで。これはあゆちゃんも同じ。ともちゃんを含め、皆、卒業以来(ちなみに私は卒業式すら出ていない有様)交流していなかったため、同窓会的な意味でも、かつてのクラスメイトの顔を見れること、話せることはとてもうれしかったのです。

前々から言っているけれど、私は日本にいる時、特に高校生の頃はちっとも勉強しなかったアホ学生だったので、多分、英語学習については人様よりずいぶんと多く勉強しなければならなかったわけですが。それでも英語という下地があったわけで。まったく知らない言語を飛び込みで勉強したかずみさん(フランス語)、まきちゃん(ベトナム語、スペイン語)、ゆういちさん(オランダ語)、あゆちゃん(ポルトガル語)の熱意には頭が下がるばかりです。

あゆちゃんは、ポルトガル語を「公文式(くもん)」を利用して、1からの勉強というのにも驚きました。なるほど公文式。公文がグローバルなのも初めて知ったわけですが。知らないのだからやるしかない!「ちょうちょ」「おはな」などの子供の言葉。そんなところからポルトガル語を学び始めた彼女が、今はそのポルトガル語で本を出版している、というのだから、ご本人は逃げの気持ちでやってきた、なんて言っていたけれど、ただ逃げるだけ、では絶対に成しえないことであるし。継続性がない、とも言っていたけど、無ければ本出版なんてできない!(叫)改めて頭の下がる思いでした。

コメントでもいただいたのですが、質問内容は英語学習がメインのお話ではありましたが、それぞれの人生観というか、生き方のコアな部分に触れることのできる配信であると思いますので、ぜひとも見ていただけるとうれしいです。

そして、恒例(?)の私、反省文。ちなみに、前回の反省文はこちら

◆で、君は酒を飲んでいたのかい?
(Ans) ぬふふふ、なんと!飲んでいなかったよ!配信中は!(えっへん)
というのも、私は極度の上がり症のため、ちょっとばかり酒を飲みながら前回の配信に参加したわけだけれども。今回は開始時間が、夜中の1時だったため、夕方からダラダラ飲んで、ちょっと仮眠して、起きての参加だったので、配信中は酔いはさめていた(……はず)

で、なんでもぞもぞしてんの?
(Ans) お気づきになった方がいるであろうか。配信中、私はずっともぞもぞしていた。これには深いわけがあるのである。デスクの下にはリンゴ🐶氏がおり、膝にのせろアピールをしていて、それをずっと無視していたら、ず~~~っと私の足をペロペロ舐めていたリンゴ🐶。しつっこく、もう足の指がふやけるまでにペロペロされていたため、あきらめて途中で膝にのせましたけれど、あのように話しながら、私は実の所、ぺろぺろ地獄にいたのです。

◆で、なんでヘッドフォン・マイク着用だったん?
(Ans) アホ夫アルゴが、階下で友人らと酒盛りをしており、やかましかったからです。実の所、開始は1時AMだし、始まるころには奴らもお開きになっているだろうと見越して、階下にあるダイニングから参加しようとしていたわけですが(書斎より明るいし)帰る気配Nothing!帰れや!寝ろや!と言ったものの、聞きゃしねぇ(怒)なので、君たち、地声でかいし、とにかくやかましいから静かにしてよ!と100回くらい言い含めていたのでした(が、やかましかった。ちなみに奴らは4時AM終了でした。ひどい!)

◆で、なんで背景、ぼんやりなん?
(Ans) 背景に夫アルゴのマジック・ザ・ギャザリングのポスターが張られており、他の皆様の素敵な背景とまったく異なるオタク部屋を隠したかったからです!よ!とほほ。みんな、なんかお洒落なの!背景が!うちは書斎という名のオタク部屋。素敵ダイニングっぽさをアピールしようと思っていた(ダイニングには、海外に住むThe日本人的な感じで壁に着物が飾ってある我が家)のに、アホども(アルゴと愉快な仲間たち)が飲み会してたから使えなかったし!ひどい!

そして、毎度、毎度の友人ともちゃんの行動力ッ!こちらはまた本人にもっと詳細を聞いていから再度、記事にしようと思っているのですが、なんとなんと、異文化チャンネルでは海外に出てみたい学生向けに、2023年春に初の海外研修を企画しています。

<海外で自分を磨く!学生向け海外研修>
初回開催地:米国サンディエゴ(学生6人限定)
研修内容
現地の大学のクラス聴講
現地でのボランティア体験
陸続きの外国、ティファナ、メキシコ体験
現地で海外に通用するプレゼン方法を学ぶ
その他、留学、もしくは海外就職に役立つメンタリングもオファーしてます。 興味がある方は: ibunkakukan@gmail.com まで!

なんという……就職、留学に興味のある方は是非とも問い合わせてみてください。私はどちらの予定もないですが、行ってみたいです(真顔)


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