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【呪術廻戦】圧倒的お兄ちゃん、脹相を全力で推すぜ

先日、アニメ呪術廻戦が最終回を迎えましたね。呪アニのない金曜は金曜じゃなくて、喪失感がすごいです。しかし、その最終回で脹相が初登場!マジで息が止まりました。俺たちのお兄ちゃんが動いている…喋っている…!?しかもアニメでは、目の周りが赤くてキャワ…私と同じアレルギー性結膜炎ならオソロで嬉しいし、眼科からもらった大量の軟膏を脹相に贈りたいです!そして素敵な低音ボイスからは、「圧倒的お兄ちゃん」の包容力を感じました! ※以下は、呪術廻戦本誌までのネタバレを含みます。そしてこの記事

    • 【その②】24歳はじめて父親を知る、の巻

      「私は知ったぞ、24年の謎を。私のお父さん、カズちゃんなんだってね。」と告げる私に「そうだよ。知らなかったの?」と母。「一昨日知ったの!」と言えば、「大人になったら自然と分かると思ってたから。」と、母。幼いうちは不安定になるかもしれないから、大人になってから、とは思っていたが、大人になったらなったで自然と分かるだろうと思っていた。とのこと。コイツ…。あまりにも時の流れに身を任せすぎではなかろうか…。 そこからは、これがせめてもの罰だと言わんばかりに質問攻めをしてやった。これ

      • 24歳はじめて父親を知る、の巻

        1999年の秋に生まれ、2024年5月8日。はじめて自分の父親を知った。 24年間ずっと、我が家では父親はいないものとされていた。というか、家族の誰1人としてその正体について私に話そうとしなかったし、私も聞こうとしなかった。 小学3年生くらいだろうか。友達に「お父さん」なるものが存在することを知り、「自分の家にはいない」ということを認識した。片親の家庭が、両親いる家庭に比べて馬力が劣るのは当然のこと。裕福ではなかったが、母はとにかくよく働いた。幼い私を祖母に預けて、県外に

        • 不安は取りわけよ、心は配れ

          何かを、誰かを心配している人のことを心配している人がいる。その心配している人のことを、心配している人がいる。 生きていると、避けようのない耐えがたいことがある。不安でたまらない夜がある。一度ではない。そういうときは、みんなで不安をうつしあえばよい。困難を分割するように、不安を取りわけよ。不安は取りわけて、心を配る。もちろん受け取ることもある。そうして、人々の間で循環していくものがある。 拳はゆるめることができる。抱えているものから、手は放せる。息を深く吐くと、肩の力が抜け

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        【呪術廻戦】圧倒的お兄ちゃん、脹相を全力で推すぜ

          だいたい夜はちょっと感傷的になって

          「どうも、かまいたちです。どすこい、どすこい、どすこいどすこい♫」 YouTubeのかまいたちチャンネルを、永遠に観てます。「見栄っ張りや正義感が何周もしてモンスターと化した山内の話を、横でヒィヒィ笑う濱家」の構図が好きすぎて。濱家につられて爆笑できます。 そんな感じで、この日も爆笑をキメていたら、いつも適当に飛ばすYouTubeの広告から、透き通った歌声が流れてくるではないですか。きのこ帝国「金木犀の夜」です。 歌い出しの「だいたい夜はちょっと〜感傷的になって〜金木犀

          だいたい夜はちょっと感傷的になって

          【呪術廻戦】まずは俺を助けろ虎杖

          ぐりとぐら、修二と彰、悠仁と恵。ニコイチ、相棒、ソウルメイト!そう!ふたりはプリキュア! いきなりの短歌です。虎杖と伏黒の関係性が好きすぎて、短歌まで詠んでしまう狂いっぷり。ひと通り語った後、もう1回同じ歌出しますからね。予告しとこう。ちなみに歴といたしましては、4年ほど狂い続けております。始まったら最後、終わることのない宴。 でも記事は終わらないと困るからさ…。ほんとはもっといろいろ言いたいのですが、この2人の核ともいえる1つのシーンに絞って、暴れさせてください。 そ

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          もろもろ短歌

          洗い立ての布をまとってまどろんで赤子のあくび清らかな風 あの人がクスッとわらってくれたから私の前髪へんでもよかった 占えばいつも人生の転換期「動けば変わる」それは知ってた

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          優しく睫毛に憩う。まつげの表現力

          まつげ、まつ毛、睫毛。すね毛わき毛はあんなに嫌われているのに、同じ毛のくせに。髪もそうだけど、まつげって、詩的だったり、扇情的だったり。ふしぎだ。特に歌詞に登場するまつげって、フレーズに奥行きを感じさせてくれる。じんわりと何かが伝わってくる。 そう気づかせてくれたのは、美空ひばりの愛燦燦。ひぃばあちゃんが美空ひばりを聴いていたので、子どもの頃からよく耳にしていた。久しぶりに聴き返すと、 心に沁みてきてハワァーとなった。そうして私は「優しく睫毛に憩う」のフレーズに取り憑かれ

          優しく睫毛に憩う。まつげの表現力

          「▶︎続ける」「▶︎耐える」以外のコマンドを増やす

          辞めフェチというか、物事の終わりフェチというか。辞めるの好きだなと思います。特に仕事。石の上にも三年、継続こそ努力、みたいな節はまだまだあるし、事実でもあるし。真面目な人からしたら、とんでもないことを言ってるように聞こえるのかもしれない。仕事なんか特に、辞めたらその後どうすんの?だし、待ち受ける就活とかだるいし…。 でも、思い出してほしい。学生の頃にバイトを辞めると決めて、勇気を出して店長やらに伝えて、最後の出勤を終えた日の、肩の軽さを!次は何しようかなーと、夜な夜な求人を

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          【短歌集】六畳の部屋で引きずるどこまでも3メートルある延長コード

          六畳ワンルーム、ひとり暮らし。何をするにも電力がいるから、延長コードをあちらに、こちらに、引きずって暮らす。3メートルもあれば無敵なんです。だって、六畳だから。どこへでも届く。大抵のことはできる。でもその「六畳」と「3メートル」のチグハグな感じが面白くて、これこそ「暮らし」だなぁ、と思って詠みました。東京に来て数ヶ月は、テーブルもイスもないのにウォーターサーバーはある、みたいなよくわかんない状況だったことも。バラバラ、チグハグ、ぐちゃぐちゃ。暮らしって、蓋を開けてみれば意外と

          【短歌集】六畳の部屋で引きずるどこまでも3メートルある延長コード

          ほんとうにおれのもんかよ冷蔵庫の卵置き場に落ちる涙は/穂村弘 人生で1番好きな短歌。確か20歳で出会って、ずっと不動の1位。

          ほんとうにおれのもんかよ冷蔵庫の卵置き場に落ちる涙は/穂村弘 人生で1番好きな短歌。確か20歳で出会って、ずっと不動の1位。

          【短歌集】君ばかりずるいよジェットコースターのスイッチ握るの僕にもさせてよ

          恋について詠んだ短歌集です。タイトルの歌は1番の推し短歌。恋をすると、主導権は自分にあるはずの喜怒哀楽の全てが、相手の一挙手一投足に振り回される。というか、ジェットコースターにスイッチってあるのか?いや、ないと出発のタイミングが決められなくて危険ですもの、あるはずだ。ってな感じで詠んじゃった。しかもそのスイッチは発車ばかりか、上昇・下降・停止のタイミングの全てが委ねられている無敵のソレ。君のせいで僕の感情は上がったり下がったり、旋回したりと忙しない。ずるいぞ!僕にも君のスイッ

          【短歌集】君ばかりずるいよジェットコースターのスイッチ握るの僕にもさせてよ

          24歳、クラブに行く。

          上京して2年、なんとクラブ遊びを覚えた私。ちょうど2年前に書いたこの記事の友人に連れられ、流され、うっかりちゃっかり楽しんできた。しかも、渋谷で終電を見送って、2度までも!3年もの間ちまちまnoteを書くような人間がクラブに⁈という感じで自分でもびっくりではある。 まず、クラブの何がいいって、音楽がガンガンにかかっていて、みんな酔っ払っていて、何もかもどうでもよくって、土壌掬いをしてもいいところだと思う。踊れないなんて心配はいらない。邦楽なら特に、左右に揺れる、手を叩く、ジ

          24歳、クラブに行く。

          「評価」とかいう、実体がなく傲慢なもの

          なんかすごく強いタイトルになってしまったが…。 「何も指示をしないでも動いてくれる人」「1を言ったら10分かってくれる、察しがいい人」こういう人が嫌いじゃない人は多いと思う。それは、なぜだろうか。一緒にいて心地がいいから?なぜ心地がいいのだろうか。楽だから? 誰かの言う「優秀」には、「自分の手がかからずに済んで楽」が潜んでいることが多い。教育が仕事である、上司や教師は特にそうだと思う。 私は大学で教職を学んで、現在は子どもに関わる仕事をしている。何かを子どもに説明すると

          「評価」とかいう、実体がなく傲慢なもの

          ヴァンパイア作品研究

          ヴァンパイア作品研究なんて大層なタイトルにしてしまったが、ヴァンパイアと切っても切り離せない色恋の側面から「ヴァンパイアコンテンツオタク」として好き放題言っていこうと思う。 ヴァンパイアにハマり出したのは、おそらく小学校高学年〜中学生の頃だ。海外児童書のメディエータやヴァンパイア・ガールズ、ユリエルとグレンにはじまり、映画トワイライト。そして漫画は、私とこわれた吸血鬼、デビルズライン、ヴァンパイア騎士。吸血鬼のBL作品もよく読んだ。そんな作品たちの共通点から、ヴァンパイアを

          ヴァンパイア作品研究

          何を食べ、読み、観て聴く?摂取したものでできていく

          これまでに読んで心に残った本や漫画、観た映画やドラマ。私には、時折そのタイトルを書き出しては連ね、振り返る癖がある。自分の心が動いたものを、足跡として残しておきたい気持ちが昔から強かった。 そういう、自分が取り込んだものに自覚的でいようとする意識のうえに、最近は食事も読書も鑑賞も、自分が摂取したもので自分ができている、形づくられているという感覚が強くなってきた。 野菜、肉、塩、砂糖、しょうゆ、みりん…。自炊をするようになってから、1つの料理もいろんな要素がかけ合わさってで

          何を食べ、読み、観て聴く?摂取したものでできていく