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シニアについて考えることは、未来について考えることだ

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シニア向けビジネスを5年あまりやってきて、そうでない人と一番分かり合えないと思うのが、これだ。

シニアっていうのは、30年後や40年後や50年後の自分であるわけで、自分の人生がこの先どうなるか、人生が進んだときにどんな思いを持つことになるのか、を考えるならシニアと向き合うのが一番いい。

人は未来について考える時に、環境の未来だけを考えがちだ。テクノロジーの進歩や社会の変化、場合によってはファッションや流行も考えるのかな?

だけど実際は、未来は2種類からできていて、環境と、自分自身だ。そして多分、自分自身の変化の方が、影響は大きい。
自分自身の変化、つまり30年後、40年後、50年後に自分が何を考え、何を大事にし、何に傷つき、何を好きでいるのかー。そしてそれを見越したうえで、今の自分が選択をしたい。であれば、今のシニアを見ればいい。そこに未来の実例がたくさん並べられている。

家族についてはこういう思いを持つのだな。仕事って振り返るとこう見えるのだな。今感じている孤独感って、こういう孤独感になるのだな。そんなところだ。

そして強く思うのは、歳をとるのって悪いことではないということ。いや、歳をとることって、めちゃくちゃ楽しみなこと。だってシニアの人たち、人生に祝福されているもの。それは環境や豊かさとは関係ないところで、ですよ。


神山晃男 株式会社こころみ 代表取締役社長 http://cocolomi.net/