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松本人志と木村拓哉 相次いで墜ちた「90年代の巨星」と文春・朝日

松本人志が芸能活動休止。

昨年のジャニーズ性加害騒動で、木村拓哉のカリスマ性が失墜したことを以前に書いた。

松本人志と木村拓哉は、ナンシー関が推しまくったことで知られる、1990年代の2大カリスマ、2大巨星だった。

私は、昨年、こう書いた。


1990年代、若者文化に2つのことが起こった。
SMAPブームと、ダウンタウンブームだ。
SMAPの木村拓哉と、ダウンタウンの松本人志を、とくに推しまくったのが批評家・ナンシー関だった、という印象がある。
かっこいいものはかっこいい。
面白いものは面白い。
いまでは当たり前の評価だが、あの時代に、そう言い切った切れ味のよさが、ナンシー関の身上だった。
逆に言えば、あの時代に木村拓哉と松本人志が出なければ、批評家としてのナンシー関は輝かなかった気がする。


ナンシー関が連載していたのは週刊朝日と週刊文春だった。

松本人志も週刊朝日で書いていた。

文春の「クレア」で松本とナンシー関が対談していた。


朝日も文春も、90年代は、木村と松本でもうけていた。(文春は1999年のスキャンダル報道で反ジャニーズに転じる)

ここにきて、文春がジャニーズと松本の「首」を取りに来た。

『遺書』『松本』という松本人志の2冊のミリオンセラーを出して大もうけし、最後までジャニーズタレントを週刊朝日とアエラの表紙で使ってもうけていた朝日新聞は、過去をどのように清算するのだろう。

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