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日々読みバックナンバー

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「日々を読むように記していく」ことを目的に書いていく 2022年10月29日から始めた1週間ごとの日記です。 大抵のことは忘れてしまうので、日記を書きます。 その日に起きたこと、…
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#言葉

日々読み #49

日々読み #49

10/2 晴れ

月曜が来るたびに休みはなんでこうも早くすぎていってしまうのだろうと思う。
その気持ちは朝、ピークを迎えて職場に着く頃にはもう仕事のあれこれを考え出していて、気づけば夕方になっている。

なんだかんだ言って自分は仕事も楽しいのかもしれない。
思い起こすと学生の頃も同じだったかもしれない。行くまでは憂鬱なんだけど行っちゃえばなんだかんだ楽しい。
いつか仕事をしていた日々が楽しかったよ

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日々読み #48

日々読み #48

9/25 晴れ

スポーツでも趣味でも仕事でもなにかを続けていると「できるようになった」と「できないなあ」を交互に感じる気がする。今回もうまくいったから次も大丈夫だろうと思っていると、また「できない」がやってくる。そしてできるようになるためにまた頑張る。の繰り返し。

虫の目ならば行ったり来たり同じところを後退と前進を続けているような気がしてくる。

そんな時にいつも思いだすのが「人生は螺旋階段み

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日々読み #47

日々読み #47

9/18 晴れ

コクヨ野外学習センターが運営するポッドキャストがおもしろい。
僕らの生活を囲むいろんなモノやコトを再考するポッドキャストで、予想していなかった話が聞けて、おもしろい。今回は「庭」や「ガーデニング」をテーマにした回だった。
以下は印象に残った言葉だ。
・相手が自然だから初めから最後まで計画通りに行くことは難しく、時として想定もしていなかった結果に至ることもある。
・モノを作ることは

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日々読み #46

日々読み #46

9/11 晴れときどき雨

学び直す機会なのかもしれない。
言葉がけひとつ、ケアひとつ、モノの選び方ひとつ、モノの使い方ひとつ掘り起こすことができることに気がついた。一度ものにした知識や技術だけで戦っていくのはナンセンスだなと思った。
畑の土なんかでもそうだけど、掘り起こして地中の土たちに外気を吸わせないとどんどん土の質が悪くなるというのを聞いたことがある。それと同じで一定期間が過ぎたら、また掘り

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日々読み #27

日々読み #27

5/1 曇り

昨日読んだ「ぼけと利他」で「余白」の大切さが書かれていた。宅老所よりあいの施設長村瀬孝生と東工大の教授伊藤亜沙さんの異色の2人による往復書簡集であったのだが、やりとりがすごく面白くて読んでいてわくわくした。

2人の手紙のやりとりは文学的で美しい。そして、ケアはこんなにも軽やかに、楽しく、哲学的に捉えられるのかと思わされた。

ケアをしていると持てる策を全て出し尽くしてしまう瞬間が

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日々読み #24

日々読み #24

4/11 晴れ
今日も一回り年上のご近所さんの話を思い出していた。
捉え方一つで感じ方とか、受け取り方が変わる。
それをご近所さんは音楽で例えて教えてくれたけど、僕はケアに身を置いている時間の方が長いから、ケアに引き付けて考えてみた。
高齢の方の話って異様に前置きが長かったり、話の途中で話が切り替わったり、主観と客観が入り混じったり、主語が抜けて誰の話なのかわからなくなったりする。同年代の人と話を

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日々読み #22

日々読み #22

3/27 晴れ

最近、言葉が自分を助けてくれるような感覚というのがある。
訪問の場でケアをしているとこれでいいのかなという局面にぶつかることが多い。
病院であれば治療や苦痛の軽減といったある種の目標みたいなものが明確にあって、そこにアプローチしていける。しかし訪問看護はその人らしい生き方を支えていくことが目標であって、必ずしも医療的にベターな選択にならないことがある。

医療者という身でありなが

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