絵劃

作家 / アダルトチルドレン / 親からの愛を受け取れず / 毎日、死にたいと思ってい…

絵劃

作家 / アダルトチルドレン / 親からの愛を受け取れず / 毎日、死にたいと思っていた / 親から愛されなかった人・愛を受け取れてない人へ / 親の課題の向き合い方、パートナーとの向き合い方について発信 https://twitter.com/kosei_kaigaku

最近の記事

男は性欲に振り回されるから浮気するってほんと?

男なんて、どうせ浮気するに決まってる 男に絶望している女性は多い。 どうせ浮気されるから、もうその前提でいよう。男なんてどうせ浮気するし。期待するだけ無駄だ、傷つくのはこっちなんだから。そんなの馬鹿みたいじゃない。 別に浮気してもいいわよ。ただ、絶対に私にバレないようにしろよ。浮気がわかったら、お前殺すからな。 このような怒りを抱えている。腑が煮えくりかえっている。 そして我々男も、どこかで諦めている。 だってしょうがねえじゃん。女体を求めるのは男の本能なんだから。おっ

    • 自分らしく生きる、の意味がわからない

      あなたの本音は何? あなたはどうしたいの? あなたはどう生きていきたいの? この社会に生きていると、たまにこう問われることがある。 直接人から言われることもあれば、好きな漫画や小説、エッセイから。 私たちは世の中から「こうあるべき」を押し付けられてきたのに。あなたの感情はどうでもいい、こうしなさいと押し付けられてきたのに。その一方で、「あなたの気持ちは?」と問われ、それをちゃんと出しなさいと言われるのは、あまりにも酷だ。 あなたはどうしたいの? これがガッツリ問われるの

      • 父親を孤独死させるのは悪いことか

        正直…父親のこと、嫌いなんですよね 最近色々な人に会うが、このように言う人がなんと多いことか。 悪い人じゃないんですけどね… でもなんか、すごく無神経なんですよね。 向こうから連絡が来るから返してあげてるんですけど。正直めんどくさいし、嫌なんですよね。 今年は帰省しないのかー? とか、色々言ってくるんですけど。仕事が忙しいから、とか色々理由つけて、もう二年ぐらい実家には帰ってません。 父と母は、私が大人になってから離婚しました。もう私が小さい時からずっと喧嘩していて仲が悪

        • 生き苦しいと、身体中が痛くなる

          首が少し痛い。 肩も痛い。 そして、背中がけっこう痛い。背中の上部、脇付近の背中。鳥で言えば翼が生えている部分。 触れてみるとそれらの皮膚はいずれも、カチカチに堅い。 身体が堅くなってしまうこと、痛みがあること。 それはサインなのだ。生き方にエラーがありますよ、と身体が教えてくれている。 以前、お世話になっている方にアドバイスを頂いた。 首の痛みは、何か自分より強いものに首根っこを掴まれているイメージ。親や世間から「こうすべき」という名の呪いを押し付けられ、首根っこを掴ま

        男は性欲に振り回されるから浮気するってほんと?

          ぼくが幸せにならないと、親は幸せになってくれない

          こどもの不幸はなんだろう 年に一回旅行に行けないことか。 月に一回外食に行けないことか。 学習塾に行かせてもらえないことか。 誕生日にゲームのカセットを買ってもらえないことか。 全然違う。 そんなこと、どうだっていいのだ。 親が不幸であること これが、こどもにとっての不幸だ。親が不幸面をしていることが、最大の虐待なのだ。 わたしは群馬県の田舎に生まれた。平成5年に生まれたが、その田舎は昭和69年だった。新しい時代に喰らい付いていく気概などなく、皆がどうしようもない弱さ

          ぼくが幸せにならないと、親は幸せになってくれない

          怒りはすべて「確認不足」から生まれる

          あのクソ野郎、殺してやる あなたも一度はそう思ったことがあるだろう。あるいは今まさに、そう思っているかもしれない。わたしはその気持ちが痛いほどわかる。もしデスノートを持っていれば、3日もあれば書き切ってしまうだろう。それぐらい、わたしは怒りを抱え、殺意を噛み締めながら生きてきた。 世の中病んでいる。 毎日二件以上、この島国のどこかで人が人を殺している。 新宿駅の小田急線ホームを歩いているとたまに、眉間に深い皺を寄せた浅黒い肌の汚らしい小さなおじさんが「・・・殺す! ・・・

          怒りはすべて「確認不足」から生まれる

          甘えるってなんだ

          甘える、というのがよくわからない。 単語としては知っているが、自分の身体にはしっくりきていない。 都会の、熟練度の高い大人たちは「人にちゃんと甘えなさい」と言ってくれる。 田舎の、思考停止している大人たちは「人に迷惑をかけるな」と言ってくる。 わたしは田舎の、思考停止した大人たちにガチガチに囲まれ、思考停止したまま生きてきた。だから東京の、余裕のある大人たちが放つ「ちゃんと甘えなさい」にはびっくりした。30歳になった今もまだ、さながら幼児のように探り探りだ。 甘える、と

          甘えるってなんだ

          我々はなぜ、現実に負けるのか

          我々人間のほとんどは、現実に負けている。 ふと気づいてしまったのだ。この目を背けたい事実に。 わたしはこの30年間、常にあらゆることに負けてきた。 そもそも現実に負けている、とはどういうことだろう。 これを考える時、逆に「現実に勝っている」とは何だろうと思った。 私なりに、「一切の悩みがない状態」が現実に勝っていると言えるのではないかと思う。 悩みがないのが悩みです、と。 自分を苦しめる事柄が本当にないんです、困ったことに、と。 ちなみに、上記のように言う人は結構な数がい

          我々はなぜ、現実に負けるのか

          どうすれば、「普通の自分」を善しとすることができるのか

          こちらの記事の続きを。 どうすれば、「普通の自分」を善しとすることができるのか。 前回の上記の記事で、 このような記載をしたが、これが答えだと気づいた。 つまり、「俺は愛されていて素晴らしいのだから」と自然と思えていれば、それで完成なのだ。 もう少し具体的に考えてみる。 そもそも普通とは何か。 一旦ここでは、「ありのままの自分」と定義する。 他者と比較して何かが特段優れているわけでもない、「優れていなければ」と勇んでいない、100%脱力した自分。 これを「普通」と定義

          どうすれば、「普通の自分」を善しとすることができるのか

          普通、でいることの恐怖

          普通だね こう言われることは恐ろしい。心底恐ろしい。 まるでこの世界に存在してないみたい。そう言った人間からの視点、だけではなく。実際にこの世界に、わたし、という人間がいないと思わされる。わたし、という人間ではなく有象無象、という一塊のブロックに閉じ込められるような。ブロックそのものみたいな、そんな感覚。 いつから、普通であることを恐れるようになったのだろうか。 考えると、もう物心ついた頃からそうだったのかもしれない。 群馬県の田舎で生まれた。父方の家系は、そこそこ裕福な

          普通、でいることの恐怖

          親殺しは13歳までに

          あらすじ2006年。1日に1件以上、どこかの家庭で親族間殺人が起きている国、日本。そんな国で駿は物心ついた頃から群馬県の田舎で、両親の怒号が響き渡る機能不全家庭で生まれ育つ。両親が離婚し、母親が義理の父親と再婚するも駿は抑圧されて育ち、やがて精神が崩壊。幼馴染のミアから洗脳され、駿は自分を追い込んだ両親への確かな殺意を醸成していく。 国内の機能不全家庭の割合は80%とも言われる。ありふれた家庭内に潜む狂気と殺意を描く。 1章:捨1 これから語るのは、 「臆病者の物語」

          有料
          500

          親殺しは13歳までに

          男という呪い

          1章:女を服従させろ1 2022年7月12日 23時47分 新宿歌舞伎町-ホテル「WAVE D」 幾多 想(いくた そう) 28歳  苦しい。物凄く苦しい。なんなんだこの感覚は。気持ちいい、興奮する、の間違いだろう。 「……!」  彼女の凛(りん)の、艶かしい声と荒い息が部屋内に充満していく。照明を完全に落としているため、ラブホテル独特の内装は視界から跡形もなく消えている。当初はただ闇が在り、凛の男を興奮させるはずの肢体もぼんやりとしか見えなかった。だが今は目が闇に慣

          有料
          500

          男という呪い

          クロユリ

          00 呪い。この世の呪い。親という呪い。子供という呪い。 人または霊が、物理的手段によらず精神的あるいは霊的な手段で、悪意をもって他の人や社会全般に対し、災厄や不幸をもたらさしめんとする行為をいう。 特に人が人を呪い殺すために行うものは、古来日本では呪詛(じゅそ)、あるいは対象を「悪」と見做して滅するという建前の上で調伏(ちょうぶく)と言われることもあった 「悪意をもって」 ? 悪意がなければ、呪いではない? ?? 違う 悪意の有無は問題ではない 受け取り

          クロユリ

          バーベナを探して

           0   もう起き上がれない。廉は遂に、己の限界を認めた。生まれてから29年間、絶対に認めたくなかったが、もう体が言うことを聞かない。     もうこれ以上、頑張れない。高校生の時にパニック障害、大学卒業後に鬱病を発症。それでも薬を飲みながら必死に頑張ってきたが。ぼんやりと、「ああ、死にたいなぁ」と思いながらも踏ん張ってきたが、もう無理だ。あの犯罪者の父親に負けた気がして、絶対に諦めたくなかった。でももう、そんな気持ちすら出てこない。  俺はいったい、何のために生きてきた

          バーベナを探して