かぼちゃ太郎#大企業を辞めて無職になった僕がタイで大学教員になった妻についてきた話

チェンマイでの日常をエッセイにしています。 旅行会社を辞めて2023年夏にタイ・チェン…

かぼちゃ太郎#大企業を辞めて無職になった僕がタイで大学教員になった妻についてきた話

チェンマイでの日常をエッセイにしています。 旅行会社を辞めて2023年夏にタイ・チェンマイに移住しました。今はライターと塾講師をしています。そして春からは美大生。もちろん絵ではなく、文芸創作に励みます。 ご連絡はTwitterのDM欄からお願いいたします。

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【ブログRe:start 】妻についてタイの京都みたいなところに移住した人の日記を始めます。

何度も生まれ変わるブログ:かぼちゃ太郎この投稿をしてからかれこれ2年。文章を書いていたのはコロナ禍で旅行会社に勤めていた私が何もできず、暇つぶしに始めたものだった。私は2020年度新卒。総合商社並みに人気を博していた旅行会社に内定を勝ち取り、あり得ないぐらいのボーナスをもらっていると聞きウハウハしながら内定しましたの電話に大きな声で「はい!」と答えたのを覚えている。(内定者期間に国の機関からインドネシアに半年間派遣されることが決まりお互いにちょっとどうしようとなったというこぼ

    • 新しい机、私の行方【タイ移住日記2024/4/25-28】

      新しい机でモヤモヤとした気分を晴らすために書いている。大学院のレポートもやらなければならないのに、全く手を付けられていない。妻が急遽入院、そして引っ越しが重なったために、バタバタとし、そしていろいろなものにお金がかかってしまっており、家計が火の車となっている。いろいろなことがあり、体も心も疲れ切ってしまっている。SNS上では気丈に振舞うが、ここではそんなことができない。書くことで心を整えるジャーナリングというものだろう。私のこの日記はこれまでも暗いリズムを写してきた。仕事をし

      • 音ゲーのリズムに合わせてタイピング【タイ移住日記2024/3/30-4/24】

        たッたたた、たッたッたたたたn 後ろで音ゲーに勤しむ若者がいる。その前にベンチがあり、それに腰かけてかたッかたたかッとパソコン上に文字を打ち込んでいく。金がないのでカフェに入らず、エアコンが効いているモールの映画館・ゲームコーナー階に居座るしかないというのがなんとも情けない話だ。 社会人になってから格段にタイピングスピードが上がった。急いでメールを打つ習慣ができたり、電話を受けながらお客さんの長ったらしい話をようやくしながら打ち込んでいたおかげかもしれない。今は会社を辞め

        • 【ラプンツェルのあの名シーン】予約が始まったタイ・チェンマイのスカイランタン祭りを誰よりも詳しくレポートしてみた

          ※こちらの記事は昨年の参加後に12/8、そして1/3の最新情報を加えた、「【タイ移住日記 特別編】チェンマイといえば!イーペン祭り(コムローイ)1万字完全レポート」として掲載したものに、さらに旅行会社の最新情報(予約サイトオープン)について掲載した完全版となります。 さらに、今回は完全無料にて公開しています。チェンマイ在住の元大手旅行会社社員から見た予約事情も交えて最新情報をお届けします!本文はエッセイ調で書かれているため、目次を参考に必要な情報をご覧ください! 新たな情

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          GReeeeNの唄を聞きながら【タイ移住日記2024/3/22-29】

          身体が落ち着かないAmazonのタイムセールがまた始まったと通知が来た。この前の1回目の新生活セールではなんやかんやとバタバタしていたらいつの間にか終わっており、うわあ、せっかく一時帰国するから仕事系のガジェット系を揃えたかったのにと後悔していた。 また日記を書くのが一週間空いてしまった。 めちゃめちゃ書きたいことがあったのに、書けずにうずうずしながら、仕事の調査や執筆、そして春休み中の塾の生徒たちに普段できないような授業案を考えて授業をして、そしてタイ語の授業もして、

          曲名は知らずとも、よく聞く曲がカフェで流れている時。【タイ移住日記2024/03/19-21】

          よく聞いて口ずさめるけれどもタイトルを聞かれるとわからない洋楽がたくさんある。よく行く家のすぐ近くのカフェはたぶん私と同世代なのだろう、少し前(といっても私が高校から大学のころなので余裕で5年以上前)に流行った曲ばかり流れている。ワンディー(イギリスのアイドルグループ。One Direction)現象よりは後だということは一応言っておく。私は歌えるけど、その曲名が一致しないことが多い。 そういえば最近ワンディーの話をした。私にとっては衝撃的な話だった。 テイラー、アブリル

          曲名は知らずとも、よく聞く曲がカフェで流れている時。【タイ移住日記2024/03/19-21】

          悪い夢をみた【タイ移住日記2024/03/18】

          普段あまり夢を見ない、というか、起きた時点で覚えているような夢がないのだが、一昨日久しぶりに夢を見た。しかもそれが悪夢。最悪だ。そういうわけで印象に残っており、夢なのに引きずっている。 ナイトメアそれは仕事に関係する夢である。 ライターになったら職場に行かなくて済むし、仕事イヤイヤ病からおさらばできるのではないかとずっと思っていた。 悪夢の内容は、とてもリアルで、この前の記事、わかりづらすぎて意味わからん、何を書いているんだ、と誰からかメールが来て、しょんぼりしてしまう

          【WEBライター】ボールと友達になっても、アルゴリズムと友達にはなれない。やっぱり本が好きなのだ【タイ移住日記2024/03/17】

          仕事にとりかかろうとしてもどうも手が動かない。 アルゴリズムにとらわれてしまうのが正直きつい。 人々にとって、そして私にとっても検索欄に入れて調べたら欲しい情報を誰かが書いてくれているのはとても助かる。人間の知識欲をふんだんにそそらせるすごい方法を思いついたものだ。 しかしこれを書く側に回った途端にいきなりきつくなる。体もそうだけど、心が。 自分の書いたものを多く見てもらうためにはどれだけおすすめをしても結局アルゴリズムという、だれなのかわからない巨匠が判断して情報を差

          【WEBライター】ボールと友達になっても、アルゴリズムと友達にはなれない。やっぱり本が好きなのだ【タイ移住日記2024/03/17】

          読書量を増やすのはライターにとって良いことなのか【タイ移住日記2024/03/10-16】

          社会人になってからのほうが本を読む 美大大学院に合格し、シラバス的なものを受け取った。文芸創作なので、やはり本を読まなくてはならない。というかどんな専門でも「読む」という行為は切り離せないだろう。大学時代はほとんど小説というものを読まなかった。いやいや、よく思い返すと中学・高校も本はあまり読めていなかったので、小説は読んでいない。 中学・高校では小説がメディア化されたものばかりドラマで放映されていたので、それで「ああこんな内容なのね」と本屋に行かずに流行を掴んでいたと思う

          読書量を増やすのはライターにとって良いことなのか【タイ移住日記2024/03/10-16】

          くしゃみをしても一人【タイ移住日記2024/03/09】

          妻が学会のため週末は出張しているのでタイに来てから初めての一人。 私は出不精なので、正直家を出たくない。最近は大気汚染がヤバすぎて見た目からして茶色い空気だし。外出たらまじでくしゃみヤバい。 一人が嫌いなわけでもないのだけれども、一人でどこかに行くのには、メンタルを一段階上にスイッチを切り替え、温まるまで待たないといけない。でも待ちすぎるとブレーカーごと落ちてしまう。 大学時代京都にいた時はよく一人でいられたな、と思ったけど、よくよく思い出してみたら家が近い下宿生(実家

          note書いてたら、美大大学院に合格した【タイ移住日記2024/2/29-3/7】

          忙しすぎて一週間ご無沙汰してしまった。仕事が増えた上に、一カ月セメスター休みだったタイ語レッスンが3月からまた始まった。週に2、3回。社会人並みに働きながら一日3時間の学習(往復1時間の移動)はなかなかしんどい。小手先のライフハックなんかじゃ打倒できない。 最近嬉しいことがあったので、今日はその話をしようと思い、仕事のやる気をブーストするためにも趣味の執筆を行う。まあ、仕事も執筆なのだが。 半年ちょっと、そして一時期は病みながらnote書いてたらそれが評価されて京都芸術大

          note書いてたら、美大大学院に合格した【タイ移住日記2024/2/29-3/7】

          【第2弾】ライターでありながら、オンライン個人塾で先生をしている私がやっている授業(国語編)【タイ移住日記2024/2/28】

          前回の英語についての授業案がなかなか評判だったので続けて第2弾、今回は国語編。(といいつつ、もともと全部書きたかった) 前回の記事で私がどんな心持ちでオンライン個人塾で働いているかを書いているので今回はいきなり国語の授業案について書いていく。 【国語】学校で随筆を書かなければならないのですが・・・ 中学生の授業の単元で随筆をやっていて、添削してほしいとのことで1時間の授業でやった内容。 随筆とは何か これはなかなか難しい議論である、ということは多くの随筆家、エッセイ

          【第2弾】ライターでありながら、オンライン個人塾で先生をしている私がやっている授業(国語編)【タイ移住日記2024/2/28】

          タイで肺が痛い生活のはじまり【タイ移住日記2024/2/25-27】

          家からドイステープが見えるマウンテンビューにわが家だが、最近はうっすらとしかその形が見えなくなってしまった。 この靄の向こうにはたぶん青空があるんだろう。雲の形はなく、空のすべてが雲のようなものに覆われているので、これは雲ではないとわかる。 PM2.5の季節がついにやってきてしまった。 例年より遅いらしい私は7月から来ており、この大気汚染の季節にはタイには来たことがないので、空気の悪さを体感するのは初めてだ。 例年は2月に入ったら始まるような感じなのだが、今年は2月3週

          オンライン個人塾で先生をしている私がやっている授業(英語編)【タイ移住日記2024/2/23-24】

          ライター以外にもいろんな仕事をしているという話を他のnoteでもしたが、今日は個別指導塾で働いている時に考えていること、意識していること、どんな授業をしているかを書き出してみる。補習校(日本人学校のミニバージョンで、日本人が比較的少ない都市に設置)でも働いているので、そのときとの違いなども含みながら書いていこうと思います。 あくまでも、これはのんびりエッセイ書いている時とは違い、今後自分がどうしていこうかを考える仕事のついでに、公開したらいろんな考えを知ることにもつながるの

          オンライン個人塾で先生をしている私がやっている授業(英語編)【タイ移住日記2024/2/23-24】

          【短編小説】キジバト

          草陰に小さい鳩がいる。これは日本ではあまり見ない種類だ。でもこの鳩の名前はおそらくキジバトだと思う。歩きながらネットで検索する。隣にいる妻に腕を引かれる。やっぱりそうだ。これはキジバトだ。でもこれは私が日本で住んでいた近場では見たことがない。私の見当違いか。それまでは鳩をじっくり見たことなんてなかった。鳩は認知していても、鳩をネットで調べてみようと思ったことなんてなかった。それはキジバトだったからなのか、鳩を認知する以上の領域に私が踏み入れたからなのか。妻の声に気づき、2年前

          情けない仕事論も世の中に存在していいじゃないか【タイ移住日記2024/2/15-22】

          まさか開業報告から一週間も更新できないほど忙しいとは。 やることが進まない開業したから忙しいのではなく、もともとある仕事でなぜかいっぱいいっぱいになってしまっていて、ずっと何らかの作業をしているのにも関わらず、終わりが見えないものばかり。 記事も「2月はタイ語のクラスがないから5本は書けます!」とか豪語したのにも関わらず、まだ半分にも達していない。日本語の資料があまりにも少なく、英語でのリサーチがあり、それもそこまで参考資料がなく、予想以上に時間がかかってしまった。 最

          情けない仕事論も世の中に存在していいじゃないか【タイ移住日記2024/2/15-22】