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あん馬上達の方法論② 〜イメージリハーサルについて〜

試合はぶっつけ本番ではなく、本番当日までに練り上げたもので勝負します。

本番当日までに練り上げるのは体や技術だけではありません。

昔から心技体と言われるように、心も練り上げる必要があるのです。
また、私は心技体のバランスをとても大切に競技してきたと自負しています。

心を練り上げる方法の一つとしてイメージリハーサルがあります。
これはテキトーにあーやってこーやって〜というものではなく、本当は凄くエネルギーを使うものです。

手に汗握って、焦燥や緊張感は試合のように、そんな中でいかに自分をコントロールしていくかをイメージしていきます。
もはやトレーニングと言ってもいいものだと思ってやってきました。

①まずリラックスから入る(集中はリラックスした状態から生まれる)
②情報のある範囲の中でできる限りイメージを膨らませていく(場所、雰囲気、物、人、タイミング、自分が今そこにいたとしたらどんな気持ちか感じる、etc)
③アップトレーニングから演技が終わるまで細やかにイメージし、どこでどう感じて、今の自分ならイメージ内の自分をどうコントロールするかをイメージ
④上手く行かなそうなイメージが出てきても、何度でもやり直し、これなら上手くいきそうだ!という納得感、腹に落ちる感じがくるまで繰り返しイメージする
⑤試合の前日がオススメですが、前日だけでなく気になるなら1週間や2週間前から初めても良いものだと思うし、実際かなり前から始めることもありました

重要なのは納得感を持つことだと思います。
これならいけそうだ!というところで終われることがベストです。
その感覚が出るまで繰り返し"トレーニング"をすることです。

気持ちの安定感を持って、試合にのぞみやすくなると思います。

あん馬上達の方法論
〜イメージリハーサルについて〜

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