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かもめ|美術史学徒の鑑賞メモ
2023年10月3日 23:08
あっという間に過ぎ去ってしまった9月。数ヶ月前から決めていた一人旅を敢行したことはよかったのだけど、私とオット双方の親が入院するなどイレギュラーが発生して落ち着かない日々。今週になってようやく自分のことができそうです。そんなわけで、読書は思うように捗らなくて。まあ仕方ない。9月はこの2冊を読了しました。この2冊も積読本で5年前の10月に購入している。寝かせすぎ〜。ですが、これもまた
2023年8月31日 23:34
今月は能・狂言について基本的なところを学ぼうといくつか読みました。それから、イタリア・ルネサンスの三大巨匠のひとりラファエロ・サンツィオについて改めて学び直し中で、蔵書から初歩的な内容のものを再読。さらに、9月から再開する「coursera」の予習として北欧神話についての本など。多くは西洋美術史を学ぶ中で関心と必要性から手に取ったものですが、広く浅く広げて、徐々に深くしていきたい西洋中心
2023年8月6日 18:22
5月の読書記録から間が空いてしまいましたが、記録として残しておきます。毎月の読書記録は個人的な忘備録として残していこうと思っています。なので、おすすめを紹介するというスタンスではなくて、私の関心と必要性から手に取った本のリストです。現在は本棚の整理をすすめているところなんだけど、積読本がありすぎて萎える〜。最近はベッドに入る前のわずかな時間にしか読めなくて焦る!これから眠るっていう時に焦
2023年6月1日 00:30
以前、読書メーターに記録を残していましたが、これからはnoteで読書記録を管理をしようと思います。とりあえず、読了したものと、読書中のものを月末にリストアップ。その時々の興味関心に基づくものや、読んでおくべき文献などランダムに並びますが、ひとつひとつパズルのピースをはめるように積み重ねていく読書の記録です。読み終わった本ロマネスク美術革命金沢百枝先生の本。池袋にあるフランク・ロイド・
2023年2月27日 21:56
フランス哲学とバカロレアという試験制度の実態に興味があって図書館で借りてみたのですが、読み始めて「ちょっと求めていた方向と違うな」と思ってしばらく放置。延滞通知メールを受け取って、あわてて本日読了しました。読んでみると参考になるところがあったので、軽く記録しておきます。予約して待っている方、ごめんなさい。本書はフランスのバカロレアの哲学試験を題材に、その「思考の型」を学んで使えるようにしようと
2023年2月26日 18:05
美術展へ足繁く通うような人ならば、西洋絵画を扱う展覧会で《受胎告知》とタイトルされた作品を一度ならずとも目にしたことがあるのではないでしょうか。キリスト教美術の主題の中でも《磔刑》《受胎告知》《聖母子像》の3つは鑑賞する機会が多い主題ですよね。本書は、キリスト教の「マリア信仰」という事象を通してロマネスクからバロック時代までの《受胎告知》を主題にした作品群の変遷をみるものです。それぞれの時代で
2023年2月16日 00:02
今日は、わたしが西洋美術史を学ぶにあたって手に取った本を紹介したいと思います。最近は、初めのとっかかりやすさを重視したものや、これまでとは違った切り口から美術を読み解く系の書籍など多くの出版物がありますが、わたしが紹介するのは時系列で様式ごとに図版と文章で構成された標準的なタイプです。「西洋美術史」と題される本は、本格的に学び始めると一冊では足りなくなります。ビギナーから研究者の卵まで、学習が