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神山晃男
2019年1月27日 10:37
シニア心理を想像する難しさシニアの心理を考えるのは難しい。なぜなら基本的に、現在働いている人はシニアでない場合が多く、とくに企業でマーケターや新規事業をやるような人には非常に少ないから。基本的にシニアになったことがないから、気持ちを想像することができないのだ。また、シニアと長く、深く接している職業で就労者が多い産業は医療と介護だ。そこからは要介護者とのコミュニケーションの話だけが聞こえてくるた
2019年1月14日 16:50
先日、「顔というメディア」について考えた。顔というメディアが多量の情報を持っていると思うわけだが、見た目の印象、歴史、表情などとともに、自己同一性があるとも気づいた。他人なので自己はおかしいかもしれない。人格の連続性と言うべきか。知人との関係において、その人の人格と記憶と、関係性の連続性が顔に担保されている。つまり「この顔の人と先日お話ししたのだからこの人はこの話を覚えているに違いない」「
2019年1月12日 13:47
最近、顔についてあれこれ考えている。高齢者の顔写真を撮り、表紙にすることについて、少し考えを書いた。自分史で表紙写真を撮る価値特に顔に歴史が出ると書いたのだが、よく考えれば歴史だけでなく現在の自分についての情報も大量に掲載されている。それは静的な顔という意味もあるし、動的な表情もそうだ。普段意識しないが、人はかなりの情報を顔に乗せて、公共の場で情報提供し続けていると言えるのだろう。
2019年1月9日 09:56
シニア向けビジネスを5年あまりやってきて、そうでない人と一番分かり合えないと思うのが、これだ。シニアっていうのは、30年後や40年後や50年後の自分であるわけで、自分の人生がこの先どうなるか、人生が進んだときにどんな思いを持つことになるのか、を考えるならシニアと向き合うのが一番いい。人は未来について考える時に、環境の未来だけを考えがちだ。テクノロジーの進歩や社会の変化、場合によってはフ