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特定技能2号になるための専門試験❸例えば建設業の合格率

 特定技能1号の外国人が特定技能2号になる要件のために、概略でお伝えすると専門試験を受験しなければならないですが、合格するのがとても厳しいという現状があります。

 特定技能1号から特定技能2号への移行のための専門試験に関する分析は、多くの外国人労働者にとって、かつ、受入れ企業にとっても重要な問題です。

(1)専門試験の現状と問題点

  1. 試験の難易度

    • 専門試験は高度な知識や技能を必要とし、特定技能1号で働いている外国人にとっては非常に難しいと感じられることが多いです。

    • 技能実習や現場での実務経験だけでは不十分で、専門的な理論や技術に関する深い理解が求められる場合が多いです。

  2. 試験内容と言語の壁

    • 試験は主に日本語で実施されるため、外国人にとって言語の壁が大きな障害となります。

    • 技術用語や専門用語が多く、日本語能力試験(JLPT)で高いレベルに達していても、専門用語に対応するのは難しいことがあります。

  3. 合格率の低さと一社に貢献した労働者を手放す現実の非情さ

    • 専門試験の合格率が低く、多くの受験者が試験に失敗してしまいます。

    • これにより、特定技能1号から2号への移行が難しくなり、在留期間の延長や家族の帯同が困難になります。

    • 何よりも不合格となると、帰国せざるを得ないこととなります。

    • 不合格者の多数が熟練度が高いです。

    • 優良企業の実習生として5年間さらに特定技能1号として5年間、通算10年間同じ会社に貢献してきた貴重な外国人を手放し帰国させるしかなくなります。

 特定技能1号から2号への移行を円滑にするためには、試験の準備支援や日本語教育の強化が不可欠です。

 これにより、外国人労働者が専門試験をクリアし、安定した就労環境と生活を築くことができるようになります。

 しかし、その試験の準備支援や日本語教育の強化を実際に図っている私たちの支援先企業の中では、毎週、社内教育として3回以上のトレーニングを実践を続けても、専門的な試験内容の日本語の理解の内容はハードルが高すぎると思います。

 現場をずっと見て来たからこそ私にはそのハードルの高さが分かります。

 特定技能2号の在留資格を取得するためには、特定技能2号評価試験に合格することに加えて、 班長または職長として、国交省の定める期間(0.5~3年)の実務経験が必要となります。

(2)平均合格率は10%

 各分野ごとの試験結果の内容を分析しました。

https://jac-skill.or.jp/exam/files/202405jp_result.pdf

令和6年5月建設分野特定技能評価試験結果

https://jac-skill.or.jp/exam/files/202405jp_result.pdf

※自分が該当する職種を1区分だけ選んで受験します。

2号土木

  • 総受験者数: 104

  • 合格者数: 10

  • 合格率: 9%

2号建築

  • 総受験者数: 132

  • 合格者数: 16

  • 合格率: 12%

2号ライフライン・設備

  • 総受験者数: 27

  • 合格者数: 1

  • 合格率: 3%

総受験者数、合格者数、合格率

  • 総受験者数: 263人

  • 総合格者数: 27人

  • 平均合格率: 10%

今日書かせていただいた5月分、、、
特に、建設業分野での合格率がやはり、悪く過ぎる結果となっています。

 やはり、外国人労働者を切り捨てる施策だと私には感じています。

❶試験の正解率の難易度を下げる緩和

❷技術筆記及び実技試験の
 合格基準的75点以上となっていることろ
 60点まで引き下げる緩和

以上を提案したいです。

日本は、将来の日本の社会のために
より良いしくみを構築できるはずです。

5月もとてもお世話になりました。

今月もよろしくお願いいたします。





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