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俺の心は桜乃色【ましろ色シンフォニー10周年アンソロジー参加作品】
「桜乃、俺と結婚してくれないか」
俺は一月二十三日―そう、桜乃の誕生日にプロポーズした。正直、今まで付き合っていたのかはよくわからない。でも『付き合う』という段階は無くても良いと思っていた。
毎日同じ屋根の下で生活をする―言うならば同棲と言っても過言ではないと思う。建前上は『家族』であり『兄妹』という関係なのは間違いない。でもそれはあくまで建前であり、桜乃との血のつながりはない。
なら
生と死はすぐ近くにあるという話
日本の若者の死因として大きいのが「自殺」らしい。とはいえ若者は大きな病気にかかりにくいから自殺が死因として多くなるという話もあるが、実情として若くして命を絶つ人が多いのは現状である。
実際に私の周囲であっても、実際に会った人や話した人で自ら命を絶ってしまった人を何人か把握している。その人たちは私から見たら家庭があったり恋人がいたりなど、私よりも幸せな生活を過ごしているように見える人たちだった。そ
こぎつねと触手の守り神:3話目(ましろ色創作【R-18】)桜乃編
「お兄ちゃんまだ起きてこない……」
いつもなら起きてきてるはずの時間なのにまだお兄ちゃんが起きてこない。昨日遅くまで何かしてたみたいだし起きられなかったのかな。
階段を上ってお兄ちゃんの部屋の前に立つ。いきなり開けるのもあれかもと思ってノックをしてみる……けど返事がない。
「お兄ちゃん?開けるよ?」
ドアを開けるとベッドのなかでおやすみ中のお兄ちゃん。起こそうと近づいた時にふと床に落
とある日の朝【録音用SS】
「ねえ起きてよー!起きてってば」
『あともう5分…おやすみなさい』
「それ10分前にも同じセリフ聞いたんだけど?ほら沙羅が作ってくれたご飯冷えちゃうでしょ!?」
『レンジでチンすれば大丈夫…おやすみなさい』
「こーーらーー!いい加減に起きないと遅刻するからね?遅刻遅刻とパン咥えて走ってかわいい女の子とぶつかって恋が始まるなんて展開は無いんだからさっさと起きる!!」
『うるさいなぁ……』
こぎつねと触手の守り神:2話目(ましろ色創作【R-18】)アンジェ編
「おかえりなさいませ!!」
今日も朝から校門の前で掃除をしながら生徒たちを迎え入れる。いつかこの中の誰かが私のご主人様になるのかな―――なんて思いながら。
女子高だった結女にもテストとはいえ男子が登校するようになり、これで私のご主人様探しも一歩前進!!!になればと思いつつも内心私のご主人様はもう……
「うりゅーうりゅー!」
あら、ぱんにゃさんも今日は一緒にお出迎えしてくれるみたい。お
こぎつねと触手の守り神:1話目(ましろ色創作【R-18】)みう編
「コーン……コーン……」
どこからか、か弱いきつねの声が聞こえてくる。
「コーン……コーン……」
神社の木の近くでうずくまっている子きつねをみつけた。大丈夫。今助けてあげるからね。
「見つけた。ほら怖がらなくても良いんだよ。いいこいいこ」
最初は若干怯えていたように見えたけども、段々表情が穏やかになってきたみたい。ちょっとケガしているのが心配だけど……
そっと抱えて学校まで運ん
成人式の日の夜に-2
ゆきの言う次の段階とは、なんなのかと気になって仕方なかった。正直、今の段階でも十分これ以上ないような感じではあるし、これ以上っていったらどうなってしまうのだろう。
弱点探し
「しほの弱点はどこなのかしら?」ゆきが尋ねてきた。私の弱点・・・?そんなの教えるわけもないし、そもそも自分でもよく分かっていない。
「弱点教えてくれないなら、こっちで探してみようかな」
その一言の後、頭からゆきがくすぐり
成人式の日の夜に-1
「昔はこうやってあそんだよね」
気が付くと、私は手足を拘束されていた。あれ。私は…友達の家に遊びに来て…
今日は成人式
今日は成人の日。ついに私も成人式を迎えて大人の仲間入りを迎えることが出来た。・・・といってもまだ誕生日迎えてないから正確には成人しては無いんだけどね。
中々昔の友達とも会えてなかったし、成人式で会えるのも楽しみ。仕立ててもらった晴れ着も綺麗だし、会場に行くのが楽しみだった。
いじめられっこの逆襲
な、なんで私がこんな目に・・・!
さきは両手両足を拘束されて体育館の倉庫に閉じ込められていた・・・。
「今までのこと。許さないからね。」
「きゃっ!いったい!なにすんのよ!」さきが叫ぶ。
廊下でさきがぶつかったのだ。でも謝ることはしない。謝るのは相手なのだ。
さきは学年でも幅を利かせる有力グループのリーダー。いつも持ち上げられて好き勝手している。
でも周りも歯向かえない。もし歯向かったなら待っ
紗愛と謎の神社−3(くすぐり小説)
「いやだいやだ!気持ち悪い離して!!」触手が服の中に入ってくる。でも両手両足も触手に絡まれていてヌルヌルするだけで全く外れない。
細い触手が紗愛の肌をくすぐってくる。「きゃはははだめめめいやだぎゃはははあはもう無理やだきゃははは」細い触手が無防備な脇を掻くように
くすぐってくるたびに、触手の先から粘液が出てきて余計にくすぐったさを倍増させる。
「いやははは苦しいいやだよたすけきゃははははは私が何
紗愛と謎の神社-1(くすぐり小説)
『おひっこし』
「紗愛ー?早く準備しなさいー!行っちゃうわよー!」
下からお母さんの声が聞こえてくる。今日は引っ越しの日。父親の転勤の関係で、慣れ親しんだこの町から引っ越すことになった。
とは言っても、別に二度と来れないような遠いところに引っ越すわけでもなく、隣の隣の県だ。来ようと思えば電車で3時間くらいで来られるので、今までの友達と完全に離れ離れなんてことにはならないのは幸いだった。
父親も、
へんなアルバイト(くすぐり小説)
「笑いに関する調査のアルバイト。」
ふと面白いバイトが無いかなと思ってみていたらこんなものを見つけた。内容としてはタイトルの通りにしか書いていない。
1日間のバイトで給料は2万円。割の良いバイトだ。若干怪しい感じもしたが、見た感じ肉体労働とかでも無さそうだ。それなら良いのかもしれない。この暑い中肉体労働は勘弁だからな。
連絡先に連絡すると、丁寧な対応でさっきまでの不信感は若干無くなっていた。
さくのとの罰ゲーム(くすぐり小説)
「しょうぶ」
いきなり桜乃が話しかけてきた。勝負?何の勝負だろう。「勝負って何の勝負?」
「テストの点数。負けたほうが罰ゲーム」
負けたほうが罰ゲーム?桜乃の考える罰ゲームってなんなんだろう。一日家の掃除?買い出し?マッサージ?
「この中に用意した。」
そういって差し出されたのはティッシュ箱の上を切り取って中に四つ折りにした紙が入ったくじ引きのようなアイテム。そこには10枚程度の紙が入っていた。
りさとふしぎなこえ-あとがき
最後まで読んでくれた人、気になって見ていただいた人。ありがとうです。
結構前から小説書きたいって気持ちはあったんですが、何時も三日坊主。でも好きなことなら書
けるんじゃないかなってことで書いてみました。
一応設定上はりさは高校生設定。なぎは同い年くらい。
ちょっとエロ路線行ってみようかと思ったのですが、高校生設定なので控えて、今後の別作品にちょっと入れてみようかなって考えてます。
なお、この
りさとふしぎなこえ-5(くすぐり小説)
【こえの正体】
昨日はあの後お風呂に入って疲れちゃったのもありすぐ寝てしまった。
今でもなんとなく感覚が残っている。お風呂に入る前に制服を裏返してみたが、いつも通り。特に何かが残っているという事もなかった。
あの声って何なんだろう。というか誰?りさは最近そんなことを考えるようになっていた。くすぐり自体は回を重ねるごとに強くなっていき、段々りさの弱いところを学習してきているような感じまでする。