亀山耕平

「あん馬」が得意な体操選手。 感じたものをそのままにしたくない時があります。 http…

亀山耕平

「あん馬」が得意な体操選手。 感じたものをそのままにしたくない時があります。 https://kameyama-kohei.com/mind/

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体操してきてよかったこと100

初投稿です。 私は現在体操競技をしており、その中でもあん馬という種目のスペシャリストとして活動しております。 記念すべき?第1回目は、体操競技をしてきた約30年の競技人生を【総まとめ的】に箇条書きしてみました。 稚拙な文ではございますが、ご一読いただけますと幸いです。 【体操してきてよかったこと100】 1.上下関係が学べた 2.早くに親元を離れて家事全般は大体できるようになった 3.たくさんの人に出会えた 4.色々な国内外の試合を経験できた 5.地元を早くに離れて

    • 素直になることが成長につながることがわかった

      体操してきてよかったこと100のNo.52 素直になることが成長につながることがわかったについて深掘りしていきたいと思います。 素直とはなんでしょうか。 私が考える素直とは、教えてもらう人間の態度や姿勢のあり方なのかもしれません。 人の話を鵜呑みにすることはよくないとよく言われますが、一方で、鵜呑みに一回してみるというメリットも存在すると思っています。 それは教えを圧倒的に理解できるようになることです。 少なくとも教えた者の考えていることがわかるのです。 客観視は

      • 自分の弱みと向き合う姿勢を覚えた

        体操してきてよかったこと100のNo.28 自分の弱みと向き合う姿勢を覚えたについて深掘りしていきたいと思います。 英語の勉強をしようとしたが続かない、周りにどう思われているか気になってしまう、やらなければいけないことを後回しにしてしまう、失敗が怖くてチャレンジできないetc... そう、それは私です。笑 しかし、ここが弱いところと気づくことが大事です。 まずは認識から始まります。 ノートとペンを用意して自分の苦手なことを書いてみてください。 多分嫌な気持ちになる

        • 自分の強みを生かす工夫ができた

          体操してきてよかったこと100のNo.27 自分の強みを生かす工夫ができたについて深掘りしていきたいと思います。 「なぜあん馬を選んだの?」という質問をよく受けます。 厳密に言えば、選んだのではなく、周りが才能を認めてくれて、いい意味で「選ばされてしまった」のです笑 質問の続きには「周りが認めて褒めてくれたところに一所懸命頑張ってごらん」と伝えます。 まさに自分の体操人生は人のおかげで続いたようなものなのです。 さて、強みを生かすということですが、例えば「もうあん

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        体操してきてよかったこと100

          努力の仕方を工夫できるようになった

          体操してきてよかったこと100のNo.12 努力の仕方を工夫できるようになったについて深掘りしていきたいと思います。 初めて日本代表に入る少し前、「努力」について、目から鱗の格言に出会いました。 それは「今でしょ!」でお馴染みの林修先生の言葉です。 ”正しい場所で、正しい方向性で、十分な量を満たした努力は報われる” この言葉を聞いた時は衝撃が走りました。 ガムシャラだけじゃいけないということです。大好きだけど笑 さて、この言葉に影響を受けて少ししてから、私はあん馬

          努力の仕方を工夫できるようになった

          ”教わる力”と”教える力”は違うことがわかった

          今回は、体操してきてよかったこと100のNo.9 教わる力と教える力は違うことがわかったを深掘りしたいと思います。 長い間体操をしてきて、たくさんの人のお世話になり、教えてもらい、または伝えることによってより深く理解するといったようなことをしてきた過程があります。 そんな中で気づいたことが 「教わる力と教える力は違う」ということです。 まずは教わる力についての持論ですが、教わる力の最大のポイントは また教えてあげたいと思ってもらう工夫をすることだと思います。 教

          ”教わる力”と”教える力”は違うことがわかった

          あん馬上達の方法論⑧〜調子を視覚化する8つの項目〜

          あん馬に必要な要素を8つに分け、これらを⚪︎×△で評価し、調子をはかります。 全て△であれば平均点。ここを最低目指すことを意識していました。 もちろん全部⚪︎が1番望ましいですが、全部○の絶好調じゃないと演技ができないというのではいけないので、最低点は上回るようにしたいところです。 ①体の可動域 ②体幹 ③支持力 ④軽さ ⑤キレ ⑥むくみ ⑦旋回 ⑧気持ち ①可動域について 肩はちゃんと動いているか、胸は反る含むよくできるか、腰は良く回るかなど、その日の感じを評価する。

          あん馬上達の方法論⑧〜調子を視覚化する8つの項目〜

          あん馬上達の方法論⑦ 〜休養と練習の周期について〜

          「やりすぎて体を壊す、またはやらなすぎて失敗する」 こんなことが極力少なくなるように、自己分析は年齢を重ねるごとにより一層必須になるとおもいます。 周期は個人差があると思うので、分析や検証を行い、自分の周期を自分で調査するしかありません。 下記のやり方は、自分が実際に行って検証してきたものです。 ①週4回以上の通し練習(試合並、またはそれ以上の高負荷)を、連続何週行い、何週目に疲労のピークがくるか検証する ②その疲労は何日かけて抜くことができたか検証する ③その疲労の抜

          あん馬上達の方法論⑦ 〜休養と練習の周期について〜

          あん馬上達の方法論⑥ 〜練習前の心構えについて〜

          アップトレーニング前に"自分はこの時間内でこうしている"という心構えを唱えます。 自分の弱い部分を克服しようという精神を持ち、また、克服するための工夫を言葉に含むと、積み重ねるたびに弱い部分を乗り越える力がつくことにつながります。 私の例では 「周りが気になる」 「自分に集中できていない」 「演技中失敗が怖くなってくる」 「緊張感などで焦ってしまう自分がいる」 という状況などを感じていたので ↓ 練習前に唱える心構え ①ホスピタリティ能力を下げる ②1時間半から2時間は周

          あん馬上達の方法論⑥ 〜練習前の心構えについて〜

          あん馬上達の方法論⑤ 〜あん馬における集中について〜

          落ち着いていること。 リラックスしていること。 頭がクリアであること。 演技のポイントが極小、シンプルであること。 ノリ、テンションがあること。 これらが重要なことだと考えています。 ▪️落ち着きを得るメソッド 逆を言えば焦る、動きが早くなる、だと思います。 そうなっていることを自覚した際の改善ポイントは3つ。 ①敢えて極端に動作をゆっくり行う時間を数秒つくる ②よくやる動作(靴紐を結ぶ、テーピングを貼り替える、または個人の癖のようなものなど)をゆっくり行う ③アップトレ

          あん馬上達の方法論⑤ 〜あん馬における集中について〜

          あん馬上達の方法論 ④〜試合日の流れについて〜

          ▪️起床、なるべく7〜8時間寝れると良いですが、寝れないタイプの人はなるべく寝れるようにする(調べる、勉強する、分析する)または、寝れないという分析ができている選手は、事前にねれなかった場合の練習を一度はやっておくといいと思います ↓ ▪️食事について 試合日総じて、心拍数が日常より早く、エネルギー消費が激しくなります。体を軽くするために何も食べないというのはエネルギー不足を招くので、食べやすいゼリーやヨーグルト、サプリなど、なんとか栄養は取るよう心がけてエネルギー不足は確実

          あん馬上達の方法論 ④〜試合日の流れについて〜

          あん馬上達の方法論③ 〜リラックスの練習方法〜

          リラックスとは、脱力していることです。 また集中は、そのリラックスから生まれるということを習いました。 集中はリラックスから始まるのであれば、まずリラックスする方法を探らないといけません。 私は1日に約3回リラックスの練習をしていました。 通し練習の前の2回、寝る前に1回です。 むしろ、寝る前の【呼吸】を、通し練習前にも応用していました。 通し練習の時の呼吸法が、寝る前の呼吸法の応用なので、寝る前のリラックスをできるようにすることが、とても重要だと思います。 ▪️

          あん馬上達の方法論③ 〜リラックスの練習方法〜

          あん馬上達の方法論② 〜イメージリハーサルについて〜

          試合はぶっつけ本番ではなく、本番当日までに練り上げたもので勝負します。 本番当日までに練り上げるのは体や技術だけではありません。 昔から心技体と言われるように、心も練り上げる必要があるのです。 また、私は心技体のバランスをとても大切に競技してきたと自負しています。 心を練り上げる方法の一つとしてイメージリハーサルがあります。 これはテキトーにあーやってこーやって〜というものではなく、本当は凄くエネルギーを使うものです。 手に汗握って、焦燥や緊張感は試合のように、そんな

          あん馬上達の方法論② 〜イメージリハーサルについて〜

          あん馬上達の方法論〜サーキットトレーニングのススメ〜

          私が考えるサーキットトレーニングの目的とは【心拍数を高めながら複合的な体の使い方をし、体のキレ、スタミナ、連動性を高める】ということです。 やり方としては色々あると思いますが、私はトレーニングを10項目に分け、それを繋げて行っていました。 例:ダッシュ100メートル→平行棒スイング倒立10回→あん馬旋回MAX10周から倒立下り、、、などを連続的に行います。 あん馬のみの練習となると、どうしてもトレーニングが不足します。 特に心肺機能のトレーニングは、意識しないと減って

          あん馬上達の方法論〜サーキットトレーニングのススメ〜

          集中している⇄集中してない

          スポーツも仕事も勉強も、高い効果を得るのに集中力は欠かせませんよね! 今回は亀山が感じる「集中している時の感覚」を言語化してみました。 集中している⇄集中してない、という構図でまとめています。 ①周りが全然気にならない⇄周りが気になる ②瞬間瞬間で感じたものが言葉にはなっていないが、意味をよく理解できている⇄瞬間瞬間に感じる速度がめちゃ遅い ③体が少し暖かい⇄体が冷えている ④心拍が少し早い⇄心拍がめちゃ早い ⑤体の力が抜けている⇄体の所々に力が入っている ⑥

          集中している⇄集中してない

          努力は意味を失い、また転生する

          仰々しいタイトルですが、めちゃシンプルです。 成長したらその努力はいらなくなった。でもやめるとすぐ戻っちゃった。あの努力やっぱ素晴らしかったわ!ということです。 必要だと感じて取り組んできた努力も、実力がつけば足りている実感が生まれ、やらなくても良くなるのです。 が! ここに落とし穴が。 やらなくなるとその実力はなだらかに落ちていきます。 だから、またやらなくてはいけなくなります。 でもその時に気づくのです。 「あの努力はこういう意味を持っていたのか!」 転生

          努力は意味を失い、また転生する