森で働く~読む本に困ったら見よ~
この本は題名通り、「森林」というワードが頻出する書籍である。
そこで、私は森林のすばらしさを科学的根拠を交えて記事に記せないだろうかという思考に至った。
ということで私は今夏、グーグルスカラーからの論文を参考にして記事を記すことにした。
テーマは森林のすばらしさである。
森林のすばらしさ
日本国内に居を構えている人であるならば、海外旅行した際に驚くことがあろう。「森スクな」
日本は森林大国である。
日本の森林面石器が国土の66%を占める。(三分の二)
森に囲まれた国、それが日本なのである。
今回は森のすばらしさについて科学的根拠をもと素人ながらに主張していきたい。
まずは森林のリラックス効果について。
森林セラピーの心理的リラックス効果を分析した研究がある。
1地域につき 12名の 20代男子被験者を対象として、全国19地域の都市地域と森林地域で実験を行った。
その結果、
「1)森林環境は都市環境に比較し
て有意に,より快適で,鎮静的であり,自然な感じをもたらすこと,2)有意に高いリフレッシュ感をもたらすこと,3)有意に活気を高め,緊張-不安,抑うつ-落ち込み,怒り-敵意,疲労,混乱といった感情を低下させることが明らかとなった。本研究においては,複数の質問紙を用いて森林浴に対する心理的反応を多面的に評価することにより,森林浴の心理的リラックス効果を評価することができきた」そうだ。
また森林浴について。
森林浴効果を生理的観点・心理的観点から調査した研究によると「1時 間 の森 林浴散 策前後 にお いて得 に男性 にお いてPOMSの 総得点ならび に各感情ス コアが有意 に低 下 した ことで ある。特 に、抑鬱、怒 り ・敵意 、疲労 と混乱の気分が男性で は有意 に軽減 した。ただ、女性で は非森林浴で も同様 に軽減 をみてお り、心理的 な効果の性差」な ども推定 された。
ちなみにPOMSとは 、「医師 、看護 師お よびカ ウンセラーなどが患者の気分の評価 、スポーツにおける心理的ス トレス 、緊張およびリラックスの効果 などの計量心理学的評価方法」である。
そして、森林浴を行う空間によっても違った効果が現れるれるという。
森林浴コースの違いによる心理的効果の比較を分析した研究によると「,「緊張-不安」「疲労」「混乱」の気分尺度得点は,「好きな」「健康な」とい
う総合的な空間評価および「さわやかな」「落ち着く」という空間評価に高い相関があることが明らか
になった。さらに,五感の中で聴覚と嗅覚に関する空間評価が比較的相関が高いことが示された」とある。
以上より、森林には我々人類を過度なストレスから解放してくれるだけでなく、空間の使い方によっては効果の違いがみられるということが明らかとなった。
(参考文献)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjh/66/4/66_4_670/_pdf
森林浴効果の生理 ・心理学的研究https://www.jstage.jst.go.jp/article/onki1962/71/2/71_2_131/_pdf
森林浴コースの違いによる心理的効果の比較(2)
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