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演劇できらめく子どもたち~ガザだより~

「ガザの小学生めっちゃ英語上手いやん・・・」
が私が今回執筆している子どもたちの第一印象。今回のお話はThe Hands Up Projectの子ども演劇です。

The Hands Up Projectというのはイギリスの英語の先生がパレスチナと繋がって仕事を引き受けているうちにだんだん大きくなっていった(そして世界規模に膨らんだ)プロジェクトなんだそう。今ではガザ・西岸地区とヨルダンにある2か所の難民キャンプで活動が行われていて、パレスチナの子どもとシリアの子どもが参加しています。

最初は物語を通して英語を教えていたらしいですが、ボランティアが増え、演劇をやってみようということに。

演劇を通して子どもたちの日頃の気持ちを表現したり、不安を解消したり。

さらには演劇作家コンテストがあり、5分間ワンカットでの脚本を競い合います。優勝者は先生と一緒にイギリスへ行って演劇を実際に公演できるほか、選ばれた作品が一冊の本にまとまって、子どもたちのもとに届きます(海外からの購入もできます)。

思い出すなぁ…小学生の頃同じように英会話に通っていたので、英語を通じて外の世界を知れる喜びがすごくよくわかる。ガザと日本では全然状況が違うけれど、子どもの頃、自分の世界が家と学校しかなくて、そんななかで異文化に触れられる興奮も。イギリスに行けるのだって、ガザという閉じられた環境でどれだけわくわくすることか。

3年目を迎える今年までに1600人の子どもたちからの応募があったそうです。

――演劇を通して、パレスチナの子どもたちに、世界と繋がって、感じていることを伝えられる場を提供したい

というのが団体に関わる大人の想い。

「○○人」に生まれたから、「○○人」として見られる。

日本人だとこれがそんなに悪い方向には働かないですよね。大概「ワオ!ジャパニーズ!ハードワーキングピーポー!」か「アニメ!」か「サムライ」と言われます(実体験)。ツッコみたい気持ちはあれど悪い印象ではないというか。むしろ親日家は世界中にたくさんいるのでいろんな旅先で助けてもらえます。

パレスチナ人だと、正直評判良くないですよね。そのことを、パレスチナの人達も分かっています。今回参考にした記事では、13歳の女の子がイギリス人の先生に、


「先生、私たちはテロリストじゃないって世界のみんなに伝えてね」


と話したそうです。おばちゃんそんなこと思ってないよ、大丈夫よ!あなたのこと好きだからね!って伝えたくなります( ;∀;)


子どもにそんな風に思わせてたなんて・・・・・・



コロナ下の今、というかそもそも海外に出るのが難しいガザでは、Zoom演劇に挑戦しているそう。チリやトルコ、クロアチアなどと繋いで多い時には3000人の観客の前で上演しているそうです。

いくつかYou-Tubeに上がっている5分劇を紹介します。すべて英語字幕つきで、子ども劇なので難しい表現はありません。

①リンゴの木と男の子(ほっこりする。なんかちょっと日本的?)

②You-Tuberに俺はなる!(意外と社会派だった)

③しゃべる給料(これ考えた人頭いいな)

元記事(英語)

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!(^^)!

有料エリアの下には何もありません笑
投げ銭用でしてみました✨

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