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ボヤキ漫才はドツキ漫才より好き~詩と雑録

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つぶやき、ヘボな詩の、はきだめです。はあ~
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2023年12月の記事一覧

雀がいなくなる日

雀がいなくなる日

街に雀がいなくなる日。
それは、街から魂が喪われる終末。
日本の雀は、おなじ雀でも、いかにも日本らしい愛くるしさがあると、語られている。
わがまち大阪には、まだ雀は住んでいるが。
しかし、雀は減少しつつある。

雀がいてくれたから
この国は歴史をつむぐことができた
歴史は人間だけでは語れない

Facebookページ詩集#雀の涙

小詩集~宇宙がこわい

小詩集~宇宙がこわい

宇宙のことを考えるとこわいねん

と言って

死んだ同級生がいた

彼がなにを恐れたのか

私は陳腐な言葉にできないから

宇宙のことをあれこれ感じながら

生きてきた

たしかに死にたいほど

孤独でさびしく

膿のように不可解な情念につつまれる

そんな日々もある

無力で金も知恵もなく

ぽつんと虚空にとりのこされる

でもそのうつろさが

命の自由の源泉でもあると

私はうそぶく

何者か

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小詩集~雀のないしょ話

小詩集~雀のないしょ話

青民草

わたしたちは草とされた

神々が生んだものではない

自分で繁殖したものらしい

重なり密集する草

冬枯れもせず繁栄する草

だのにすべてが孤独な

おのれをなげいている

単調な言葉になびいてゆく

風に押されうなだれて

さびしいさびしいとつぶやく

そんなに孤独が密集しても

厳寒の季節に枯れはしない

青い青い草だよ

彼、一切れのパンを

百万羽の雀に分け与えたり

さらに千

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胆嚢摘出の宇宙的イメージ

胆嚢摘出の宇宙的イメージ

2018年12月記

「痛みにも宇宙がある」

我が宇宙論的闘病記。はてな?

宇宙なき言葉だけの信仰や道徳は、すべて欺瞞である。と激痛のなかで考えた。

言葉で小賢しく説明し、果ては言葉さえも拒む、虚構社会が、人間を食い物にしている。

胆嚢切除緊急手術、無事予定どおり退院の目処がたちました。ご心配おかけしました。

本当にありがとう

ございました。

五年間サイレント、無症状の胆石とはいえ、

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除夜の鐘はNHKが捏造し初詣は電鉄会社が企画。伝統ではないのょ

除夜の鐘はNHKが捏造し初詣は電鉄会社が企画。伝統ではないのょ

磬子、けいす、大きなりん?亀井堂では、鐘と呼んでいた。

島田先生の本に、除夜の鐘をつくのは禅宗だけで、一般寺院ではほとんど行われていなかった。とある。1927年、NHKがラジオで、スタジオにこの磬子をもちこんで、スタッフが鳴らす、除夜の鐘というタイトルの放送をした。それから、ゆく年くる年、とタイトルがかわり、この放送で、除夜の鐘が全国に広まった。

NHKがつくりあげた、風習なんですね。

また

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