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仕事人の誇りとともに【パレスチナ現地滞在記 #8】

中東パレスチナのフェアトレードブランド「架け箸」です。
コロナ禍で創業して初めて現地に行けることになり、
只今滞在記を毎日更新しています。

パレスチナは市場(スーク)が名物です。
町には必ず日用品全般が揃うスークがあって、地元の人で賑わっています。

ベツレヘムのスーク。食料品やおもちゃが並ぶ

こうした場所で私達もおのずと必要なものを買い求めることになるのですが、誰から買ってもなんというかあったかい気持ち、この人から買ってよかった、という気持ちになるのです。

これはきっと売っている人が誇りを持って働いているからではないか。

そう思って写真を見返してみました。


自身が育てた野菜を販売する女性。「バラディ(パレスチナ産)だよ」と嬉しそうにおすすめしてくれた(※)

※パレスチナでは入植地(イスラエルが占領している土地を自国領土化して住民を住まわせている新興住宅街)産やイスラエル産の野菜が多く出回り、国産のものを圧迫しています。それに対して国産はバラディと呼ばれます。


コーヒー屋台の男性。パン屋も兼務で飛び回っていた


ファラフェルレストランの男性。写真撮ってもいい?と聞くとファラフェルをおまけに渡してくれた

そして、工房の職人さん達も、同じように誇らしげに自分達の商品を見せてくれます。

精巧なキリスト誕生のワンシーン。このサイズの完成品がいくつも保管されている


電動糸鋸で切り出したオーナメント。段々形が出来ていく様は見ているこちらもわくわくする


既存のものに加え、機械も自分で作るほどの情熱。
※許諾の関係で別の写真を使っています

食べるものにしても木製品にしても、仕事人の誇りとともに受け取っているような気持ちになります。

*現地滞在記、毎日更新中*
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架け箸はこれからも継続的にパレスチナを訪れ、日本に出回らない生の情報を発信したいと思っています。いただいたサポートは渡航費用や現地経費に当てさせていただきます。