三重県減税会

三重県減税会のnoteです 連続小説『光の戦士たち』好評連載中! 当会では会員様の寄…

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三重県減税会のnoteです 連続小説『光の戦士たち』好評連載中! 当会では会員様の寄稿をお待ちしております。

最近の記事

会員様寄稿【連続小説】ラコタ(6)台湾有事は日本の有事 中国の核恫喝…

中国は突然、鹿児島県の村に対して、1週間後に戦術核を撃つと宣言した。 人口は300人程度の小さな村である。 小さな村でも日本の領土である。 日本政府は即座に反応し、「そんなことは許されない」と国連に提訴した。 しかし中国は、日本が中国の主権を侵害し、台湾を侵略しようとしていると主張。 「これは国家の自衛権の行使であり、正当な行為である」 と強硬な姿勢を崩さなかった。 日本政府は急いでアメリカに核攻撃の場合の反撃を求めたが、アメリカ政府は「日米の死活的利益を脅かすものでは

    • 会員様寄稿【連続小説】ラコタ(5)台湾有事は日本の有事 納涼祭 アメリカの戦線離脱…

      お盆前、直人たちが駐屯する基地では納涼祭が行われていた。 基地内の広場にはブルーシートが敷かれ、隊員たちはお酒を飲みながら楽しんでいた。 皆、明日から帰省する予定でリラックスムードだ。 美嘉は店に来る女の子たちを連れて、納涼祭に参加していた。若い隊員たちは可愛い子が来て、とても喜んでいた。 「美嘉、ありがとう。みんな喜んでるよ」 「ウチはこんなことしかできやんけど、喜んでもらえて嬉しいわ」 と美嘉は微笑んだ。 「けど、ニュースのアメリカが経済制裁を解除ってなんなん」 と

      • 会員様寄稿【連続小説】ラコタ(4)台湾有事は日本の有事 墜落の原因…

        桜林の声が部屋に響いた。「なんだよ、部品のつけ忘れって!」 墜落の原因は、整備士の和田が部品を付け忘れたことだった。連日の激務が原因で、彼は疲れ果てていたのだ。 桜林は怒りを抑えきれずに叫んだ。「どう責任取るんだよ!」 和田は黙ってうつむいていた。そのとき、和田に直人の部屋に来るよう連絡が入った。 和田は緊張しながら直人の部屋に入った。「失礼します。」 直人は落ち着いた声で言った。「今回の件はすべて報告を受けている。」 和田は覚悟を決めた。「どんな処分でも甘んじて

        • 会員様寄稿【連続小説】『ラコタ』(3)台湾有事は日本の有事 救出

          基地に戻った直人は救助の指揮を取ることとなった。 救出チームが迅速に出動。ヘリを操縦するのは桜林大貴だ。 彼らは海上を捜索し、墜落したヘリの行方を追った。 「機体を発見、大破しています!」 桜林の声が無線から響く。 「了解、乗組員を引き続き捜索せよ。」 直人は冷静に指示を出す。 しばらくすると、救出チームの一人が叫んだ。「あれを見てください!人が!」 なんと、生存者がいたのだ。 「こちらアパッチ、モヒカンどうぞ。」 桜林が無線で報告する。 「生存者を確認、これより救

        会員様寄稿【連続小説】ラコタ(6)台湾有事は日本の有事 中国の核恫喝…

          会員様寄稿【連続小説】『ラコタ』(2)台湾有事は日本の有事 直人の部隊のヘリが墜落…

          中国人民解放軍による台湾封鎖から3ヶ月がたった。 台湾周辺では航行ができなくなり、タンカーや貨物船は迂回を余儀なくされた。 そのため、様々な生活用品が値上がりし始めた。 さらに政府は早々と嗜好品の増税を決定し、タバコと酒税が上げられた。 しかし、増税した分は東日本大震災のときと同様に、現場の自衛官の装備や補給に回ることはなかった。 政治家の支援団体へのバラマキや官僚達の天下り予算となった。 また、「頑張れ!台湾」キャンペーンが開始され、テレビや新聞で贅沢や不要不急の活

          会員様寄稿【連続小説】『ラコタ』(2)台湾有事は日本の有事 直人の部隊のヘリが墜落…

          会員様寄稿【連続小説】『ラコタ』(1)台湾有事は日本の有事 台湾封鎖

          登場人物 金城直人 (Naoto Kingyo): 29歳、鹿児島出身の自衛官。真面目で責任感が強く、部下たちからの信頼も厚い。 井村美嘉(Mika imura): 27歳、アメリカンバー「ラコタ」を経営。直人に密かに想いを寄せている。 舞台 九州の自衛隊基地 アメリカンバー「ラコタ」: 直人とその部下たちがよく訪れる場所。地元の人々も集まり、賑やかな雰囲気のバー。 アメリカで市民が軍人に一杯酒を奢らせてくれ、というようにラコタでも同様のことがある。 プロローグ 九州

          会員様寄稿【連続小説】『ラコタ』(1)台湾有事は日本の有事 台湾封鎖

          光の戦士たち(15)シャンパンタワーと再エネ賦課金 国民の電気代が海外投資家に…【小説】

          登場人物  祭あつし:25歳 市役所勤務  三浦智久:29歳 コンサル会社社長 祭の大学時代の先輩 祭あつしは高級ラウンジの入口でスマホを確認していた。 「三浦さんが来いって言ったお店はここで間違いないな。」 今から会うのは大学の先輩であり、今やコンサル会社の社長である三浦智久だった。 「お疲れ、祭。飲みに行かないか?」 三浦からの誘いは突然だったが、祭は少し迷ったが飲みに行くことにしたのだった。 ラウンジに入ると、煌びやかなシャンパンタワーが目に入った。すぐに三浦が

          光の戦士たち(15)シャンパンタワーと再エネ賦課金 国民の電気代が海外投資家に…【小説】

          会員様寄稿【恋愛小説】幸吉II (2)スナックでのひととき

          幸吉は、夜な夜な青年会議所(JC)のメンバーと飲みに行っていた。花屋の経営は母と妻に任せている。 しかし、花屋はそう儲かるものでもなく、幸吉は他の稼ぎの良いJCメンバーを羨ましく思っていた。 その夜も、幸吉はJCのメンバーとの飲み会に参加していた。 間宮宏は鵜方で小料理屋を営む2代目である。彼も青年会議所のメンバーだ。 間宮宏:「幸吉さん、新婚生活はどうなんですか?さおりさんに尻に敷かれてるんじゃないですか?」 ごまかすように笑って、「いやいや、そんなことないよ。さお

          会員様寄稿【恋愛小説】幸吉II (2)スナックでのひととき

          会員様寄稿【恋愛小説】幸吉II (1)幸せな日々

          登場人物 幸吉:42歳 花屋オーナー 青年会議所所属 さおり:37歳 幸吉の妻  幸吉は、かつての恋人、くみと別れた後、さおりと結婚していた。現在は実家に幸吉、幸吉の母、そしてさおりの3人で暮らしている。 ある朝、食卓での会話が始まった。 さおり:「お義母さん、洗濯と掃除は私がやりますから、休んでください。」 幸吉の母:「ありがとう、さおり。でも、これは私の日課だから気にしないで。」 幸吉:「さおりの料理、本当に美味しいよな。毎日感謝してるよ。」 さおり:「ありが

          会員様寄稿【恋愛小説】幸吉II (1)幸せな日々

          会員様寄稿【短編小説】スナックSAYUKI (1) ティファニーで朝食を

          登場人物 前手彩友紀(38歳): スナック『SAYUKI』ママ オードリー・ヘプバーンに似ている 小柄 ユキ(27歳): チーママ 細身 リナコ(28歳): 新人 ぽっちゃりだが本人は自覚していない。 度会康夫(54歳): LGBTトランスジェンダー あだ名やっくん オカマバー『ネコ』のママ 今夜のスナック【SAYUKI】は、チーママのユキとぽっちゃりリナコ(自称本人はぽっちゃりとは思ってはいない…)の二人で店を任されていた。ママのサユキは、太客の和田社長と一緒に食事をした

          会員様寄稿【短編小説】スナックSAYUKI (1) ティファニーで朝食を

          光の戦士たち(番外編)増税メガネと総理大臣補佐官 飛び交う怒声 私は議員ではありません…【小説】

          『勇敢な男は自分自身のことは最後に考えるものである』 フリードリヒ・フォン・シラー 岸田の妻によく似る矢田はお気に入りだった。 何か用を見つけては彼女を呼び出すのだった。 岸田:「おはよう、矢田君。すぐに来てくれてありがとう。」 矢田:「おはようございます、総理。緊急の用とお伺いしましたが?」 岸田は眼鏡を外し、少し疲れた表情で言った。 「国民が私のことを『増税メガネ』と呼んでいるんだ。せっかく定額減税してやったのに、彼らは不満だと。」 (当たり前だろう。この男は何

          光の戦士たち(番外編)増税メガネと総理大臣補佐官 飛び交う怒声 私は議員ではありません…【小説】

          光の戦士たち(14)ナントカ減税会なんてくだらない。そんな館山に祭は…【小説】

          友情は喜びを二倍にし、悲しみを半分にする 『ヴァレンシュタイン』 リードリヒ・フォン・シラー 登場人物 祭あつし:25歳 市役所勤務 減税会で勉強し始めている 館山敏宏:49歳 市議会議員 減税会に批判的 それ以来、逆に祭のことを気に入ってしまった館山は、時々自ら祭を飲みに誘うようになっていた。とはいえ、祭と飲むのが楽しいと悟られるのは恥ずかしいのか、常に冷静さを装っている。 その夜も、二人は地元の居酒屋で酒を交わしていた。館山は、祭が勧める日本酒を一口飲み、 「やっぱ

          光の戦士たち(14)ナントカ減税会なんてくだらない。そんな館山に祭は…【小説】

          光の戦士たち(13)妻と娘はなぜ彼の元を去って行ったのか そして祭からの突然の電話【小説】

          登場人物 祭あつし:25歳 市役所勤務 館山敏宏:49歳 市議会議員 館山は自宅のリビングで一人、ソファに深く腰をかけていた。テレビの画面にはYouTubeが映し出され、MMTについて語る動画が流れていた。 彼は深いため息をつき、手に持ったビールを一口飲んだ。 館山:「どうしてこうなったんだろうな…。」 ふと、館山は家の中の静けさを感じる。妻と娘が家を出てから、もう2年になる。 コロナ禍でイライラが募り、つい感情的になってしまったのだ。 館山:「誰が専業主婦の面倒を

          光の戦士たち(13)妻と娘はなぜ彼の元を去って行ったのか そして祭からの突然の電話【小説】

          光の戦士たち (12)自衛隊目線おじさんとの戦い【小説】

          (Xのスペースでのやり取り) 自衛隊目線おじさん:「自衛隊員の待遇改善は必須だ!彼らの給料を上げて、もっと予算を増やすべきだ。」 祭:「今の戦いは自衛隊だけではなく、さまざまな産業が一つでも欠ければ機能しない。だから減税して、国民全員の待遇改善が必要なんです。自衛隊員の待遇改善だけに目を向けるのは視野が狭いのでは?」 自衛隊目線おじさん:「なにー?自衛隊員は災害時には寝ないで働いてるんだぞ!」 祭:「僕は自衛隊員を尊敬してます。ぼくも中山コージさんを見習って体を鍛えて

          光の戦士たち (12)自衛隊目線おじさんとの戦い【小説】

          光の戦士たち 第11章 ネット減税派とリアル減税派の戦い

          (カフェ) 祭:「(スマホを見ながら)武ちゃん、またXで面白い議論が起きてるよ。」 武田:「今度は何なの?」 祭:「リアル活動をする減税派とネット中心の減税派がバトルしてるんだ。リアル活動派はネット派を軽視してるみたい。」 武田:「ああ、その話か。ネット派の一部は、過激さで有名だよね。」 祭:「そうそう。彼らが『リアルな活動が素晴らしい、ネットのみの人を馬鹿にするな』って言ってるんだ。」 武田:「ネット派の意見も重要だと思うけど、リアル活動も大切だしね。」 祭:

          光の戦士たち 第11章 ネット減税派とリアル減税派の戦い

          光の戦士たち 第十章 税金をなくすと無茶苦茶になる⁉︎

          新たな登場人物 風谷蒼:27歳 公共政策を学ぶ大学院生 趣味は読書とアーチェリー  (アーチェリー場) 祭:「(弓を持ちながら)今日はアーチェリーを教えてもらうって、少し緊張するな。」 武田:「大丈夫だよ、祭さん。蒼さんは大学4年までアーチェリーをしてたから、教えるのも上手いんだ。」 風谷蒼:「(笑顔で)そうそう、リラックスして楽しんでね。まずは基本の構えから教えるわ。」 (蒼がアーチェリーの基本を教える) 祭:「(集中して)こうやって構えるんですね…。」 風

          光の戦士たち 第十章 税金をなくすと無茶苦茶になる⁉︎