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曲名は知らずとも、よく聞く曲がカフェで流れている時。【タイ移住日記2024/03/19-21】

よく聞いて口ずさめるけれどもタイトルを聞かれるとわからない洋楽がたくさんある。よく行く家のすぐ近くのカフェはたぶん私と同世代なのだろう、少し前(といっても私が高校から大学のころなので余裕で5年以上前)に流行った曲ばかり流れている。ワンディー(イギリスのアイドルグループ。One Direction)現象よりは後だということは一応言っておく。私は歌えるけど、その曲名が一致しないことが多い。

そういえば最近ワンディーの話をした。私にとっては衝撃的な話だった。


テイラー、アブリル、ワンディーの伝わらない世代


私は以前からこのエッセイで小中学生の塾講師をしているという話を幾度としてきたが、ワンディーについて話したのは中1の英語の授業で、どんな音楽聞く?という話になったのだ。

その際に洋楽の話になったのだが、今の中学生はあまり洋楽を聞かないのだろうか。それともその子がたまたま洋楽と全然関わる機会がなかっただけだろうか。それはわからないが、私的に誰もが知っていると思って例に挙げた、テイラー・スウィフト、アブリル・ラヴィーン、ワンディーすべて知らない、というのだ。マイケルジャクソンはギリ知っているぐらいで、曲が全然わからないという。まあ私も曲名が一致しないので人のことは言えないが、誰の曲かはまだわかる。

大震災の経験がない世代

でもこの出来事は衝撃だった。私は浦島太郎なのか。見当違いのことを言っているのか。

それはそのはずだ、中学生とはある程度の混み入った深い話はできるが、よくよく年齢と生まれた年を考えてみれば、震災の年に生まれているのである。関東の子であっても、震度5強、6を経験して、テレビを必死になって押さえた話なんて実感を持って伝わらないのだ。

小学4年生の社会も教えており、災害についての単元がある。災害と言えば私からすれば、自分が経験した一番最近の災害では、大阪豪雨、そして中学生の時の東日本大震災だ。見聞きしたことも含め、東日本大震災の経験を話しても、どこか空を見てぽかんと口を開けているのである。映像はトラウマになるかもしれないと思い、写真を見せながら説明しているからイメージがつかみにくいのかもしれないが、それにしても大変さがなかなか伝わらない。後世に伝えていくのは大変なのだ。10年もすれば風化する。

両親が私が退職した旅行会社のツアー(しかも私の部門)に参加して東北を巡ってきたのだが、実際に一本松を見られてよかったと話していた。陸前高田の津波伝承館も訪れ、実際にそこで何があったのかというのを知れたとのことだ。大人でも10年もすれば忘れかけているし、実際に経験していないと知らないものは知らない。

聴きなじみの洋楽を聞きながら

昼まで連続で4時間もオンライン授業を行い、疲労困憊。授業中お腹のなかで異変を感じながらも4時間の労働を完遂。そのあと2時間はぼーっとしながらも、よじれるようなお腹の痛みで動けず、結局15時前ごろにこの洋楽が流れるカフェに来た。朝からヨーグルトと腐りかけの牛乳しか口にしていない。多分その乳製品にやられたのだろう。

お腹の痛みが治まっていたので普通にチャーハンとカフェラテを飲んだ。この牛乳は大丈夫だ。

4時間も続けて授業するともう頭が働かない。記事を書かなければならなかったが、結局手に付かなかったのでnoteを書き始めた始末だ。今月本当に忙しすぎてやるべき仕事が全然できていない。タイ語の予習復習をしないとついていけないぐらいに難しくなり、発音記号を書かずに読む練習と発音表示からタイ語に書き起こすのもやらなければならない。タイ語の勉強と子供たちへの授業を考えるので、一杯いっぱいになってしまっている。

このnoteで食えればいいのに、とずっと思っているが世の中そんなに甘くない。趣味が仕事になるなんてインフルエンサーとか怪しい起業家が自分を売り出すための戯言なのだ。




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