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顧客が求めていない商品は売れない

こんにちは、ジュンヤです。

今日は、”顧客が求めていない商品は売れない”ということについてお話していきます。

いきなりですが、質問です。

あなたにとって良い商品とは何ですか?

思いつきましたか?

もしこれから商品を売っていこうと思う場合、

そもそも良い商品が何なのか

あなた自身が把握していなければ商品を売ることはできません。

ですので、良い商品が何なのか、まずここで理解しておきましょう!

結論から言うと良い商品とは

顧客が満足できる商品

のことです。

「当たり前じゃん」

と思ったかもしれませんが、

実は「性能やスペックが高ければ良い商品」と勘違いしている人は結構います。

スマホを例に解説しますね。

もしあなたが、片手で操作できるコンパクトなタブレットを求めていたとします。

そこで、ショップ定員に

「写真の画質が良いんですよ。しかも最新スペックなので動画編集だってできます!」

iPhone12PROを勧められたらどうですか?

確かに魅力的ではありますが
コンパクトではないので
それはあなたにとって必要ではないですよね。

もし定員に勧められるがまま購入し、
片手で操作できない不便さを感じたら
その商品の評価自体を下げてしまうと思います。

コンパクトなスマホを求めている
あなたにとって「iPhone12PRO」という
ハイスペックなスマホより、
「iPhone12mini」のスタンダードなスマホ
の方が”良い商品”ということになります。

たとえ高額でハイスペックな商品だったとしても、顧客の悩みを解決できなければ良い商品だとは言えないのです。

このように
商品の良し悪しというのは

商品そのものではなく、顧客が判断している

という事を覚えておきましょう。

他にも性能が良かったのに売れなかった例があります。

それが一昔前に話題となった"3テレビ"です。

2011年にアナログから地上波に
変わるタイミングで、
ソニーやパナソニックなどの家電メーカーが
こぞって3Ⅾテレビを押し出し、話題となりました。

そして2012年には、
テレビの総売上の20%まで上がり、
2017年には市場の58%が
3Ⅾテレビに変わるとさえ言われていました。

しかし結果はどうでしょう?

一切聞かなくなりましたよね。

2017年にはソニーが撤退し、
完全に姿を消しました。

あれだけ話題となっていたのにどうして消えたのか…

それは、

家電業界が広告費をかけてゴリ押ししていただけだからです。

もともと業界が勝手に騒いでいただけで、
何十万円も出してまで買い替える需要がなかったわけです。

この例からも分かる通り、
どれだけ性能が良かったとしても
人々から求めていない商品は売れません。

大手の企業が失敗するくらいですから
個人だともっと大変ですよね。

人が商品を買う理由は、”その商品に対して価値を感じるから”です。

価値を感じるかどうかというのは、

時代背景と顧客のニーズ

で決まります。

僕が初めてコンテンツを販売したとき、
恋愛の市場(マッチングアプリ攻略法)
はまだまだ伸びており、
それなりに売上を上げることができました。

それは当時、恋愛コンテンツに価値を感じる人が多かった(ニーズがあった)からです。

しかし今では
YouTubeやブログ、noteを見れば、
恋愛の攻略法はたくさん解説されています。

もしも今、当時と同じような商品を作ったとしてもほとんど売れないでょう。

3Ⅾテレビが売れなかったのも、
人々が求めていなかったからです。

新たなテレビを押し出すタイミングは
良かったのですが、
もともとテレビを真剣に見る人はほとんどいません。

ましてや、3Ⅾテレビはずっと見てると
酔う人もいるし、
目が疲れるだけの商品は需要が少ないのです。

これがVRとかだと、
もしかしたら売れたかもしれませんね。

これから何か商品を
作って売っていきたい人にとって、
この失敗例から学び取れることはたくさんあると思います。

今は、良い商品を作れば売れる時代ではなくなりました。

これからは

「精神が満たされる商品」

が求められます。

お客さんが潜在的に求める欲求を
刺激できる商品でないと「欲しい、手に入れたい」とはならないからです。

プロダクトアウト(商品志向)

ではなく

マーケットイン(顧客志向)

の考え方を持たないと、ビジネスの世界で生き残ることはかなり厳しいです。

「人々が潜在的に求めているもの」を探し出すのは難しい作業ですが、まずは人々のニーズを考えることが重要だと考えています。

ボーっとテレビを見たり、
ただ毎日を過ごすのではなく、
人々のニーズがどこにあるか?

そんなことを考えながら過ごすだけで、日々の生活から新しい発見ができるかもしれません。

まずは、日常生活で人々を観察することから始めていきましょう。

それでは今日はこの辺で。

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