ストラスブールのクリスマス(ピアノオリジナル曲)

フランス北東部、ライン川沿いの街、ストラスブールのクリスマスの様子をピアノで表現した曲です。

画像は、ストラスブールの中心部にあるクレベール広場の30メートルもある巨大なクリスマスツリーと人々で賑わうクリスマスマーケットの様子です。

ストラスブールのクリスマスマーケットは、ヨーロッパでは有名で人気が高く、クリスマスのシーズンにヨーロッパを訪れる際は、是非行ってみたい催しの一つです。

ストラスブールのクリスマスマーケットの時期は、レストランやカフェに入るのも予約なしではまず無理な状態です。足休めの意味でレストランを一軒予約しておくと一安心です。

因みにクレベール広場のクレベールという名前は、ストラスブール出身のジャン バティスト・クレベールという18世紀のフランス革命期の軍人の名前から付けられています。

ストラスブールには、ライン川を水路として利用した港があり、川の対岸はドイツ領でドイツ、フランスの国境に位置します。

ストラスブールの意味は、アルザスの言葉で「街道の街」を表し、古くから交通の要として商工業が栄えてきました。

ストラスブールは、中世の頃は、ドイツの母体である神聖ローマ帝国領でしたが、その後フランスが占領し、現在はフランス領となっています。

ストラスブールが属するアルザス・ロレーヌ地方は、昔からドイツとフランスが互いに侵攻を繰り返した土地で、ドイツになったり、フランスになったりで、大変なところとも言えます。

嘗ては、いきなり学校の授業で教わる言葉が、フランス語からドイツ語に変わったりと私たち日本人には、経験のない事が普通な状態になっていました。

ストラスブールの観光地で有名な場所は、まず、街の中心部にあるストラスブール大聖堂が挙げられます。その次にメゾン・カメルツェルという15世紀に建てられた建物に入るレストランで、大聖堂のすぐ隣にあります。

また、中心部から離れた場所にあるプティットフランスという場所は、アルザス地方の古い街並みが残っており、絵本のような世界を味わえます。

この地で有名な人物といえば、先に挙げたジャン バティスト・クレベールのほか、作曲家のモーツァルトが、一時期をストラスブールで過ごしています。

古代においては、ローマ人がストラスブールの地に城塞を築き上げ、この時、街はローマ語でアルゲントラトゥムと呼ばれていました。

その後、ドイツ語でシュトラースブルクと呼ばれる様になり、フランス語風にストラスブールと呼ばれる様になったのは、フランス領になってからです。

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