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【呪術廻戦】まずは俺を助けろ虎杖

ぐりとぐら、修二と彰、悠仁と恵。分かりますよね?ニコイチ、相棒、ソウルメイト!そう!ふたりはプリキュア!

呪いすら命綱にして飛ぶ2人俺を助けろ君は言ったね

秀佳

いきなりの短歌です。虎杖と伏黒の関係性が好きすぎて、短歌まで詠んでしまう狂いっぷり。ひと通り語った後、もう1回同じ歌出しますからね。予告しとこう。ちなみに歴といたしましては、4年ほど狂い続けております。始まったら最後、終わることのない宴。

でも記事は終わらないと困るからさ…。ほんとはもっといろいろ言いたいのですが、この2人の核ともいえる1つのシーンに絞って、暴れさせてください。

そう、みなさんご存知、タイトルのやつですよ。宿儺の大量虐殺の元凶は自分だ、と絶望し、自分に殺意を抱き、生きる意味を失っている虎杖に「まずは俺を助けろ虎杖」と投げかける伏黒。

グァ、痺れる…。今にも消えそうな相手に重い言葉で呪いをかけて「俺を生きる理由にしろ」というエゴ。覚悟。そしてその先に、どんな地獄が待ち受けようとも「生」から逃がしてやらないぞという凄みがある。


申し遅れました。わたくし、血気盛んなバトル漫画や八方塞がりな漫画ばかり読んでいるからか「信頼🟰その相手が狂ったとき殺してあげられるか」みたいな激しめの価値観が育っておりまして…。(このイコール主張強すぎ)


たとえば倭の国編のサンジとゾロ。「人」と「人型兵器」の狭間で揺れるサンジが、ゾロに言った「もしおれが正気じゃなかったらお前がおれを殺せ」って最大の信頼表現じゃん?!と思うわけです。

もちろんサンジとゾロのあの関係性が前提のお話。その上での「お前が殺してくれ」は「お前なら、俺がどうなっても任せられる」つーことだわな!「お前になら殺されてもいい、納得できる」つーことだわな?!対するゾロも「楽しみができた。それまで死ぬなよ」ですから!!!!ゾロにしては結構デレた気がします。「死ぬなよ」と「俺が殺してやる」に愛情がチラついちゃってんのよ〜!隠せてない。

いつでも「麦わらの一味」として筋を通すゾロの冷静さ、何かあっても始末がつけられる強さ。きっとそれらを見込んで依頼したサンジ。あのなサンジ、それってな、それって「信頼」と呼ぶんだぜサンジ!!!!!


呼んでもいないワンピ大好き侍がいましたね。ゾロとサンジ、虎杖と伏黒。どちらの関係性にも生死が賭けられているけど、似て非なるもの。ゾロとサンジが「背中を預ける約束」なのに対して、虎杖と伏黒は「生への縛り」って感じがして、ドロっと、ズルズルとした印象。どんな地獄でも一緒に浸かって闘うしかないんだという、諦観の先の覚悟。

でも、2人の関係性の根本は、友人とか、同級生くらいライトなものなはず。どう考えても生きるのが辛い悲惨な状況で、絶望して死にたがっている虎杖に「死を許さない」ことは簡単じゃないと思うのです。

「何かあったら殺してくれは信頼の証」という価値観に、新たに加わった「何があっても死なせてあげない」。信頼とは少し違うかもしれないけど、相手への強い感情が垣間見えてハオ(好)ですね。「どんなに死にたくても死なせてやらないし、生きろ」は、人間の愛情と書いてエゴと読むのかもしれない…。その逆も然り。

でも伏黒はそれを全部分かった上で「俺のわがままに付き合え」「虎杖の意思じゃなく俺の意志」というポーズを取れるからかっこいいなと思いました。「虎杖は生を望んでいない」ということを伏黒は背負っているんです。「死」に取り憑かれて、動けなくなって、「死」以外に何の意思も欲求も湧いてこなくなるとき。「自分が分からなくなっている人」の意思や選択を背負う覚悟があるヤツがかける言葉は、強い。カッケーよ恵!

呪いすら命綱にして飛ぶ2人俺を助けろ君は言ったね

秀佳

…2回目です!今だと思ったんです!「俺を助けろ」という呪いを、虎杖の命綱にする伏黒。つまり、呪霊が蠢く街に向かって、屍だらけの地獄に向かって、バンジージャンプ、飛んでんのよ〜!「俺を助けろ」って強く縛っておかないと、今にも消えてしまいそうな相手とね。ハァ〜、やめて。もう15歳の少年2人を、これ以上頑張らせないで。。。

このシーンをアニメで観たらどうなっちゃうの私。ちなみに、呪アニはナナミンが死ぬ回から観れてません。原作でも死なれて、アニメでも…。2度も受け入れられる自信がなくて…。苦しい展開になればなるほど「オイシイ〜!モグモグ」と思っている呪霊のような私と、普通に心にダメージを負う私。どっちがほんとの私なの〜〜〜〜

以上、2年前に愛する脹相について書き殴って以来の呪術廻戦の記事でした。(直哉を嘲笑する記事も書いてました。)

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