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胆嚢摘出の宇宙的イメージ
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2018年12月記
「痛みにも宇宙がある」
我が宇宙論的闘病記。はてな?
宇宙なき言葉だけの信仰や道徳は、すべて欺瞞である。と激痛のなかで考えた。
言葉で小賢しく説明し、果ては言葉さえも拒む、虚構社会が、人間を食い物にしている。
胆嚢切除緊急手術、無事予定どおり退院の目処がたちました。ご心配おかけしました。
本当にありがとう
ございました。
五年間サイレント、無症状の胆石とはいえ、意識下では一定の負荷であったことは間違いないでしょう。
増影剤CTによる胆嚢の肥大した姿は、まさに蛭のよう。蛭子大明神の荒御霊が尖った石を無数にくわえて虫の息。無事往生していただきました。南無。
手術中、そとは大嵐、雷鳴轟く、大演出であったらしい。
蛭子大明神は苦痛を我が身に引き受けてくださった。本来、ヒルメ=アマテラスの兄神であり、エビスとして福の神となる来歴には、宇宙論的壮大なアンチテーゼが潜む。
私には、軽いテンカンの素質があるようで、子供時代から大人になって大酒呑みになるまで、高熱を出した回復期に、必ず全宇宙が大転換する異常感覚に襲われました。
説明し難いのですが、自分の身体感覚が無限大に拡大し、ぬるりと裏返る。宇宙が私の内蔵になり、私の内蔵が宇宙になる。
恐怖体験でした。
少年時代、何度も宇宙を裏返していた???少年は、アルチュウになります。
いつしか酒の離脱症状に覆われて、宇宙は平板なものになりました。
断酒して後、今回が最大の大病でした。
回復期の夢のなかで、Facebookをやってました。
やですね、よりによってFacebookだなんて。
なんかしら、句読点ひとつの位置で、投稿の意味が裏返る。なにがどうなるのか、わからない。そのうち、アンブロジアンの丘という場所にでた?
アンブロジアン?
目覚めて検索。ロンドンの合唱団。ああそういえばあったなあ。意味は、神聖にして美しい。ウマシマジの尊だな。ウマシマジの丘。古代トミの聖地、生駒山地。
夢にしては、理屈に落ちすぎている。
まあ、胆嚢切除のお告げです。かるく、受け流してください。
しかし、エビス様の表記で、蛭子、が守られている意味は深いな。
不快な虫にも根源の神を見る、あふれる感性の宇宙。
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