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バレンタインに開業した話【タイ移住日記2024/02/14】

開業したぜ!!!!という感じではない

私はそんなにイケイケ系ではないことはこの連載を読んでくれている人も友人も家族もみんな知っていると思う。

静かに文章を書いて発信して、少し教育業に噛んで先生をしていて、今運営している一棚書店も業務としてやっていこうという、いたっておとなしくて、人前では目立ちたくない本を読むのが大好きなだけな人間である。

そんな人間が生きていくために見つけた道がたまたまそうであっただけで、開業もたまたまそうした方が都合がよかっただけである。ネットでよく見るような開業しました!!!!!!おめでとう!!!!!という感じではない。

というわけで、日本で開業届を出しましたよ、というだけのご報告。

ネットでよく見る開業したぜ!!!はどこから来るのか

開業についてのハックというか、こんな風にやりましたみたいなことはここでは述べないので、ここまで読んで離れてしまう人が多いだろう。

でもこの後に面白いエッセイを書いていくので、まだまだ楽しんで読んでほしい。ここで離れてしまうなら「いいね」だけ押してページを閉じてもらうと悲しくならなくて済みます。

ネットでよく見る、「開業しました!!!」「(自分の中で)ふぉーーーーおめでとう!」という感じにならなかったのはなぜなのか。

理由はいくつか考えられる。

理由①これから店舗をオープンするわけではないから

これはまあまあデカいと思う。店舗を持つ商売をするならお客さんとのかかわりなどもでき、華々しい感じでオープンできるのだろう。

私はクライアントから記事の依頼をもらい、塾の先生をして、本を仕入れて売る、ということだけなので、私の生活のように静かな起業なのである。

理由②いつ起業するかを決めて走ってきたわけではなく、とりあえず今起業するか、ぐらいだったから

目標を掲げここまで走ってきたというのであれば、その達成感とこれからやるぞ!!と気合は入るのだろう。

私は周りの方からの紹介やご縁があって今この仕事をしているような感じなので、こういう静かな開業なのだろう。

理由③開業することをかっこいいと思ってるわけではなかったから

一番大きな理由はこれかもしれない。
もちろん小遣い稼ぎ以上に、仕事としてしっかりとやっていく覚悟ができないと開業なんてできないので、ある程度それに伴う憧れ、かっこよさはあるのだろう。

でもこれから書く私が開業した理由を見ると、まあ開業ってそんなもんだよな、と思われるでしょう。

開業した理由・動機

理由①:これまでポケットマネーで支出していたものを経費で落としたい

仕事が増えてきて、ポケットマネーでいろんなものを買うのに限界が来たので開業して、その仕事で使う資料や仕事場として温めている家賃を一部経費で落としたいなという、開業の90%の理由がこれ。

こんな働き方もしているし、ライター・教師って知識と経験がモノをいう商売だから資料ほしくても全部ポケットマネーで出してたらなんかもったいないと感じてそれで貴重な資料を取り逃したら、仕事の質にも影響出ちゃうじゃないですか。

振り返るとポケモンと小説以外(ブログをちゃんと運営していきたいので小説は時と場合に応じて)はなんだかんだ仕事に関係することばかりやってるなという感じでそれならできる節税はしようということになり、開業。

まあ、裏金でいろいろしてる政治家たちの金になってしまうかと思うと納税なんてしたくないんですけどね。でもそれで国が運営されているので私たちはきちんと納税して、政治家にはちゃんとしてもらうしかないんですよ。あほらしい。。。


理由②周りの人から見てのニート脱却をしたい

前回のこの記事で書いたように、多分、Twitterやらインスタやらで僕はニートだと友人から思われている可能性が高い。(笑)

ということで、開業届を出すことで(まあみんなが開業届を出したかどうかなんて見るわけはないのだが)、出したと宣言することで、一応仕事やっている人になりたかった。

つまり、どちらの理由もとても利己的な理由なのです。

開業祝いに日本祭に行った

たまたま妻の大学の日本祭で、いろんな出し物があるということで見に行った。

開業届を出して、そこから色んな契約をしたり、経費の計上をしたりしていたら一瞬で一日が終わっていたが日本食を食べれるというだけで疲れが吹き飛んだ。

そこでは学生が舞台でバンドや部活動のパフォーマンスをしていたり、大塚製薬がポカリブース出していたり、チェンマイにある日本語学校のブース、日本料理屋さんが飲食の出店をしていたりと、日本関係の企業、そして領事館の方たちもいらっしゃっており、大学主催の大規模なイベント。

これを学生たちが企画して、スポンサーも集めているのだからすごい。

海外の日本祭好き


世界の各都市で「日本祭り」「日本祭」というものが開かれる。私が日本語パートナーズでインドネシアの西スマトラ州に派遣されていた時もパダンという州都で大学主催で開催されており、仕事としていったことがある。タイ語を勉強しているが、正直なところ半年しか住んでいなかったインドネシア語の方が断然できる。ネイティブとずっと一緒にいることの大事さを身に染みて感じる。

インドネシアでも、タイでもみんな日本愛に溢れていて、おそらく私よりはるかに日本スキ度が高いと思う。私は日本人として日本で20年以上暮らしてきたが、住み心地もある程度良くて、ご飯は日本の味で育ってきてまあまあいい国かなと思う程度で、スキな国という感じでもない。まあそれは母国と言える場所があるからだろうと思うが、日本スキ度は最近のネットをみていると低下していくばかりである。

ロックアレンジが施された『ドライフラワー』

大学生のあるバンドグループ。妻によるといつも大学のイベントでは出ているらしいが、選曲がほぼ昭和・平成初期POPとロック。わからん。

そして唯一最近の曲が優里の『ドライフラワー』。最初は普通の入りだったのだが、いきなりスムーズにロック調に変調。テンポもリズムも違うのにドライフラワー。それを演奏して音も外していないのもすごい。

母語ではないにもかかわらず、めちゃめちゃボーカルもうまい。彼らはYoutubeやっているのだろうか。明らかにその辺のYoutubeに投稿しているバンドよりも演奏もうまい。

ここに動画載せてめちゃめちゃバズらせたい、と思うぐらい、聞くものの心を揺さぶる演奏。新宿駅シンガーも負けてられない。


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