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2021年下半期に観たドラマと映画

こんにちは。前回の記事で書きましたが、2021年下半期にSVODで観たドラマと映画の中で印象に残った作品と気になっている作品をまとめてみたいと思います。
とっくに年が明けているのに2021年の話ですし、だいぶ長くなりますが、どうか温かい目で見ていただければ…と思います。

印象に残った作品

リピート・ラブ~あなたの運命変えます!~(2018年・韓国)

以前に観た「ゴハン行こうよ(シーズン3)」に出演していたペク・ジニがヒロイン役ということで観ましたが、タイムループでことごとく変わる展開はもちろん、「契約社員の正社員登用」や「労働組合の結成」といった社会派要素も設定に組み込まれていたので、観ていて面白かったです。
カン・ジファンの演技がめちゃくちゃ良かったのに、放映後に起こした不祥事でもう表舞台に出つことが難しいと思うと非常に残念だなぁ…。


イカゲーム(2021年・韓国)

これまでデスゲーム系の作品を観たことがなかったので、新鮮な気持ちで観ることができました。子どもの遊びをサバイバルゲームにきちんと仕上げてくるばかりか、美術セットや衣装・CGも非常に手が込んでいて、ワクワクしながら観てしまいました。
たしかにこの作品のイ・ジョンジェって大泉洋に似ていますね。もうジャージが水曜どうでしょうの釣りバカグのジャージに見えちゃう。


浅草キッド(2021年・日本)

最初、柳楽優弥の「ビートたけし本人そのもの」と言える立ち振る舞いに驚きましたが、その後の千三郎とたけしの揺るぎない師弟関係、特に「捕鯨船」でのシーンには感動しました。しゃべくり漫才のような2人のやり取りの中に師匠への尊敬・弟子への愛が垣間見え、時代背景も相まってより人間臭さを感じさせます。
エンドロールで「企画協力:秋元康」の文字を目にした途端、一瞬にして興醒めしてしまったのはここだけの話ということで(苦笑)。


ドロステのはてで僕ら(2020年・日本)

最小時間・最短距離、おそらく最もスケールの小さいSF映画と言えるでしょう。そして、小型カメラ1台でワンカット風に撮影しているので、撮影技法にも興味を持ちながら観てしまいました。
「サマータイムマシーン・ブルース」や「来てけつかるべき新世界」などSFやファンタジーを得意とする劇団ですので、まだまだこういうアイデアが出てくる上田誠(脚本・ヨーロッパ企画主宰)の頭の中身が気になってしまいます。


EXIT(2019年・韓国)

有毒ガスの危険から逃れるために高いところへ登るだけなんですが、主役2人が事前にロッククライミングやワイヤーアクションなどの技術を身につけて撮影に挑んでいるので、おのずとアクションシーンにリアリティと迫力が出ているように見えます。
展開自体読める部分は多いのですが、個人的にコメディとアクションのバランスがちょうど良く、逃げることにきちんとフォーカスを当てているので、なかなか面白かったです。あと、主演のチョ・ジョンソクはめっちゃ適役ですね。


少女は悪魔を待ちわびて(2017年・韓国)

殺人事件被害者の娘(主役)の加害者への異常なまでの執念深さ、健気な表の顔とサイコな裏の顔のギャップが印象的です。想像し難いほどの悲劇を目の当たりにした人間はそうなってしまうのか…なんて思ったりもしました。
展開的にある意味裏切られた作品のひとつでしたが、警察がポンコツすぎるのは気のせいでしょうか(苦笑)。


テロ、ライブ(2013年・韓国)

テンポがよく緊張感もあって、さもリアルタイムでテレビを観ているような錯覚に陥りました。画角的にもほぼハ・ジョンウの一人芝居で、気付けば画面にのめり込んで観ていました。
序盤のキャスターの思惑がどうでもよくなるほど、メディアと政府の腐れっぷり、警察庁長官のイカレっぷりはなかなかのもの。そういや、犯人の声って「賢い医師生活」のソッキョン先生(キム・デミョン)だったんですね。


タクシー運転手 約束は海を越えて(2017年・韓国)

1980年に起きた光州事件での実話をベースにした映画。物語が常に一般市民の目線に立っていて、序盤のコメディな雰囲気から徐々にシリアスな雰囲気に変わっていくことで、事件がいかに悲惨であったことをしっかり訴えかけているように感じました。
史実を脚色している部分はもちろんある(映画作品なので当然)とはいえ、戦後の韓国を知るきっかけにもなる良い作品のひとつです。


1987、ある闘いの真実(2017年・韓国)

こちらは、軍事政権下の1987年1月に起きた事件から6月の民主化運動(6月民主抗争)にいたるまでが描かれています。
自分が生まれる数年前、飛行機で2~3時間あればアクセスできる隣の国が民主主義とはほど遠い世界だったことを知り、長い期間握っていたその政権を見事に覆す市民の強さには素晴らしく感じました。
高校時代、世界史専攻で東アジア戦後史も学んでいたはずだけど、まだまだ知らないことが多いなぁ…。


気になっている作品

賢い医師生活(2020年・韓国)

ただいまシーズン1を観ている最中ですが、2022年で一番かもしれません(まだ早い)。

このエリアのクレイジーX(2021年・韓国)

これも観ている最中ですが、ドタバタしているけど結構面白いです。

Ð.P. ―脱走兵追跡官―(2021年・韓国)

新聞記者(2022年・日本)

映画が非常に良かったので、ドラマも期待しています。

Don't Look Up(2021年・アメリカ)

House of Cards(2013年~・アメリカ)

ナルコス(2015年~・アメリカ)

今、私たちの学校は…(2022年・韓国)

未成年裁判(2022年・韓国)

国際捜査!(2020年・韓国)

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