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あん馬上達の方法論 ④〜試合日の流れについて〜

▪️起床、なるべく7〜8時間寝れると良いですが、寝れないタイプの人はなるべく寝れるようにする(調べる、勉強する、分析する)または、寝れないという分析ができている選手は、事前にねれなかった場合の練習を一度はやっておくといいと思います

▪️食事について
試合日総じて、心拍数が日常より早く、エネルギー消費が激しくなります。体を軽くするために何も食べないというのはエネルギー不足を招くので、食べやすいゼリーやヨーグルト、サプリなど、なんとか栄養は取るよう心がけてエネルギー不足は確実に防ぐようにすると良いと思います。
また、個人差があるので、個々人で研究していくことをオススメします

▪️試合までについて
なるべくリラックスしていること、なるべく試合のことを考えなくても良いような状態にしておくこと。
力まず、呼吸が整い、普段の生活並みに自然でいるよう心がけます。
また、前日までにイメージリハーサルを行なっていて、今日自分はどのように動いて、どんなことをして、どんな心構えで試合に臨むかをイメージして知っている状態にしておきます。
このイメージリハーサルにやること全てを整理している状態は、リラックスや考えすぎの予防をしてくれます

▪️試合でのアップトレーニング
基本的に練習通りのアップトレーニングをします。基本的にというのは、環境が違うための誤差に対して許容を持つという意味です。

環境が違う中で自分のペースを作れるよう、また周りに惑わされないように工夫する(イヤホン、目を瞑る、周りを見ない、など)
余談ですが、自分の場合、周りに惑わされる、周りが気になるという自分の弱いところがあったので、アップトレーニング前に以下3つの心構えを確認してから入るようにしています。


①ホスピタリティ能力を下げる
②○時間は周りに惑わされず、自分に集中してやっていこう
③焦ったときにはゆっくり、落ち着いて、穏やかに、を思い出そう


この3つの心構えは、どんな状況になろうと自分をフラット、真ん中に戻してくれました。

▪️試合までの注意点
・焦ったり、緊張感が高まってきたときには呼吸や行動などでアプローチし、落ち着いて行動する(具体的には呼吸や、ゆっくり行動する時間を数秒取るなど)
・視野がギュッと狭くなることがあったので(視野狭窄)その時には遠くのものを見て「自分はこの空間の中のここにいる」という感覚を作るようにしていました。

▪️試合直前
・呼吸を整える時間を設ける。腹式呼吸、吸う吐くの1:2で5秒→10秒の呼吸を最低4回は繰り返す。
また、個人的には緊張感があまりに高い場合は口で強く息を吐き切ることを2回繰り返すと少し落ち着くのでつかっています
▪️試合本番
自分がどのタイミングで、どんなことをやるのかは前日予めイメージしていた感じで行っていく。
本番で重要な事は3つ
①どこまでも落ち着いてリラックスしている→冷静、淡々、不動、動揺せずの精神、またリラックスのやり方や上記の精神は練習で作り上げる
②ノリがある→①のリラックスは集中の最低条件、そしてそれだけでは緊張感や不安や心配事と対等になれず、雰囲気に飲まれてしまうこともあります。それらと対等になるには、気持ちを高めて些細なことは跳ね除けられるテンションが必要です。よって、気持ちを盛り上げられるツールを持つか、またはその力を練習で養っておくと良いと思います。
※テンションは高くても顔や態度はいたって冷静でいること。感情と行動を切り離す
③演技のポイントがシンプルに整理されている→土壇場で"考える"という事は動きを不自然にさせる行為となります。かと言って考えないというのも難しいです。考えなくてもいいように、予めポイントは極小に、シンプルに整理されている状態が中庸で望ましいと思います。

あん馬上達の方法論
〜試合日の流れについて〜


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